歩きスマホで車や自転車にぶつかった場合、過失割合はどうなる?

歩きスマホ

衝突責任はどこへ。歩きスマホをしたことがありますか?

最近はスマホを使ってできるゲーム、いわゆる「ソシャゲー」がとても流行っていて歩きながらスマホの中で冒険している人たちがたくさんいます。また、メールやアプリ、SNSなどに夢中になっていて前方すら見ずに歩いている人もいます。一昔前までにはなかった光景ですが、こんな状態で慰謝料が発生するような大きな事故は起こらないのだろうか?と疑問に思いちょっと調べてみました。

東京都消防庁の調べによると、平成22年から平成26年までの5年の間で歩きスマホ、自転車スマホなどスマホに関連して発生した事故によって衝突し救急搬送された人は、なんと152人にものぼるそうです。

つまり年間平均で東京都消防庁管内だけで30人もスマホが原因で事故に遭い搬送されているのです。この数値は、4年前との対比で数倍近くに上っていることから、スマートフォンの爆発的な普及が交通事故増加の原因であることは間違いないとみられています。

また、注目すべきはスマホで事故にあった人の年代です。歩きスマホというと無意識に「若者が多いのでは」と思ってしまいますが、実は違います。事故にあった人を年齢別に区別すると、なんと40代の人が最もスマホによる衝突事故が多いのです。若者ばかりを責めてはいけません。

さらに事故の形態を見ると、スマホ事故のおよそ4割が何かに「ぶつかって」怪我をしています。ちなみに他には「転ぶ」、「落ちる」といったケースがあるそうです。データによるとスマホ事故のおよそ8割が入院の必要がない軽症のようですが、万が一歩きスマホによってぶつかった相手が歩行者同士の事故ではなく「車」だった場合はそうはいきません。車と接触事故はタダですはすみません。

歩きスマホで車や自転車にぶつかった場合、過失割合はどうなる?

さて、本当に気になるのはここからです。

歩きスマホが原因で車や自転車にひかれた場合、その過失割合にはどのように影響してくるのでしょうか。

はっきり言いましてこれについてはまだ多くの判例が出ていないので、あくまで見解となります。

先日名古屋地裁で歩きスマホに関する判例が出ましたので、これを参考に解説したいと思います。(平成26年12月26日判決)
この事故は、自転車が歩きスマホをしていた歩行者に衝突したという事例でしたが、結論から言うと歩きスマホ側には過失割合は認定されませんでした。
ただし、このケースでは、自転車が歩道を走行しており、歩道上で歩きスマホと衝突しているため、「歩道上では歩行者が最大限保護されるべき」という原則に従った判決になったと思われます。

この判例により次のようなことが考えられます。

1:歩きスマホをしていても、歩道上、および横断歩道上などの場合は、車や自転車が交通事故を起こさないよう最大限注意する義務があるため、たとえ相手が歩きスマホだとしても、大幅に過失割合が修正されるのは難しいと思われます。(ただし、事故の態様によっては一定の考慮はされる可能性はあります)

2:歩きスマホが原因で車道に飛び出してきたような場合は、歩きスマホ側に基本過失割合から修正が入る可能性があります。

結論としては、歩きスマホは多少ないしどのような交通事故でも過失割合の修正要素として十分考慮される余地があると思われます。交通事故被害に遭わないためにも、歩きスマホは気を付けましょう。

ポケモンGO(ゴー)で「歩きスマホ 事故」多発で大丈夫?

海外で人気の任天堂のスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」が2016年7月22日、ついに日本に上陸しました。これを受けて警視庁交通部は急きょ同日、ゲームをしながらの危険な「歩きスマホ」をしないよう呼び掛ける異例の街頭指導を実施しています。

海外では、「死体を発見した」「立ち入り禁止区域に入り込んだ」「崖から落下した」「歩行者同士が衝突した」など、各国で社会問題を引き起こしているポケモンGOですが、これはまさに日本で以前から問題視されてきた「歩きスマホ」の危険性は社会問題されています。ゲームに夢中になりすぎて、交通事故の被害にあったり、高齢者にぶつかって加害者になる可能性もあるので、気をつけましょう。

歩きスマホ状態の歩行者が、他人にぶつかってケガを負わせれば、それは実質的に「歩道上の交通事故」として認識すべきでしょう。

たしかに自動車の交通事故と違い、警察に報告する義務まではないですが、かえって、警察が仲裁でる案件でもないため、被害者側が非常に怒って法外な要求をされた場合、自分で解決するしかありません。

ゲームをやっていて相手に怪我をさせた場合、責任は自分にあることをわすれてはなりません。

まとめ

歩きスマホは、事故の被害に遭うので気を付けましょう。運悪く、交通事故被害に遭ってしまった場合は、歩きスマホが過失割合の修正要素になりうる可能性もあると覚えておきましょう。

ながらスマホをなくせば、防げる事故はたくさんあります。過失相殺をされるかどうかという問題ではなく、ながらスマホは社会悪ですから、犯罪かどうかに関わらず絶対にやめましょう。

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