東京都23区外の交通事故の特徴
東京23区の場合は、車に乗っている人の多くは仕事や観光で乗っている人が多いのですが、東京23区外の場合は車で生活をしている人も多いため、日常の足として車を利用しています。また、幹線道路で直線区間が多いため、前方不注意による追突事故や夜間の速度超過が原因による交通事故なども多発しています。
特に青梅街道など直線が長い道路については、夜間パトカーが集中的に巡回しています。
東京23区外の交通事故が多い道路
東京23区外の交通事情としては、やはり幹線道路や高速道路での交通事故が多い傾向です。平成28年の警視庁統計データによると、その中でも特に交通事故が多い道路は以下の通りです。
高速道路
中央自動車道
交通事故発生件数:上り53件 下り20件
東京都23区外においては、三鷹市、調布市、国立市、府中市、日野市、八王子市、相模原市、上野原市、大月市などを経由し最終的には長野県長野市や山梨県富士吉田市へと繋がっています。東名高速と方向はほぼ同じで平行して走っていますが、中央自動車道の方はカーブが多く、見通しが悪く急勾配が多いため交通事故が発生しやすい傾向です。
また、中央自動車道は交通事故が多い要因の一つに「車線」の少なさがあります。東名高速、関越道、東北道、常磐道、東関東自動車道などについては通常6車線ですが、中央自動車道については開通当時、周辺道路の交通量がそこまで多くなかったため、4車線で作られました。ところがその後に多摩地区や八王子地区の人口が増加したため、あっという間に渋滞が発生しやすい高速道路になってしまったのです。
首都圏中央連絡自動車道
交通事故発生件数:内回り18件 外回り12件
一般的には「圏央道」と呼ばれています。東京都23区外では、八王子市、青梅市、羽村市などを経由しています。なお、圏央道にはサービスエリアが設置されておらず、またガソリンスタンドについても菖蒲パーキングエリアのみにしかないため、通過する際には事前にしっかりと休憩を取り、また給油しておくことをお勧めします。なお、最近では海老名ジャンクションでの大渋滞が問題視されており、設計ミスとまで言われています。
幹線道路
青梅街道
交通事故発生件数:511件
東京都23区外において最も交通事故が発生しやすい路線が青梅街道です。新宿を起点として最終的には山梨県甲府市まで繋がっているこの路線ですが、ポイントは西東京市田無町1丁目交差点付近です。ここまでは片側2車線あるので、どうにか渋滞が回避できるのですが、この交差点と北原交差点で新青梅街道とぶつかりこのあたりから渋滞が発生しやすくなります。また、山手通り、環七、環八を抜けて進んでいくため、これらの交差点で右折車との衝突が発生します。通過する自治体としては、西東京市、東久留米市、小平市、東大和市、武蔵村山市、西多摩郡瑞穂町、青梅市、西多摩郡奥多摩町です。
新青梅街道
交通事故発生件数:423件
交通事故発生件数は青梅街道よりも少ないのですが、こちらは片側一車線の区間が多いことを考えると、実質的にはこちらの方が交通事故が発生しやすいと言えるかもしれません。西落合1丁目交差点では、目白通りと交差しており、交通量が多いため運転には注意が必要です。また、西東京市田無町付近でも青梅街道と交差するため、それによる渋滞が発生します。
五日市街道
交通事故発生件数:249件
主な経緯地としては、あきる野市、福生市、昭島市、立川市、国分寺市、小平市、小金井市、西東京市、武蔵野市です。小平方面から吉祥寺方面へ抜ける場合、通勤時間帯に大渋滞をすることがあります。
東京23区外の交通事故が発生しやすい交差点
東京都23区外で交通事故が発生しやすい交差点は以下の通りです。
前原交番前交差点
東京都小金井市前原町にある四叉路交差点です。
ここは東八道路と小金井街道が交差しており、交通量がとても多い地点です。特に朝と夕方は南にある東京工学院専門学校へ通う生徒や東にある府中自動車運転免許試験場へ向かう車で込み合います。東八道路が長い直線道路のため、小金井街道から右折する際に衝突する危険があります。
武蔵野橋北差点
東京都福生市にある四叉路交差点です。
国道16号東京環状が北に向かって左に屈折するため見通しが悪く交通事故が多発しています。
