高知県の交通事故件数及び状況
2018年の1年間における高知県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 1,613件 |
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交通事故負傷者数 | 1,791人 |
交通事故死者数 | 29人(前年比0人) |
10万人あたりの死者数 | 4.06人 |
高齢者の比率 |
高知県は47都道府県中45番目に人口が多い地域、つまり全国で3番目に人口が少ない地域ですが、平成28年における交通事故による死者数は全国で38番目に多く、人口の多さの順位を上回っています。
特に、人口10万人当たりの交通事故による死者数は、平成26年までは毎年のように全国ワースト10に入るくらい多かったため、平成27年度の、ワースト10圏外となった状況を続けていくには、交通事故対策に力を入れて取り組んで行かなければならない都道府県であると言えるでしょう。
高知県の交通事故の特徴
高知県での平成27年の交通事故による死者数は30名で、そのうち19名が65歳以上の高齢者であり、なんと死者数全体の6割以上を占めていました。
高齢者の死亡事故をどのようにして減らしていくかが今後の大きな課題となるでしょう。
自転車利用者による交通事故が多発しているのも高知県の特徴の一つで、特に中学生、高校生による自転車事故が増えています。
これは、中高生が「並進」という違反をしていることが原因になっていると考えられます。並進とは、2台以上の自転車が並んで走ることであり、友達と並んでおしゃべりをしながら自転車で走る中高生の姿が多く、そのせいで車や歩行者への注意がおろそかになるなど、交通事故の大きな原因となっています。
各家庭や学校で自転車の危険性や交通ルールをきちんと指導することが大切です。
また、高知県は坂本龍馬の出身地であり、たくさんの龍馬ファンや歴史ファンが、そのゆかりの地を訪ねに他県から車で観光にやってきます。
そういった、高知県の道路に不慣れなドライバーが起こす事故も発生しています。
高知県の交通事故が多い交差点
高知県で最も交通事故が発生しやすいのは高知市です。
その他には、南国市、香南市、安芸市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
JR朝倉駅前交差点
高知県高知市朝倉丙にある、県道38号線と県道274号線と県道386号線とが交わる四差路交差点です。
交差点中央には路面電車が走っており、そのせいもあって交差点が広く、交わる道路も車線が分離していたりなど、複雑な形状をしています。
また、名前の通り、朝倉駅の目の前にあるので、交通量も多く、朝夕の通勤時間帯は渋滞しやすいため、追突事故を筆頭に、右左折時の事故や出会い頭の事故など様々な事故が発生しています。
川ノ瀬交差点
国道56号線と産業道路とが交わる、高知県高知市川ノ瀬町にある四差路交差点です。
交差点上部にも道路が走っている立体構造であるため、中央部にはその橋脚があり、視界を遮るので大変見通しが悪くなっています。
歩行者の見落としが多く、歩行者との衝突事故が多発しています。
中宝永町歩道橋交差点
国道56号線と国道32号線が交わる、高知県高知市中宝永町にある四差路交差点です。
車線数も交通量も多い国道同士が交わるうえに、交差点中央を路面電車が走っているため交差点の面積が広く、右左折の際は、対向車にばかり気を取られ、横断歩道の確認がおざなりになり、横断歩道利用中の歩行者や自転車に衝突してしまう事故が発生しやすいです。
はりまや橋交差点
高知県高知市はりまや町にある、国道32号線と県道34号線が交わる四差路交差点です。
両道路とも車線数も交通量も多く、さらに路面電車が走っているため、交差点が広く見通しが悪くなっています。
また、繁華街の付近にあり、周辺には商業施設が立ち並び、歩行者の姿も多く見られます。
そのため、歩行者や自転車との衝突事故など、重傷事故も発生している危険な交差点です。
下田分岐交差点
国道56号線と県道20号線とが交わる、高知県四万十市古津賀にある四差路交差点です。
北西から南東へと伸びる県道20号線に対し、国道56号線が湾曲して交わっており、Xの形状をしているため、交差点への侵入時の方角によっては、対向車が見えにくい構造をしています。
右折時の事故が多発しており、その他にも右折車と直進車の衝突事故や追突事故、左折時の事故など様々な事故が発生しています。
弁護士会の概要
弁護士会の名称︰高知弁護士会
登録弁護士数︰会員数88名(2016年10月1日現在)
高知弁護士会の所在地は、高知県高知市越前町1丁目5番7号です。
交通事故の無料法律相談場所
