広島県の交通事故の件数
2018年の1年間における広島県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 7,582件 |
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交通事故負傷者数 | 9,277人 |
交通事故死者数 | 92人(前年比+1人) |
10万人あたりの死者数 | 3.25人 |
高齢者の比率 | 58.7% |
広島県の交通関係の指標推移
車両保有台数 | 運転免許保有者数 | 人口 | |
平成27年 | 2,218,147 台 | 1,868,222 人 | 2,869,159 人 |
前年比 | -3,079 台 | 269 人 | -7,141 人 |
平成18年比 | -15,560 台 | 52,502 人 | -1,748 人 |
車両保有台数は減っている傾向がありますので、事故も減少傾向にあります。
平成27年は交通事故の発生件数だけでなく、事故による死者の数も前年より減少しています。
なかでも死者数の数は、平成26年には117人だったのが95人にまで減っており、その増減率は18.8%と、なっています。65歳以上の、高齢者による交通事故や死亡事故は全国的には増加傾向にありますが、広島県ではこちらも減少傾向にあり、死者数も前年と比べると18人減少しています。
平成18年から平成27年までのここ10年間の広島県の推移を見ても、交通事故の発生率は9808件から46.8%にまで減少していることが分かります。広島県ではこのように、交通事故の発生が確実に減少傾向にあり、県が交通安全対策を強化し、その成果が表れてきたといってもよいでしょう。
広島の交通事故の加害者・被害者事情はといいますと、交通事故の発生件数や死傷者数は減少傾向にある広島県ですが、交通事故により死亡した人の数は1年に95人と少なくなく、この数字は全国でワースト15位となっています。中国地方の他県の交通事故で犠牲なった人の数は、島根県で27人、鳥取県で38人、山口県で64人、岡山県では84人です。
平成23年から平成27年までの5年間の推移を見てみると、平成23年は113人、平成24年は125人、平成25年は116人、平成26年は117人、平成27人は95人となっています。このように、平成24年には増加しましたが、平成27年には大幅に減少しています。
広島県警察が発表した、平成27年の交通事故発生状況によると、前年は12479件だったのが11152件になり、1327件減少してことが分かります。事故により負傷した人も13865人、死亡した人も95人と、こちらも前年より減少しています。広島県内の地域別に交通事故の発生状況を見てみると、広島市が最も多く4513件という結果になっており、死者数は22人です。広島市の次に多いのは福山市の2353件、呉市の891件、東広島市の817件と続きます。やはり人口の多い地域は、それだけ交通量も多いため交通事故の発生率も高くなる傾向があります。高速道路での交通事故は、平成27年では190件発生し、7人が犠牲となっています。
広島県は様々な対策を行い、交通事故の発生件数を抑えることができていますが、都道府県別に交通事故の発生件数を見てみると、平成26年では第14位と、全国に47都道府県あることを考えれば、上位に位置していることが分かります。交通事故で犠牲になった人の数は、人口10万人当たり4.1人で、全国の平均的な数字になっています。平成18年では広島県内で20960件の交通事故が発生し、犠牲者も165人と多くなり、社会問題へと発展したほどです。これを受け広島県では、交通事故をなくすべく官民が力を合わせ様々な取り組みを行い、見事交通事故を減らすことに成功したのです。平成18年には20960件だったものが平成27年には11152件ですので、約半数減少させることができています。
最後に広島の交通事故発生状況を見ていきます。広島県は平成26年の段階で全国ワースト14位と、交通事故の発生件数は全国的に見ても高い傾向にありました。ですが交通安全対策を強化したこともあり、平成27には交通事故の発生件数や犠牲者の数も減少しています。
広島県の交通事故が起きやすい道路
広島県の高速道路
中国道、山陽道、浜田道、松江道、広島道、しまなみ海道、広島岩国道路、広島呉道路、尾道道、松永道路、東広島呉道
広島県の事故が多い道路、スポットは渋滞箇所
道照交差点は、追突事故が多い箇所です。元国道375号と国道2号が交差する市内最大の渋滞ポイント。今年10月末までに発生した人身事故の100%が後ろからの追突事故。特に国道2号の広島方面から三原方面への流れで追突するケースが多いです。
藤田沖交差点は、右折事故(右直事故)が多い箇所です。国道375号の東広島市西条土与丸の陸橋の南側にある交差点。後ろからの追突のほか、北方面からの右折車が直進車と衝突したり、右折の車線変更をしたときに後方車と接触したりする事故が発生。夜間の事故が多いです。
東広島警察署前交差点は、こちらも右直事故が多い箇所です。特に歩行者と自転車が多いため、右折する自動車と自転車との津戸津事故、接触事故が絶えません。気を付けましょう。
広大前交番交差点も危険個所です。大学生が多く、歩行者の交通量が多いため事故が起きやすい箇所です。
志和インター(北) 交差点は、トラックなどの商用車が多く、追突事故が多く発生しています。
広島県本日の交通事故のニュース速報は広島県警のホームページで確認できますので参考にするとよいでしょう。(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police/kensu.html)
広島県は無料相談できる法律事務所が多い
交通事故は初回相談無料としている法律事務所が多数存在します。当サイトでも紹介していますが、弁護士事務所に無料相談に対応しているか確認して、対応していれば事務所訪問のアポをとって自分の交通事故のケースに関して相談してみましょう。
広島弁護士会は中国地方弁連に加盟していますが、この広島弁護士会に寄せられた無料法律相談の中にある交通事故センターには、2013年に1年間で1214件、2014年には1120件もの相談が寄せられました。それでも、ここ数年は寄せられる相談件数は減少しつつありますが、この数字は島取、島根、岡山、広島、山口の中国地方弁連のなかで最も多くなっています。山口県は585件、島根県は41件ということを考えると、いかに広島県の数字が高いかお分かりいただけるのではないでしょうか。
広島県は全国で12番目に人口が多いということもあり、それだけ法律相談の件数も多く、弁護士の重要性も比例するように高くなります。「弁護士白書」によれば、広島県の人口1万人当たりの弁護士の数は、2014年の段階で193人となっており、充分な数の弁護士がいると考えてよいでしょう。
広島弁護士会では、県内5ヵ所の法律相談センター(紙屋町法律相談センター、福山法律相談センター、呉法律相談センター、東法律相談センター、備北弁護士センター)で、日弁連交通事故センターが行っている無料の交通事故についての相談を受け付けています。交通事故に遭われた加害者や被害者の方々のお悩みを、解決するためのお手伝いをさせていただきます。
電話相談の受け付けは、毎月10日、13時から16時となっており、法律相談を希望される場合は、事前にそれぞれのセンターに予約を入れるようにしてください。交通事故のことに関して、何かお悩みのある方は、1人で悩まずにまずはご相談ください。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
熊野町・呉市・広島市全域(中区・東区・南区・西区・安佐南区・安佐北区・安芸区・佐伯区)・世羅町・神石高原町・海田町・三次市・庄原市・大竹市・東広島市・廿日市市・安芸高田市・三原市・江田島市・府中町・坂町・安芸太田町・北広島町・大崎上島町・竹原市・尾道市・福山市・府中市