群馬県の交通事故件数及び状況
2018年の1年間における群馬県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 13,087件 |
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交通事故負傷者数 | 16,727人 |
交通事故死者数 | 64人(前年比-3人) |
10万人あたりの死者数 | 3.27人 |
高齢者の比率 |
群馬県は47都道府県中19番目に人口が多い地域ですが、平成28年度の交通事故による死者数は62人と全国的に見ると26位で比較的死者数は少ないようです。また、死亡事故発生率については0.46%と全国42位と非常に低く、交通死亡事故の発生率が非常に低い都道府県とも言えます。
ただ、人口1000人あたりの交通事故発生件数を見てみると6.88%と意外に高く全国6位という不名誉な結果です。つまり群馬県は交通死亡事故の割合は少ないものの、交通事故が発生する確率は他の都道府県に比べると高いということがわかります。なお、この傾向は栃木県と全く逆のパターンです。また、負傷者数も全国トップ10に入るほど多いです。
群馬県の交通事故の特徴
群馬県は人口に対し交通死亡事故の発生率は非常に低く0.46%と優秀な数値を記録しているものの、交通事故については人口1000人あたりの交通事故発生率が全国6位と交通事故が発生しやすい地域となっています。
特に、県庁所在地がある前橋市と新幹線も通っている高崎市の交通事故が多いようです。前橋市については、国道17号線東国文化歴史街道沿いの各交差点で交通事故が多発しており、また高崎市の場合はゴルフ場が多いため、東京都からゴルフにやってきた車が慣れない道路を運転して交通事故を起こすケースがあるようです。
群馬県は死亡事故につながる大事故こそ少ないものの、通常の交通事故については、人口比率からしても比較的多く発生しています。
これを受けて群馬県警では「交通安全思いやり通報運動」を実施しており、交通事故に遭遇する恐れがある危険な歩行者を発見した場合に110番通報するよう呼びかけています。特に2017年2月末までの死亡事故の66.7%が高齢者であり、高齢者が交通事故に巻き込まれるのを防ぐためには、危ないと気がついた人から警察に通報して交通事故を未然に防ぐことが重要です。
また、群馬県は最近世界遺産に認定された「富岡製糸場」があり、そこへ向かう観光客と、その周辺にあるゴルフ場へ向かう車とで、土日は道路が非常に混雑します。
特に国道254号線西上州やまびこ街道や、その北側を東西に走る富岡バイパスは、交通量が多いため注意が必要です。ゴルフに向かう人は朝早く車を運転することも多いでしょうから、居眠り運転をしないよう、運転する際には十分注意しましょう。
群馬県で交通事故が多い交差点
群馬県内の平成28年度における交通事故発生件数が比較的多いのは、県庁所在地がある前橋市で3268件です。次いで多いのが高崎市で3135件です。
どちらも人口が群馬県の中でも1位、2位の密集地域ですが、これは人口10万人あたりの発生件数で比べたとしても1位、2位のため、やはり前橋市と高崎市は交通事故が多いと言えます。
なお、その他の地域で交通事故の発生件数が1000件を超えているのは伊勢崎市の1438件と太田市の1625件です。なお、群馬県内で交通事故が発生しやすい交差点は以下の通りです。
元総社町南交差点
群馬県前橋市元総社町にある四叉路交差点です。
国道18号線東国文化歴史街道が南北に走っており、そこに交差する市道の交通量が多いため、渋滞が発生しやすくなっています。また、すぐ西側に関越自動車道の前橋料金所があるため高速道路を利用する車の通行も多く注意が必要です。
また、県道10号線に抜ける小道の道幅が狭く、元総社町交差点に向かって運転に注意が必要です。
元総社町東交差点
群馬県前橋市元総社町にある四叉路交差点です。
この交差点は国道17号線東国文化歴史街道と上越線を超えて東の県道13号線に接続する一般道が交差しており、国道を跨ぐように陸橋が設置されていることと、交差道路が直線で交差していないため、交差点に進入した車の走行距離が長くなり、車線数も多いため交通事故につながりやすい傾向です。
古市町交差点
群馬県前橋市古市町にある四叉路交差点です。
