交通事故の加害者が守るべきお見舞い6つの鉄則

交通事故の加害者が守るべきお見舞い6つの鉄則

注意!お見舞いに行く前の確認事項

交通事故を起こし相手に怪我を負わせてしまった場合、加害者は損害賠償や示談の心配で頭が一杯でしょう。

しかし、まずは速やかに被害者のお見舞いに行くべきです。

まず、自分が加入している保険会社の担当者に連絡します。そして、お見舞いに行きたい旨を伝え、相談します。保険会社が顧問弁護士に依頼している場合、お見舞いに行きたいと顧問弁護士に相談をして下さい。

ただ、追突事故・もらい事故のように、一方的に加害者側に過失がある場合は別ですが、交差点事故のように、お互いに過失がある場合には、いきなり当事者同士が直接面会することは注意が必要です。

なぜかというと、お互いに「自分よりも相手のほうが悪い」という心理が働くので、病室で激しい口論になったり、極端な場合、怒鳴り合い・殴り合いの喧嘩になったりする可能性があるからです。

また、加害者が被害者から不当に高額な賠償金を要求され、勢いに押されて承諾してしまうこともあります。
加害者が過剰な賠償責任を負わされないために、示談代理交渉する保険担当者がいます。口頭で納得のいかない損害賠償の約束してしまわないように、示談交渉に関しては保険会社に任せるのが良いでしょう。

では、上記をしっかりと踏まえた上で、交通事故の加害者がお見舞いをする場合に守るべき6つの鉄則を解説していきます。

鉄則1.菓子折りを持参する

示談交渉が成立した後なら、被害者の人柄も少しは分かっている頃だと思います。
受け取ってくれそうな人なら、菓子折りを持って行くと良いでしょう。熨斗(のし)は必要ありません。

ただ、もし被害者が感情的で、誠意が伝わりそうにない人なら、菓子折りを持参するのは控えましょう。受け取った菓子折りを食べたことで具合が悪くなったと、後日言いがかりをつけてくる可能性も0ではありません。

心配な場合には、菓子折りではなく花にしたほうが良いでしょう。

鉄則2.現金は持っていかない

被害者のお見舞いに行ったとき、誠意を理解してもらいたい一心で、お詫びを兼ねた現金を渡したいと考える方もいると思います。

しかし、お見舞いに現金を包むことは避けましょう。何故なら、「この程度の金額で済まそうと思っているのか!」と思われては本末転倒だからです。

しかし、それでもどうしても渡したい場合は、賠償金の一部であることを説明した上できちんと領収書をもらって保管しておきましょう。
そうしないと、被害者が病院での治療を終えて示談交渉の席に着いたときに、「あれは見舞い金として受け取っただけだ」と言われてしまう可能性があります。「言った、言わない」というトラブルを避けるためにも、領収書は必須です。

もっとも、それ以前に、お見舞いは簡潔に謝罪だけで終えることが大事です。お金の話をすべき場面ではありません。

「申し訳ない」という気持ちを伝えることが重要なのです。

鉄則3.面会時間は長くて5分

家族や友人への面会なら、医師や看護師が認めた範囲なら、面会時間が長くなっても問題ないでしょう。心配してお見舞いに来てくれたことが何よりも心の不安やストレスを緩和してくれるかもしれません。

しかし、交通事故の被害者をお見舞いするとなると、話は180度変わってきます。被害者は加害者の顔を見ただけで事故の瞬間を思い出して心の負担になったり、それが原因で血圧が上昇したりするなどの不調をきたすことさえあります。

それを踏まえると面会時間は長くても5分程度にとどめるべきです。

鉄則4.謝罪は電話ではなくお詫び状を書く

意外と気付かない人が多いのが、被害者にお詫び状を送ることです。

お詫び状は加害者として最低限の謝罪です。必ず書くようにしましょう。

「交通事故の当日すぐにお見舞いに行って謝罪の気持ちは伝えたし、後日あらためてお見舞いに行くことも伝えてあるので、そこまでしなくても良いのではないか?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、たとえお見舞いに行って被害者に誠意が伝わったと感じたとしても、それは加害者の思い込みでしかありませんし、被害者が一人で病院にいるところにお見舞いに行った場合は、被害者のご家族には加害者の誠意は届きません。

被害者が若年者の場合、被害者自身よりもご家族のほうが不安や怒りを感じていることがあります。被害者のご家族にも多大なご迷惑をおかけしたことを詫びる気持ちをきちんと「形」で示すためにも、お詫び状は不可欠です。

電話でお詫びを伝えことは良くありません。必ず詫び状を送るようにしましょう。

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鉄則5.服装は地味めに

お見舞いの際の服装も、できる限り地味なものにしましょう。

あまりに派手だったり、高価な装飾品をつけていたりすると「高い示談金を請求できるのでは」と認識される可能性もあります。

普段着でも構いませんが、相手の心象が悪くならないように服装も選びたいものです。

大事なことは、被害者の気持ちをまず考えることです。被害者の方が自分の恰好を見てどう思うのかを考え、服装選びにも、細かい身だしなみにも気を配り、「謝罪」の気持ちを伝えるようにしましょう。

鉄則6.お見舞いはできれば毎日行く

(1) 初回のお見舞いは当日か翌日

初回のお見舞いは、交通事故の当日か翌日には行くべきです。

事故直後は手術中で面会できないかもしれません。しかし、だからといって病院を訪問せず、担当の医師や看護師に顔見せもしないというのは、誠意に欠ける態度です。足を運んだという事実を残しましょう。

また、面会できるようになるまで、できるだけ毎日行きましょう。

(2) 効果的なタイミング

その後も、できれば毎日お見舞いに行くべきですが、どうしても事情があって難しい場合は、効果的なタイミングで改めてお見舞いに行きましょう。

  • 術後1週間ほど経って、被害者の体力が回復した頃
  • 入院後1ヶ月ほど経って、人恋しくなる頃

このような時期が良いでしょう。

面会を重ね、被害者の方から「あなたも仕事があるでしょうから……」などの言葉をもらえたら、加害者の誠意は伝わっていると考えて良いでしょう。

まとめ

以上、交通事故の加害者がお見舞いをする時に守るべき鉄則を紹介しました。
最後にもう一度まとめると、交通事故の加害者がお見舞い時に守るべき鉄則は6つあります。

  • 鉄則1.菓子折りを持参する
  • 鉄則2.お見舞いに現金は持っていかない
  • 鉄則3.面会時間は長くて5分
  • 鉄則4.謝罪は電話ではなく、お詫び状を書く
  • 鉄則5.服装は地味目に
  • 鉄則6.お見舞いはできれば毎日行く

以上です。

詳細は個々の事情によって異なりますが、加害者の方は、被害者の方に心から申し訳ないという気持ちと誠意をしっかり伝えましょう。

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