岐阜県の交通事故の件数
2018年の1年間における岐阜県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 4,860件 |
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交通事故負傷者数 | 6,394人 |
交通事故死者数 | 91人(前年比+16人) |
10万人あたりの死者数 | 4.53人 |
高齢者の比率 |
岐阜県は47都道府県中17番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国で15番目に多く、わずかではありますが人口の多さの順位を上回ってしまっており、交通事故減少のため、有効な対策を立てて努力していかなければならない都道府県であると言えるでしょう。
岐阜県の交通事故の特徴
平成27年の岐阜県の交通事故死者数のうち、57.5%が65歳以上の高齢者でした。
平成30年は、死者の増加数は全国3位で、悪かったです。
高齢者が犠牲となってしまう交通事故の増加は、全国で増加しており、岐阜県でも無視出来ない問題の一つとなっています。
この背景には、日本の高齢化が進み、高齢者の人数が増えたというのが当然としてありますが、もう一つ岐阜県ならではの問題も考えられます。
それは、岐阜県がいわゆる「車社会である」という点です。
平成27年の調査によると、岐阜県の人口100人あたりの自動車保有台数は、62.82台で、全国第8位という結果でした。
この結果から、岐阜県民は、自家用車での移動を主な交通手段としている人が多いことがわかります。
車の台数が多くなると、どうしても交通事故は増えてしまい、その結果、高齢者が犠牲になってしまう事故も増加することになります。
岐阜県は、車社会への対策をどのようにしていくべきかが今後の課題と言えます。
また、岐阜県には、飛騨・高山という有名な観光地があり、下呂温泉を筆頭とした名湯も数多くあるので、他県からもたくさんの観光客が車で訪れるため、岐阜県の道路事情に詳しくないドライバーが起こしてしまう事故も発生しています。
渋滞による追突事故に注意
渋滞に巻き込まれると、信号が変わる前に早く右折したい、これを逃したらまた信号待ちになるから今のうちに渡りきりたい、という気持ちが強くなり、無理に交差点に突入して前の車にぶつかってしまい、追突事故が発生してしまいます。
また、渋滞すると、みな車間距離を詰めて運転するようになります。
そうなると、前の車が急ブレーキを踏んだ時、車間距離が短いために対応できず、追突事故に繋がります。
渋滞による追突事故を起こさないようにするため、車間距離を十分に取って運転する、交差点への無理な突入はせず余裕を持って運転するなど、渋滞に巻き込まれた際は注意して運転しましょう。
岐阜県の交通事故が多い交差点
岐阜県で最も交通事故が発生しやすいのは岐阜市です。
その他には、本巣市、瑞穂市、各務原市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
東興町東交差点
国道248号線に市道が交わる、岐阜県岐阜市東興町にある四差路交差点です。
南北に伸びている市道は道幅が狭いという特徴がありますが、その他にはこれといった特徴はないため、脇見運転やぼんやり運転などのいわゆる漫然運転が原因の出会い頭の事故が多発しています。
茜部本郷交差点
岐阜県岐阜市茜部本郷にある、国道21号線と県道183号線が交わる四差路交差点です。
国道は車線数も交通量も多く、周囲には病院や商業施設が立ち並び、常に渋滞しています。
そのため、追突事故が多発しています。
茜部中島交差点
国道21号線岐大バイパスと県道151号線とが交わる、岐阜県岐阜市茜部中島にある四差路交差点です。
交差する両道路は、片側四車線もしくは片側三車線という車線数の多さであり、前述した茜部本郷交差点もすぐ東にあるため、必然的に交通量が多く、慢性的に渋滞しています。
追突事故が多いですが、その他にも右折車と直進車の衝突事故も頻発している危険な交差点です。
鏡島精華1丁目交差点
県道77号線と県道92号線が交わる、岐阜県岐阜市西荘にある四差路交差点です。
交通量の多い主要道路同士が交差しており、周囲には住宅街もあるため歩行者や自転車の姿も目立ちます。
また、南北に伸びる県道77号線に対して県道92号線が斜めに交わっているので、交差点への侵入方向によっては、右左折の際に鋭角となり、見通しが悪く、追突事故が頻発しています。
穂積中原交差点
岐阜県瑞穂市穂積にある、国道21号線岐大バイパスと県道23号線が交わる四差路交差点です。
周辺には多くの飲食店や商業施設が立ち並び、交通量が多く、渋滞が発生しやすいです。
そのため追突事故が多発していますが、車両同士の衝突事故なども発生しており注意が必要です。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:岐阜県弁護士会
登録弁護士数:89名
外国法事務弁護士:2名
(2016年10月1日現在)
岐阜県弁護士会の所在地は、岐阜県岐阜市端詰町22番地で、以下の7箇所にも法律相談所を設けています。
- 岐阜駅前
- 大垣
- 高山
- 八幡
- みのかも
- 多治見
- 中津川
交通事故の無料法律相談場所
岐阜県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
岐阜県交通事故相談
岐阜県岐阜市薮田南5-14-53 OKBふれあい会館1棟5階
058-277-1001
日弁連交通事故相談センター
岐阜 相談所
岐阜県岐阜市端詰町22 岐阜県弁護士会館内
058-265-0020
また、以下の場所では巡回相談を行っています。
可茂総合庁舎
岐阜県美濃加茂市古井町下古井2610-1
(毎月第2金曜日)
飛騨総合庁舎
岐阜県高山市上岡本町7-468
(毎月第4水曜日)
多治見市役所
岐阜県多治見市日ノ出町2-15
(毎月第1木曜日)
※巡回相談の予約受付電話番号は、すべて 058-277-1001 です。
弁護士相談のメリット
交通事故に遭うということは、人生においてそうそうあることではありません。
そのため、事故のショックも手伝って、何をどうしたらいいのか全くわからない方がほとんどだと思います。
しかし、弁護士に相談すれば、どうするべきか的確なアドバイスがもらえ、力になってくれるでしょう。
例えば、相手方の保険会社との交渉です。
1人でやろうとしても、保険会社が提示してきた保険金の額が相応なのかどうかもわからないまま交渉が終了し、大変少ない額の保険金しか受け取れないことも多いです。
そのようなことがないよう、知識が豊富な弁護士に依頼し、交渉を代わりに担当してもらうことで、満足のいく結果が得られることでしょう。
後遺障害等級認定を受けることのサポートをしてもらえることで、後遺障害慰謝料の増額メリットががあります。また、弁護士基準で慰謝料交渉を弁護士がしてくれるので、損害賠償額が増額する可能性がたかまります。
岐阜県で発生した交通事故なら、地域に密着して活動している、地元岐阜県の弁護士に依頼するのが一番です。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
岐阜市・大垣市・関市・中津川市・羽島市・恵那市・美濃加茂市・土岐市・山県市・瑞穂市・飛騨市・郡上市・ 下呂市・海津市・岐南町・笠松町・各務原市・可児市・養老町・垂井町・関ケ原町・神戸町・輪之内町・安八町・美濃市・瑞浪市・揖斐川町・高山市・大野町・池田町・北方町・坂祝町・富加町・川辺町・七宗町・多治見市・八百津町・白川町・東白川村・御嵩町・白川村・本巣市