石川県・金沢の交通事故の件数
2018年の1年間における石川県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 2,383件(-473件) |
---|---|
交通事故負傷者数 | 2,788人(-541人) |
交通事故死者数 | 28人(前年比-6人) |
10万人あたりの死者数 | 2.44人 |
高齢者の比率 | 69.2% |
石川県は北陸地方の中央に位置しており、北は能登半島、南東部には白山、東部には両白山地と、美しい自然に囲まれた豊かな地です。
伝統的工芸品が有名で、輪島塗、九谷焼、加賀友禅など、古き良き匠の技が受け継がれています。
人口は、約115万人で(2016年10月1日現在)、47都道府県中34番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国で35番目に多く、人口の多さの順位とほぼ同順位であり、これからの取り組みと努力次第で交通事故を更に減らしていける都道府県であると言えるでしょう。
石川県・金沢の交通事故の特徴
石川県の平成27年における交通事故の死者数46名のうち、33名が65歳以上の高齢者で、死者数全体の71.7%を占めていました。
高齢者が犠牲となってしまう交通事故は、高齢化社会に伴い、全国的にも増加していて問題となっていますが、この71.7%という数値は、全国ワースト2位という高さであり、早急に対策を取らなければならない課題であると言えるでしょう。
石川県ならではの問題としては、金沢市とその周辺の市町村に人口が集中し過ぎているということが挙げられます。
他の地域では人口が減少している中、金沢市とその周辺は五年間で3%程度ですが人口が増加しているのです。
人口が集中するということは、交通量も歩行者も多くなり、交通事故が発生しやすくなるということです。
実際、平成27年に石川県で発生した交通事故件数3791件のうち、1855件は金沢市で発生しており、約半数を占めています。
金沢市での交通事故を減らしていくことが、石川県の交通事故対策の鍵となるでしょう。
また、石川県は、兼六園をはじめ、のとじま水族館、金沢21世紀美術館、妙立寺、千里浜なぎさドライブウェイ、近江町市場、月うさぎの里、和倉温泉など、人気の観光スポットが数え切れないほどあり、他県からも大勢の観光客が車で訪れます。
そのため、観光で来た、石川県の道路事情に不慣れなドライバーが起こしてしまう事故も発生しています。
わき見運転に注意
石川県では、わき見運転や前方不注意が原因の交通事故が大変多いです。
その理由の一つとして、石川県は戦災を免れた文化財が多く残されており、昔ながらの武家屋敷などが残る美しい街並みについ目を奪われてしまうということが考えられます。
わき見運転による前方不注意の多くは、追突事故を招きますし、それだけでなく、時として大事故に繋がることもあります。
ハンドルを握る際は、運転に集中するよう心がけましょう。
石川県・金沢市の交通事故が多い交差点
石川県で最も交通事故が発生しやすいのは金沢市です。
その他には、野々市市、加賀市、白山市、小松市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
二日市交差点
石川県野々市市二日市町にある、国道8号線金沢バイパスと市道とが交わる四差路交差点です。
周辺には商業施設があり、国道であるため交通量も多いものの、車の流れはスムーズであり、スピードを出している車も多く、追突事故が頻発しています。
深夜・早朝に物流関係の交通量が多いため、トラック関連の追突事故が多いです。
横川交差点
国道157号線に、県道146号線と県道194号線が交わる、石川県金沢市米泉町1丁目にある四差路交差点です。
国道に県道が2本接続している交差点であるため、交通量は非常に多く、南西方面には人気のレジャー施設であるラウンドワンスタジアム金沢店などもあり、歩行者や自転車の姿も目立ちます。
また、東西を走る道路に対して、南北を走る道路が斜めに交差しているため、見通しの悪い角度も存在します。
追突事故、左折時にバイクや歩行者を巻き込んでしまう事故、右折車と直進車の衝突事故事故など、様々な種類の事故が発生している危険な交差点です。
赤土町交差点
石川県金沢市赤土町ニにある、県道25号線と県道8号線とが交わる交差点です。
県道8号線は中央分離帯によって2本に分かれており、それが北西から南東を走る県道25号線に交わっているので、カタカナの「キ」のような形をしているのが特徴です。
そのため、国道25号線からの右折が分かりにくくなっており、出会い頭の事故が多発しています。
広坂交差点
県道10号線と市道とが交わる、石川県金沢市広坂2丁目にある交差点です。
東側の県道10号線は、中央分離帯により2本に分かれており、特殊な形をしています。
付近には、金沢21世紀美術館や兼六園などの有名な観光スポットがあるため、交通量が多く渋滞も発生しやすいので、追突事故をはじめ、右折時の事故や右折車と直進車の衝突事故や歩行者との衝突事故など、様々な種類の事故が多発しています。
諸江交差点
石川県金沢市諸江町中丁にある、国道8号線と市道とが交わる交差点です。
国道8号線は中央分離帯により上下線に分かれています。
また、交差点上部には北陸自動車道が走っているため、その影になり暗くなっている部分があるうえ、橋脚が視界を遮り、見通しが悪くなっています。
交通量も多いので、追突事故や出会い頭の事故が頻発しています。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:金沢弁護士会
登録弁護士数:166名(2016年10月1日現在)
金沢弁護士会の所在地は、石川県金沢市丸の内7番36号です。
交通事故の無料法律相談場所
石川県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
石川県交通事故相談
石川県金沢市鞍月1丁目1番(県庁1階相談コーナー)
076-225-1690
石川県交通安全協会
石川県金沢市東蚊爪町2丁目1番地
076-238-0496
交通事故紛争処理センター金沢相談室
石川県金沢市本町2丁目11番7号 金沢フコク生命駅前ビル12階
076-234-6650
日弁連交通事故相談センター
金沢相談所
石川県金沢市丸の内7-36 金沢弁護士会館内
076-221-0242
弁護士相談のメリット
交通事故に遭ってしまった場合、誰しもが「早く元の生活を取り戻したい!」と思うのではないでしょうか?
しかし、交通事故後は煩雑な手続きや相手方の保険会社との交渉が待ち受けており、ゆっくりと治療することも出来ません。
交通事故専門の弁護士に依頼すれば、手続きや交渉など代わりに行ってもらえるので、自分は治療に専念することが出来ます。
弁護士は法律や交渉事のプロですから、早期解決も望め、心身の負担が大幅に減り、大切な日常をいち早く取り戻すことが出来るでしょう。
そして何より、受け取ることのできる示談金、慰謝料、損害賠償の増額が望めるという大きなメリットがあります。慰謝料には3つの基準があり、弁護士基準が最も高額だからです。
石川県での交通事故なら、地域に根差して活動している地元の弁護士に依頼するのが一番です。
初回の相談は無料で受け付けている弁護士も多いので、まずは相談だけでもしてみることをお勧めします。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
金沢市・七尾市・小松市・輪島市・珠洲市・加賀市・羽咋市・かほく市・白山市・能美市・野々市市・川北町・津幡町・内灘町・志賀町・宝達志水町・中能登町・穴水町・能登町