滋賀県の交通事故の件数
2018年の1年間における滋賀県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 4,212人 |
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交通事故負傷者数 | 5,316件 |
交通事故死者数 | 39人(前年比-16人) |
10万人あたりの死者数 | 2.76人 |
高齢者の比率 |
滋賀県は47都道府県中26番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国で31番目に多く、人口の多さの順位を下回っており、交通事故の少ない都道府県と言えるでしょう。
しかし、滋賀県は事故の少ない現状を維持し、さらなる交通事故の減少を目指していくための努力や対策を怠らないことが重要です。
滋賀県の交通事故の特徴
平成27年の滋賀県の交通事故による死者数73名のうち、39名が65歳以上の高齢者であり、死者数全体の過半数以上を占めていました。
高齢者の方が犠牲となってしまう事故は、全国的に増加している傾向にありますが、他の都道府県では、歩行中の高齢者が亡くなってしまう事故がその多数を占めているのに対し、滋賀県では自動車運転中の高齢者の死亡事故のほうが多いのが特徴です。
これは、高齢化に伴い、注意力、判断力が低下してしまったことによる運転ミスが多くなった高齢者ドライバーが増加しているという原因が考えられます。
滋賀県は、高齢者への運転の指導や、免許の返納をどのように促していくかが今後の課題でしょう。
もう一つの特徴として、平成27年に自動車乗車中の交通事故で亡くなった方のうち、13人がシートベルト非着用だったということが挙げられます。
この中には、もしもシートベルトを着用していれば、死亡事故には至らなかったケースが何件か含まれていたと検証されています。
平成27年のJAFの調査によると、滋賀県の一般道での運転者のシートベルト着用率は全国ワースト8位、助手席の同乗者の着用率に至ってはワースト5位という順位になっています。
シートベルト着用率を高めていくことも、滋賀県の交通事故死者数を減らすための重要な鍵でしょう。
また、滋賀県には、琵琶湖や彦根城などの有名な観光スポットがあり、県外からも多くの観光客が車で訪れるため、滋賀県の道路に不慣れな他県のドライバーが起こしてしまう事故も発生している点も見逃せません。
滋賀県の交通事故が多い交差点
滋賀県で最も交通事故が発生しやすいのは大津市です。
その他には、草津市、守山市、彦根市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として有名です。
野洲川橋西詰交差点
滋賀県野洲市野洲にある、国道504号線と市道とが交わる四差路交差点です。
西方面の道路は緩やかな坂道になっており、大変見通しが悪いです。
また、信号機が設置されていないため、県道504号線が優先道路にも関わらず、違反をして飛び出してくる市道側の車も多く、出会い頭の事故が多発しています。
市民ホール前交差点
滋賀県の県道42号線と市道とが交わる、守山市三宅町にある四差路交差点です。
名前の通り、守山市民ホールのすぐ前にある交差点なので、歩行者や自転車の往来が多く、横断歩道利用者と車両との接触事故が発生しやすいです。
その他、追突事故や出会い頭の事故なども多発しています。
野村中央交差点
滋賀県草津市野村にある、県道42号線と市道とが交わる四差路交差点です。
周囲には飲食店や商業施設が立ち並び、また、市道を南東へと進むと草津駅に通じているため、常に交通量が多く、歩行者や自転車の姿も目立つ交差点です。
歩行者もしくは自転車と車両との接触事故が頻発していますが、右折時の事故も発生しやすい交差点です。
馬場三丁目16番50号付近交差点
滋賀県国道1号線と市道とが交わる、大津市馬場三丁目にある三差路交差点です。
コンビニエンスストアの目の前にある交差点のため、車で訪れる買物客も多く見られます。
市道から交差点に侵入して右折する際に、国道1号線の交通量が多く、スピードを出している車も多いので、出会い頭の交通事故が多発しています。
藤尾交番前交差点
滋賀県大津市追分町にある、国道1号線と県道35号線が交わる三差路交差点です。
国道1号線の東側がカーブしており、非常に見通しが悪いです。
信号機が設置されていないため、一時停止規制があるにも関わらず、県道側から無理な右折をしようと侵入してくる車が多く、出会い頭の事故が頻発しており、地元の人でも交通事故に注意して運転している危険な交差点です。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:滋賀弁護士会
登録弁護士数:143名(2016年10月1日現在)
滋賀弁護士会の所在地は、滋賀県大津市梅林1丁目3番3号です。
交通事故の無料法律相談場所
滋賀県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
滋賀県立交通事故相談所大津本所
滋賀県大津市松本一丁目2番1号 大津合同庁舎3階
077‐528−3425
滋賀県立交通事故相談所彦根分室
滋賀県彦根市元町4番1号湖東合同庁舎2階
0749‐27−2230
日弁連交通事故相談センター
滋賀 相談所
滋賀県大津市梅林1-3-3 滋賀弁護士会館内
077-522-2013
弁護士相談のメリット
交通事故に遭ってしまった場合、誰しもが大きなショックを受けるものです。
交通事故の辛い経験は、思い出したくもない、早く忘れてしまいたい出来事でしょう。
しかし、交通事故に遭ってしまった後は、保険会社との交渉や煩雑な手続きが待ち構えていおり、忘れたくとも、なかなか忘れさせてくれません。
しかし、滋賀県の交通事故弁護士に相談し、依頼した場合、交渉ごとや手続きなどをあなたに代わって担当してもらうことが出来るため、相手方の保険会社からの連絡なども弁護士に行くようになり、嫌な体験と向き合わずにすむことになります。
滋賀県の交通事故に強い弁護士は法律や交渉ごとにおいてのプロなので、安心して任せることができ、納得のいく形での早期解決が望めます。
初回相談は無料で行っている弁護士も多いので、まずは相談だけでもしてみるのがいいでしょう。
突然の治療打ち切り、加害者に誠意がない、過失割合に納得がいかない、示談金が安いのではないか?、休業損害が少ないなど、示談にまつわる被害者の悩みは少なくありません。法律の専門家である弁護士に相談することで、これらの悩みが解決できます。
滋賀県での交通事故なら、地元滋賀で活躍している地域に根ざした弁護士に依頼するのが一番です。
弁護士に依頼することで、慰謝料が弁護士基準になり、増額する可能性が高ります。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
大津市・彦根市・長浜市・近江 八幡市・草津市・守山市・栗東市・甲賀市・野洲市・湖南市・高島市・東近江市・米原市・日野町・竜王町・愛荘町・豊郷町・甲良町・多賀町