また、西武線拝島駅がすぐ南側にあるため、そこからの接続する道路の交通量もそこそこあるため、走行には注意が必要です。
弁護士会の概要
東京弁護士会の概要
弁護士会の名称:東京弁護士会
登録弁護士数:会員数7,811名(2016年6月1日現在 )
法人会員:171法人
第一東京弁護士会の概要
弁護士会の名称:第一東京弁護士会
登録弁護士数:会員数4,797名(2016年4月1日現在 )
第二東京弁護士会の概要
弁護士会の名称:第二東京弁護士会
登録弁護士数:会員数5,041名(2016年6月1日現在 )
交通事故の無料法律相談場所
東京23区外では以下の場所で、交通事故の相談を行っています。
日弁連交通事故相談センター
0570-078325
立川相談所
東京都立川市曙町2-37-7 コアシティ立川12階 弁護士会立川法律相談センター内
042-548-7790
八王子市役所相談所
東京都八王子市元本郷町3-24-1 八王子市役所内
042-620-7227
立川市役所相談所
東京都立川市泉町1156-9 立川市役所内
042-528-4319
武蔵野市役所相談所
東京都武蔵野市緑町2-2-28 武蔵野市役所内
0422-60-1921
三鷹市役所相談所
東京都三鷹市野崎1-1-1 三鷹市役所内
0422-44-6600
青梅市役所相談所
東京都青梅市東青梅1-11-1 青梅市役所内
0428-22-1111
府中市役所相談所
東京都府中市宮西町2-24 府中市役所内
042-366-1711
昭島市役所相談所
東京都昭島市田中町1-17-1 昭島市役所内
042-544-5122
調布市役所相談所
東京都調布市小島町2-35-1 調布市役所内
042-481-7032
町田市役所相談所
東京都町田市森野2-2-22 町田市役所内
042-724-2102
小金井市役所相談所
東京都小金井市本町6-6-3 小金井市役所内
042-387-9818
小平市役所相談所
東京都小平市小川町2-1333 小平市役所内
042-346-9508
日野市役所相談所
東京都日野市神明1-12-1 日野市役所内
042-585-1111
その他、各市役所内の相談所にお問い合わせ下さい。
交通事故の弁護士相談メリット
23区外については、都心部よりも幹線道路や高速道路の直線区間が長いため、その分速度が出ますので都心部よりも大事故につながりやすい可能性があります。特に高速道路では中央道や圏央道の海老名ジャンクション付近などは要注意です。また、幹線道路では青梅街道が交通事故多発道路として有名です。最近では俳優の萩原流行さんがバイクを運転中、高井戸警察署の護送車に接触されて転倒し死亡事故に発展したケースが記憶に新しいです。ちなみに場所は高円寺南にある青梅街道沿いです。青梅街道の見通しは良いものの、信号機が多く、また山手通り、環七、環八と環状道路と次々に接続するため、その交差点で渋滞が発生することがあります。
また、2車線あるため追い越そうとして無理に加速するとすぐに信号で詰まるため、走行する際には無理な追い越しは絶対にやめましょう。
なお、その他の道路としては、新青梅街道、五日市街道、井の頭通り、町田街道、東八道路、府中街道、小金井街道、新小金井街道、甲州街道などを走行する際には交通事故に十分注意しましょう。
東京都23区外の弁護士は、これらの交通事故が多い幹線道路や交差点での交通事故に精通している可能性があり、土地勘があるとその分事故の状況も想像しやすいため、示談交渉の部分で有利になる可能性もあります。都心部のような大手弁護士法人は少ないですが、一つ一つ丁寧に対応してくれる個人事務所が多く、交通事故に強い弁護士も多いようですので、ぜひ相談してみましょう。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・青梅市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村 山市・国分寺市・国立市・福生市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・武蔵村山市・多摩市・稲城市・羽村市・あきる野市・西東京市・瑞穂町・日の出町・檜原村・奥多摩町・大島町・利島村・新島村・神津島村・三宅村・御蔵島村・八丈町・青ヶ島村・小笠原村