駐車場の当て逃げで泣き寝入りしない!逃げ得への対処法

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ショッピングモールや、スーパー・コンビニの駐車場に車を止めて買い物へ行き、戻ってきたら

  • 車に傷がついていた
  • 大きく愛車の側面がへこんでいた

加害者らしき車はすでにいなくなっている、ということは比較的良くある当て逃げのケースです。

この場合、被害者は、泣き寝入りするしかないのでしょうか?この場合、逃げ得だと考える加害者にどのように対処すればよいのでしょうか?対処法に関して解説致します。

なぜ、当て逃げは起きるのか?

日本のスーパー、コンビニ、コインパーキングは狭い敷地内にたくさん自動車を駐車させようとしていますので、基本狭いです。ぶつけ易い環境に、日本のドライバーはさらされていることにまずは気付きましょう。

バック駐車中、隣りの車にぶつけた!

混んでいる駐車場。満員駐車場の中1台分の駐車スペースを見つけた!さあ止めようとするとき、普段慣れていない駐車場に止めようとしているので、実は難しいです。

普段ならハンドルの切り返しタイミングポイントとして使っている、建造物、ポール、目印がないからです。また、隣りの車が斜めに駐車される、展開する空間が狭いと難易度はさらに上がります。

ぶつけずに駐車するコツは、教習所で学んだ”直角曲がりのバック駐車”ではなく、自動車の頭とケツを上手にふって、駐車することですが、これは経験を重ねてコツを学ぶしかありません。

関連オススメ(外部サイト)→【コツ】初心者が駐車場で焦らず車庫入れする方法【方向転換】

更に、後続車に煽られていると、ついつい焦ってしまい、運転が下手だと思われたくないという、余計な羞恥心がさらに邪魔してしまうことがあります。

うまくみせようとバック駐車しようとするときや慌てて駐車する時、隣りの車にぶつけるということがよく起こります。

バック駐車で、ハンドルを切るタイミングが遅く、なおかつ、手前の車ばかりを気にしてると、奥の車のドア部に、ぶつけたりします。

逆にハンドルを切るタイミング早すぎてバックすると、手前の車に、サイドのドアをぶつけたりします。

無事に駐車!出ようとしたらドアパンチ!

日本の駐車場スペースはとにかく狭いのです。これを忘れてはなりません。
幅 2.5m × 長さ 5.0m 車路幅 5.0m →これが日本の標準駐車場スペースです。

それに対する、日本の代表車両の寸法です。

全長全幅全高代表車種
軽自動車3.41.481.65ムーブ、ワゴンR、アルト、ミラなど
小型車4.51.681.5マーチ、ヴィッツ、フィット、イストなど
中型車4.81.71.5カローラ、プリウス、スカイラインなど
ワンボックス4.81.72.0セレナ、ステップワゴン、デリカ、エスティマなど
大型車5.21.871.5クラウン、レクサス、シーマ、ベンツなど

駐車場幅2.5mに対して、日本の大衆車プリウスの全幅1.7mです。つまり、車両間隔は、それぞれが真ん中に止めたとしても、80cmのスペースしかなく、ドアを全開にしたら、必ず隣りの車にぶつかる可能性が高いということを頭に入れておきましょう。(ちなみにプリウスのフロントドアは横幅は1m以上ありますので、直角にあげれば、必ずぶつかると頭に入れておきましょう)

よって、ドアパンチによって、駐車場で物損事故、接触事故が起きる可能性が高いのです。

自転車が駐車場の車を通り抜けようとして車にぶつけた!

駐車場には、自動車だけではなく、スーパー、コンビニでは自転車も駐輪します。自転車は、とにかく急いでいる方がおおいですので、無理に駐車している自動車間を通り抜けようとして、自転車と車が物損事故、接触事故、ぶつけたりするのです。

なぜ、加害者は「当て逃げ」を選ぶのか?

「かすり傷」だし「気づかない」という選択

また、駐車場でおきる「接触事故」「ぶつけた事故」「ぶつけられた事故」「物損事故」は、かすり傷の些細な事故が多いのです(些細な事故に思いたい)。ドアパンチで、塗料が相手車についたけど、拭けば取れるレベル。傷がついたけど、かすり傷で良く見ないと気づかないという軽度な接触事故が多いのです。「気付きませんでした」といえば良いレベルが多いです。

だから、シラを切ろうという発想がどうしても産まれます。加害者は、「当て逃げ」「逃げる」という選択肢をとるのです。但し、その当て逃げには多くの問題が含んでいます。

加害車両を見つけた場合と、加害車両が分からない場合(目撃者もいない)場合で分けてご説明します。

加害車両を見つけた場合すべきこと

万が一走り去る加害車両を見つけた場合は、出来る限り車のナンバーを記録しましょう。メモがすぐに見つからなくても、携帯電話のカメラや動画で撮影することで記録が可能です。しかし、残念な事に、当て逃げ事故の場合はナンバーが分からないまま逃げられてしまうとその後加害者を捜し出す事はほぼ難しいのが現状です。

