鹿児島県の交通事故件数
2018年の1年間における鹿児島県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 5,833件 |
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交通事故負傷者数 | 6,819人 |
交通事故死者数 | 64人(前年比-2人) |
10万人あたりの死者数 | 3.94人 |
高齢者の比率 |
鹿児島県は47都道府県中24番目に人口が多い地域ですが、平成28年度における交通事故による死者数は全国で24番目と、人口の多さと同順位であり、取り組み次第では、事故件数をさらに減らし、交通事故の少ない地域を目指していける都道府県であると言えるでしょう。
鹿児島県の交通事故の特徴
平成28年の鹿児島県での交通事故による死者のうち、高齢者の死者数はその6割以上を占めており、高齢者の犠牲を減らす対策をどのように行っていくかが、今後の交通事故件数減少にむけての鍵となるでしょう。
また、年代別に見ると、20代の起こした交通事故の件数が最も多いのが特徴です。
事故の種類は車両対車両が多く、免許を取得し運転に慣れてきた若者が、ついスピードを出し過ぎてしまったり、安全確認がおざなりになったりといった、気の緩みや慢心が原因であると思われます。
また、鹿児島県には有名な指宿温泉をはじめ、その他にも霧島神社や桜島など、自然豊かな観光スポットがたくさんあり、他県からの観光客も車で大勢訪れるため、観光でやってきた鹿児島県の道路に不慣れなドライバーが起こす事故も発生しています。
チャイルドシートの着用率の低さに注意
平成27年にJAFが行った、6歳未満の子どもを対象としたチャイルドシートシートの使用率の調査によると、鹿児島県は49.5%で、全国ワースト4位という結果でした。
チャイルドシート未使用の場合、交通事故に遭った場合の死亡率は、使用時の3倍にも膨れ上がると言われています。
ほんの少し乗るだけだから・・・、とか、膝の上に抱っこしていれば安全!などの考え方は大変危険です。
事故に遭って大切な命を失うことになってからでは遅いのです。
未来を担う子どもたちの命を守るよう、幼児を車に乗車させる際は、保護者は責任もってチャイルドシートを着用させ、安全を確認してから出発しましょう。
鹿児島県の交通事故が多い交差点
鹿児島県で最も交通事故が発生しやすいのは鹿児島市です。
その他には、霧島市、鹿屋市、垂水市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
法文学部前交差点
鹿児島県鹿児島市郡元にある、高麗本通りと市道とが交わる四差路交差点です。
名前の示す通り、鹿児島大学の目の前にある交差点であり、大学の関連施設も付近にあるため、横断歩道を利用する学生の姿が多く見られます。
自転車や車の交通量も多く、右折車と直進車の衝突事故や出会い頭の事故、右左折時の事故など様々な種類の事故が発生しています。
新屋敷交差点
県道20号線に、パース通り、城南通りなどが交わる、鹿児島県鹿児島市新屋敷町にある交通量の多い五差路交差点です。
交差点中央を路面電車が走っており、交差点の面積が非常に広くなっています。また、交差している道路は、車線数が多いため複雑な構造をしています。
周辺には学校や病院もあり、歩行者も多く、横断歩道利用者との衝突事故をはじめ、様々な事故が頻発している危険な交差点です。
高見馬場交差点
鹿児島県鹿児島市山之口町にある、県道20号線と県道21号線とが交わる四差路交差点です。
北西側の道路以外は、中心部に路面電車の軌道敷があるため、スリップ事故が発生しやすいです。
周辺には商業施設も立ち並び、歩行者も車の交通量も多く、追突事故や右左折時の事故も多発しています。
平田橋交差点
国道3号線と市道とが交わる、鹿児島県鹿児島市平之町にある四差路交差点です。
交差点直前の南西部に、もう一本細い市道が交わっており、五差路交差点と言ってもいいかもしれません。
車線数も交通量も多いうえに、右折車が多いという特徴があり、右折時の事故や右折車と直進車の衝突事故が頻発しています。
城山入口交差点
鹿児島県鹿児島市山下町にある、国道10号線と市道とが交わる四差路交差点です。
鹿児島市の中心部に位置し、市役所や裁判所などが近く、また観光地でもある鶴丸遺跡もあるため、交通量、歩行者ともに多く、特に朝夕の通勤時間帯は渋滞しています。
追突事故の発生率が高いですが、右左折時の事故や右折車と直進車の衝突事故なども発生しています。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:鹿児島県弁護士会
登録弁護士数:会員数194名(2016年10月1日現在)
鹿児島県弁護士会は、鹿児島市に本部を置き、以下の場所に法律相談センターを設けています。
- 霧島法律相談センター
- 薩摩川内法律相談センター
- 奄美法律相談センター
交通事故の無料法律相談場所
鹿児島県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
鹿児島県交通事故相談所本所
鹿児島県鹿児島市鴨池新町10-1号県庁1階
099-286-2526
鹿児島県交通事故相談所鹿屋支所
鹿児島県鹿屋市打馬2丁目16-6大隅地域振興局1階
0994-52-2089
鹿児島県交通事故相談所大島支所
鹿児島県奄美市名瀬永田町17-3大島支庁別館2階
0997-52-0999
交通事故に関する警察の相談窓口
鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号
099-206-0110
日弁連交通事故相談センター
鹿児島県鹿児島 相談所
鹿児島市易居町2-3 鹿児島県弁護士会館内
099-226-3765
弁護士相談のメリット
交通事故に遭ってしまった場合、精神的にも肉体的にも大きなダメージを負います。
しかし、ゆっくり治療、療養に専念したくても、保険会社との交渉などで忙しく、休む間もない忙しい日々が始まります。
交通事故の被害者が抱える悩みはそれだけではありません。過失割合に納得がいかない、示談金が妥当かわからない、後遺障害認定が受けられるか不安、保険会社の対応が不誠実など、様々です。
交通事故に強い弁護士は、そういった一つ一つの悩みに適格に応えてくれます。
とくに、慰謝料が弁護士基準に増額することは大きなメリットです。
弁護士に相談、依頼した場合、交渉ごとや、煩雑な手続きのほとんどを任せることができるため、その間、あなたは治療に専念し、一日も早い社会復帰が可能となります。鹿児島県で起こった交通事故の場合、地元の情報や道路事情に詳しい、鹿児島県内の弁護士を探すのが一番良いでしょう。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
鹿児島市・枕崎市・阿久根市・西之表市・垂水市・日置市・霧島市・志布志市・奄美市・南九州市・伊佐市・三島村・十島村・さつま町・薩摩川内市・長島町・湧水町・大崎町・東串良町・錦江町・南大隅町・鹿屋市・姶良市・肝付町・中種子町・南種子町・出水市・指宿市・屋久島町・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町・喜界町・徳之島町・天城町・いちき串木野市・南さつま市・伊仙町・和泊町・知名町・与論町・曽於市