すぐ北東側に上越線の新前橋駅があり、そこへ向かう車と、上越線をくぐって国道17号線東国文化歴史街道に抜けたい車が交差するため、比較的渋滞が発生しやすくなっています。
荒牧町交差点
群馬県前橋市荒牧町にある四叉路交差点です。
ここは国道17号線と県道76号線が交差しており、どちらも片側3車線の大きな道路のため、交差点面積が広く、右左折時の接触事故が多く発生しています。交通量も多く、信号待ちをする車で度々渋滞するため、これによる追突事故にも注意が必要です。
表町一丁目交差点
群馬県前橋市表町にある四叉路交差点です。
ここは東西に国道17号線東国文化歴史街道が通っており、それに対し南北に抜けている県道11号線が交差しています。県道11号線を南に抜けてJR前橋駅方面へ向かいたい車と、国道17号線東国文化歴史街道を関越自動車道前橋料金所方面へ向かいたい車が交差するため、交通量が多く渋滞しやすくなっています。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:群馬弁護士会
登録弁護士数:会員数278名(2016年4月1日現在 )
群馬県前橋市大手町3-6-6
TEL:027-233-4804
FAX:027-234-7425
交通事故の無料法律相談場所
群馬県では以下の場所で、交通事故の相談を行っています。
群馬弁護士総合法律センター
群馬県前橋市大手町3-6-6
027-234-9321
群馬県交通事故相談所
群馬県交通事故相談所 027-243-2511
県庁本庁舎23階
日弁連交通事故相談センター
前橋相談所
群馬県前橋市大手町3-6-6 群馬弁護士会館内
027-234-9321
太田相談所
群馬県太田市新井町516-1 GSEビル2階
027-234-9321
高崎相談所
群馬県高崎市宮元町298 勝ビル1階
027-234-9321
弁護士相談のメリット
交通事故に遭うと、保険会社の提示する不当に安い慰謝料や、治療打ち切り、納得いかない過失割合など、被害者が2度泣くことが少なくありません。
交通事故に強い弁護士に相談することで、裁判例に基づく反論や、感情的にならずに示談交渉をプロに任せられるなどメリットが大きいです。
一方、弁護士費用が高額になるのではないか?という心配もありますが、弁護士費用特約には加入していれば、自己負担0円で弁護士に相談することが可能です。
また、加入していなくても、後遺障害認定されれば、慰謝料増額分は弁護士費用より高額になることがおおいため、弁護士依頼は十分にメリットがあります。
なぜ後遺障害認定の弁護士サポートが重要なのか?
交通事故において後遺障害認定が重要な理由、それは「後遺障害慰謝料」の額が高額な事にあります。
例えば交通事故でむち打ちの後遺症が残り、その結果後遺障害認定12級に認定された場合、当事務所であれば加害者に対してさらに290万円程度増額して請求することができるからです。これは、後遺障害に認定されることで、通常の入通院慰謝料の他に「後遺障害慰謝料」を請求できるようになるからです。
つまり、後遺障害に認定されるかどうかで、慰謝料総額が大幅に増額するのです。
後遺障害認定は医師が決めるわけではない
被害者の方の中には、後遺障害認定は医師が判断していると思っている人がいますが、これはそうではなく、自賠責損害調査事務所で判断されます。
そのため、等級を獲得するためには、後遺障害認定特有のポイントを押さえた内容の後遺障害診断書を作成しなければなりません。
ですが、医師は医療のプロであって、後遺障害認定のプロではないため、本来なら認定されるような症状の方でも、後遺障害診断書の書き方が的を射ていないがために、非該当となってしまっている事例も数多くあります。
交通事故に強い弁護士であれば、後遺障害診断書を適切にチェックすることができます。
無料相談を受け付けている交通事故に強い弁護士が多いため、一度、自分の事故のケースに関して相談してみるとよいでしょう。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
前橋市・高崎市・桐生市・伊勢 崎市・太田市・沼田市・館林市・渋川市・藤岡市・富岡市・安中市・みどり市・榛東村・吉岡町・上野村・神流町・下仁田町・南牧村・甘楽町・中 之条町・長野原町・嬬恋村・草津町・高山村・東吾妻町・片品村・川場村・昭和村・みなかみ町・玉村町・板倉町・明和町・千代田町・大泉町・邑 楽町