私有地のような駐車場は、原則、道路交通法の適用を受けないため、このような物損事故が発生したとしても、正式には「交通事故」として扱われません。※不特定多数の車や人が通行するような公共性の高い駐車場の場合は、事故として扱われ、道路交通法の適用がある場合もあります。

そのため、警察が当て逃げとして本格的に捜査を行なう事も期待出来ないため、出来る限り犯人を特定する手がかりは自分自身で確保するという気持ちが必要です。

「ドライブレコーダー」「防犯カメラ」は立派な証拠です

目撃できていなくても、最近はドライブレコーダーを搭載している車が増えてきています。当て逃げ現場の近くに駐車中の車で、ドライブレコーダーで当て逃げの様子を撮影していた車がいないか探してみましょう。

また、駐車場には防犯カメラが設置されている所も増えております。スーパーなどであれば、事情を説明して、防犯カメラの録画データを見せてもらうように致しましょう。

そこでポイントになるのが「防犯カメラ・監視カメラ映像」です。

マンション駐車場当て逃げの場合

最近のマンションであればかなりの確率で駐車場内の当て逃げ対策のような防犯カメラがついていますので、それを確認してぶつけた加害者を捕まえましょう!なお、マンションに付いている防犯カメラ映像は、管理組合の承認がなければ個人情報の関係で開示ができない場合もありますので、その場ですぐに見せてもらえないこともあります。

また、防犯カメラ映像は、画像が荒いことも多く、車のナンバーが完全に特定できない場合もありますが、車種やナンバーの一部、運転手の風貌など加害者をある程度推測できるレベルでも十分に使えます。

なお、証拠能力について気にされる人もいますが、それはあくまで警察での手続きを終えて裁判になった場合の話です。重要なことは、損害賠償請求をするあなた自身が、「この人が当て逃げの犯人で間違いない」と確信が持てるかどうかです。

そもそも、マンション駐車場の当て逃げの場合、同じマンションに住む住人である可能性が高く、相手側の車にも当然に傷が残りますので、ドアを開けた時の傷の高さ、場所で、防犯カメラと一緒に立派な証拠になります。

※修理に出される前に対応が必要です。

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加害車両がわからない場合すべきこと

それでも、加害車両が分からない当て逃げをされた場合は、泣き寝入りせず、必ず警察へ連絡しておきましょう

軽い当て逃げの場合は警察の捜査は期待出来ませんが、稀に後日良心の呵責に耐えかねて加害者が自ら警察に出頭してくる事があります。その際に被害者から届出が出されていないと、せっかく犯人が見つかってもあなたに連絡が出来ないので、必ず警察には連絡しましょう。

泣き寝入りしないこと

「駐車場の当て逃げは、どうせ物損事故で、警察も扱ってくれない!」とあきらめがちです。
しかし、あえてここは「逆転の発想」で、加害者の良心の呵責や恐怖心から出頭することを期待して警察に連絡するのです。

「当て逃げがばれる」という不安心理が生まれる

当て逃げした加害者は、「やばい、逃げろ」という心理がはたらいて、その場で、「気づかなかったフリ」をしてたちさるのが犯罪学の心理です。ただ、その後、「目撃者がいたらどうしよう」「駐車場の監視カメラや防犯カメラにナンバーが映っているんじゃないか?」など等、おもいが生じ調べ始めます。

防犯カメラや目撃者、ドライブレコーダーに映っていればアウト

当て逃げの見つかる確率は、「80%見つからない」といった論調が多いですが、「防犯カメラ」「目撃者」がいれば、ほぼアウトと記載しているサイトが多いことも事実です。そのことから、罪悪感が生まれ、出頭してくるケースは少なくはないのです。

また、被害者が”「損害額」の問題ではなく、「心の態度」「道徳的な問題」と感じ、徹底的に調査してくることを、加害者は恐れています。「理屈でない、憤り」でうごく被害者に対して、常に、加害者は恐怖を覚え、「謝罪して心理的な負担から開放されたい」という心理がうまれることもあります。

ドアパンチから逃げ切る方法

駐車場内でのドアパンチは加害者を特定することが極めて難しい行為のため、一番重要なことはそもそもドアパンチ被害を回避・防止することです。

空いている場所に車を停める。

当然ですが、混んでいる場所や、駐車が難しいスペースに車を停めると接触のリスクが高くなります。多少遠くても空いている駐車スペースを選んで駐車しましょう。

新車や高級車の近くを選ぶ

駐車場の当て逃げ&ドアパンチはパンチした側にもダメージが残ります。つまり、新車や高級車に乗っている人は、自分がドアパンチしないよう細心の注意を払っている可能性が極めて高いのです。つまり、当てられる可能性が低いということです。

反対に、古い中古車やかすり傷だらけの車の場合は、所有者ががさつだったり、多少の傷を気にしない可能性があるため要注意です。

防犯カメラの視界内に駐車する。

万が一のことがあった場合に、自分の車が駐車場の防犯カメラに映りこんでいないと犯人が特定できません。必ず防犯カメラの視界に入る場所に車を停めましょう。もう面倒な場合は警察の目の前に置くとか・・これはダメか

