道路整備の不備が原因で交通事故が起きた場合の責任は誰?

道路整備の不備が原因で交通事故が起きた場合の責任は誰?

交通事故は、加害者の過失によってのみ発生するわけではありません。

例えば、あなたが県道をバイクで走行中に、舗装が行き届いていない穴のあいた箇所があり、夜中でその部分が見えにくかったためバイクごと転倒し大けがを負ったとします。一見すると自損事故のようにも見えますが、被害者からすれば、道路の穴さえなければ交通事故は避けられた、と思うはずです。

では、こういった場合、あなたは誰かに損害賠償請求ができるのでしょうか。

1.国や公共団体に請求できる可能性

通常の交通事故のケースとは違い、冒頭のようなケースでは、「国家賠償法」という法律が関係してきます。

国家賠償法第2条
道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があつたために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。

本来、県道などの道路は国や公共団体が管理者として管理しています。「設置または管理の瑕疵」とは、具体的に言うと以下のようなケースが当てはまります。

  •  今回の事例のように道路に穴があいている場合
  •  大きな段差が生じている場合
  •  道路の一部が崩壊している場合
  •  路上に何らかのものが放置されている場合
  •  その他何らかの整備不良や管理不行き届き

これらが原因で交通事故が発生した場合は、管理者である国や公共団体に対して、危険な状況を放置して修復を怠ったとして、国家賠償請求(国に対する損害賠償請求)が可能です。

道路を管理する国や公共団体には、道路を安全に使用できるよう常に気を配って管理をする義務があるのです。

2.道路の整備不備が原因の交通事故も弁護士に相談

このようなケースでは、すぐに国家賠償請求訴訟を起こすのではなく、まずは道路を管理する国や公共団体と任意で話し合うことが大切です。

ただ、被害者本人が窓口に行って「責任を取ってくれ」と訴えたところで、相手にしてもらえない場合もあります。
このようなケースでは、交通事故に強い弁護士に相談し、証拠を揃えた上で交渉する事が大切です。

google 広告 記事下

この記事が役に立ったらシェアしてください!