高知県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
高知県交通事故相談所
高知県高知市丸の内1丁目2番20号 高知県庁4階
088-823-9578
高知弁護士会法律相談センター
室戸法律相談所
高知県室戸市領家87番地 室戸市保健福祉センターやすらぎ
佐川法律相談所
高知県高岡郡佐川町甲1650-2 佐川町役場
幡多法律相談所
高知県四万十市中村京町1-17 幡多信用金庫本店
(上記相談所の電話番号はすべて088-822-4867です)
日弁連交通事故相談センター
高知 相談所
高知県高知市越前町1-5-7 高知弁護士会館内
088-822-4867
弁護士相談のメリット
治療方針に関する適切なアドバイス
交通事故によって怪我を負った場合、救急搬送されるような大怪我は別として、むち打ち症や腰痛、ヘルニアなどの神経症状については、事故直後には症状が発覚せず、後になって発覚することもあります。
こういった症状の治療先については、病院であれば整形外科ですが、他にも接骨院や整骨院なども対応している場合があります。ここで問題になるのが、どこで治療を受けるかによって、後に受け取る治療費や慰謝料に影響を与える可能性があるということです。
加害者側から正当な慰謝料などの示談金を受けとるためには、交通事故による怪我の治療過程が医学的見地から見て「適切」なものでなければなりません。
ですから、交通事故後にどの医療施設で、どのような治療を受けるかが、のちの示談交渉において非常に重要なのです。
交通事故に強い弁護士は、交通事故発生直後からご相談をいただくことで、どこでどのような治療を受けるべきなのかについて、丁寧にアドバイス致します。
誤った治療方針を選択してしまうと、本来もらえるはずだった治療費や慰謝料が貰えなくなってしまう可能性がありますので、十分注意しましょう。
精神的サポート
交通事故後の示談交渉は、通常、加害者側の保険会社と交渉することになります。ただし、加害者側の保険会社はあくまで「加害者側の味方」ですから、加害者側の都合のいいように一方的な言い分を押し付けてくることもあります。
また、保険会社の示談担当者は多くの示談交渉をこなすプロ中のプロですから、示談交渉の初心者である被害者自身が直接対応すると、不利な条件を突きつけられる恐れがあります。
このように、交通事故発生直後から症状固定までの間、被害者自身が示談交渉の矢面に立たされると、精神的、肉体的に非常に厳しい思いをすることになります。
交通事故に強い弁護士は、交通事故発生直後から積極的に事件を受任することで、被害者様の代理人として保険会社との折衝を行いますので、被害者様が保険会社と直接会話をする必要はございません。そのため被害者様は怪我の治療のみに専念することができるのです。
治療費の打ち切り防止
交通事故の治療を続けていると、およそ3ヶ月~6ヶ月程度が経過した段階で、加害者側の保険会社から「そろそろ治療は終わっていますよね」という連絡が入ることがあります。
これがいわゆる「治療費の打ち切り」です。
保険会社は、事故の程度や怪我の内容に応じて、一定の期間が経過すると一方的に治療費の打ち切りを打診してきます。
この際、被害者様ご自身が対応すると、そのまま治療費打ち切りで押し切られる可能性があります。
交通事故に強い弁護士は、この一方的な治療費の打ち切りに断固たる姿勢で対応致します。また、万が一打ち切りを打診された場合にも、今後の適切な治療方針や通院頻度などについて丁寧にアドバイス致します。
後遺障害認定の等級獲得
交通事故の示談交渉において、最も大きく示談金が増額する要素が「後遺障害」です。後遺障害は、交通事故が原因で治療が終わっても一定以上の症状が残った場合に、後遺障害認定を受けることで認定された等級に相当する後遺障害慰謝料を加害者側に請求することが可能になります。
交通事故に強い弁護士は事故発生直後の早い段階から被害者様のサポートに入ることで、適切な等級が認定できるよう徹底して対応致します。
このように、交通事故発生直後から交通事故に強い弁護士が対応することで被害者様にとって非常に大きなメリットがあり、またそれは最終的に「示談金増額」に直結します。だからこそ、交通事故に強い弁護士はこの「交通事故発生直後からのサポート」に全力で力を入れています。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
高知市・室戸市・安芸市・南国市・土佐市・須崎市・宿毛市・土佐清水市・四万十市・香南市・香美市・東洋町・奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村・芸西村・本山町・大豊町・土佐町・大川村・いの町・仁淀川町・中土佐町・佐川町・越知町・梼原町・日高村・津野町・四万十町・大月町・三原村・黒潮町