ドアパンチをガード!防止&対策グッズ

先程ドアパンチの物理的要因でも話しましたが、そもそも駐車場やコインパーキングでのドアパンチは発生しやすいということを前提に「防御対策」を講じることも重要です。

ドアガード

具体的には、「ドアガード」などドアパンチ対策用の硬質ゴムやスポンジなどマグネット式で付け外しできるものが販売されていますので、それらを取り付けることで万が一ドアパンチされても車体へのダメージを防ぐことができます。

ドアエッジモール/ドアエッジプロテクター/ドアディフェンダー

具体定期には、「ドアエッジモール」「プロテクター」「ドアディフェンダー」と呼ばれるものがありますので、ドアのエッジに1時間程度、1つ1万以下でうっていますので、それを取り付けることで、隣の車に迷惑をかけないようにできます。メーカー純正のプロテクターもありますので、購入して、取り付ける、あるいは、納車時に取り付けてもらうというのがよいでしょう。

加害者特定対策

当て逃げ&ドアパンチされた直後から録画を開始するドアパンチ専用の防犯カメラがあります。これを取り付けることで、万が一ドアパンチされたとしても、加害者を特定して警察に出頭させ刑罰をくらわし示談金&弁償させることが可能です。

スライドドアの車に乗る

小さいお子さんをお持ちの家族であれば、後部座席にのることが多いお子さんに何度いってもドアパンチは避けられません。よって、開閉式のドアではなく、スライドドアの車に乗るのが、最適な「ドアパンチ対策・防止」ともいえるでしょう。

ドアパンチの修理代相場&補修費用

ドアパンチによる損害は、ケースによって様々です。今回は、修理費が10万円前後まで高騰する可能性があるケースについて解説します。

1:ドアが凹んでしまった場合
傷跡だけではなく、物理的に凹ましてしまった場合は、パーツ自体を取り外して施工しなければならないため修理費が高額になる傾向にあります。プリウスの場合、ドア1枚につき、15万~20万円程度することがあります。

2:破損箇所がドア上部の場合
車高の高い車が低い車に対して駐車場でドアパンチすると、高い位置に損傷を与える可能性があります。あまり高い位置だと修理の際に車種によってはウィンドウの取り外しも必要になるらしく、修理費が高額になることがあるようです。

加害者が見つかった場合の修理の対処法

このケースの場合、加害者が見つかれば加害者の加入している保険会社の対物賠償責任保険によって修理代を負担させる事が出来ます。物損事故は自賠責保険では補償されないため、万が一加害者が任意保険に加入していなければ、直接本人に修理代の実費を損害賠償請求する事になります。なお、物損事故の場合は原則、慰謝料の類いの請求は認められませんのでご注意下さい。

加害者が見つからなかった場合の修理の対処法

自分の車両保険を使う。

自身が車両保険に加入していれば、それを利用して修理代を捻出します。但し、当て逃げをされて加害者が特定出来ていないような状況で車両保険を利用すると、自動車保険の等級が3等級下がるため、翌年以降の保険料が値上がりしてしまいます。

自己負担で修理する。

軽微な修理であれば、下手に車両保険を使って保険料が上がってしまうよりも、自己負担で直してしまう方がマシな場合もあります。この辺りは保険内容をよく確認して検討しましょう。

保険は適用される?当て逃げしたかも?という方へ

実は、駐車場でドアパンチによって車両に損傷を加えた場合は「対物賠償保険」が適用できる場合があります。適用できるケースは限られますが、車の乗降時であれば保険会社によっては保険金がおります。

また、ドアパンチではなく荷物を車に乗せようとしてその荷物が隣の車にあたってしまい、結果傷をつけてしまった場合は、なんと「火災保険」が適用できるケースもあります。

火災保険には「個人賠償責任保障」というものがついているケースがあります。通常、火災保険の個人賠償責任保障は自動車事故には適用できませんが、上記のようなケースはそもそも自動車事故にあたらないため、保険金がおりる可能性があります。

当て逃げを弁護士相談する時の注意

当て逃げ被害に遭った場合は、弁護士費用特約を使って弁護士相談、解決することがあります。

当て逃げされた後、逃げた加害者が逃げ切れないと判断し、しばらくしてから名乗り出てきたものの、自分に過失はないと一点張りの主張するケースもあります。「駐車違反に止めていたのが悪い」「駐車場の枠線からはみ出していた」等です。

その場合、保険会社同士の話し合いでは決着ががつかないため、結局裁判をする必要がでてきます。

当て逃げは、10:0で相手に責任があるため、弁護士特約を使えます。弁護士特約に加入していれば、相手がごねても弁護士を付けて裁判で対抗していきましょう。

弁護士特約が入っていないような場合、物損事故の損害額がさほど大きくない場合、むしろ弁護士費用が高く付いて費用倒れになる確率が高くなります。

当て逃げのような物損事故の場合、弁護士費用特約が加入している場合なら、相談して解決をはかることも、一つの方法だと覚えておきましょう。ただ、物損事故は受け付けない弁護士もいるため、弁護士費用特約で物損でも対応できるか?確認してから相談するようにしましょう。

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