大阪府の交通事故の状況
2018年の1年間における大阪府内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 34,281件 |
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交通事故負傷者数 | 40,808人 |
交通事故死者数 | 147人(前年比-3人 |
10万人あたりの死者数 | 1.67人 |
高齢者の比率 |
大阪府は47都道府県中人口が3番目に多い地域です。死者数はワースト6位、人身事故件数はワースト2位、負傷者数はワースト3位で、交通事故被害が多い地域と言えます。
大阪府の交通事故の特徴
大阪府の交通事故は、平成27年から平成28年にかけて、対人車両事故及び車両相互間の事故ともに大幅に減少しましたが、唯一増加しているのが「車両単独事故」です。
また、大阪府は「自転車事故」が多い地域として有名です。全国統計によると、自転車対歩行者、および自転車対自転車の交通事故は減少傾向にありますが、大阪府においては事故件数が上昇している状況です。自転車事故の占める割合は、交通事故全体の約30%にものぼります。(全国平均は19%)
そしてそのうちの約70%が交差点において発生しており、大阪府においては、車だけではなく自転車に乗る際にも交差点付近では十分注意する必要があるでしょう。また、自転車事故の加害者を年齢別に集計すると、全体の25%が11〜20歳と若い世代が不注意な運転により事故を発生させています。
自転車事故は、自動車保険が適用されないため、自転車専用の保険に加入する必要があります。最近では、自転車事故による高額な賠償も裁判において認められてきていますので、大阪府で自転車を運転する際には、十分注意しましょう。
大阪府内の交通事故は、大阪市内を中心に多く発生しています。また、車のみならず自転車による事故も多く報告されています。これを受けて大阪府では、大阪府自転車条例を制定し、府民に対してルールブックを配布し自転車の運転について注意を呼びかけています。その中で、自転車は道路交通法上「軽車両」といい、車やバイクと同じ車両として規定されていることを強く呼びかけています。また、当該条例では、自転車事故への備えと被害者の救済を図るため、自転車利用者(未成年の場合は保護者)については自転車保険の加入を義務化しています。
大阪府で交通事故が多い交差点
大阪府において発生している交通事故の特徴としては、他の地域に比べて左折事故が多いことです。平成26年度のデータによれば、右折事故15件に対して左折事故はこれを上回る21件でした。また、自転車事故の発生率も非常に高く、交通事故全体のおよそ3割を占めています。それでは、大阪府内において、最も交通事故が発生しやすい交差点を5つご紹介します。
阿波座駅前交差点
大阪府大阪市西区立売堀にある交差点です。この交差点は見通しが悪いことで有名で、渋滞は発生しにくいのですが、軽傷事故が発生しやすい傾向にあります。見通しが悪い原因は、真上を走る阪神高速16号大阪港線の橋脚と、地下鉄中央線阿波座駅への入口が交差点に死角を生み出してしまっているからです。また、中央大通りや新なにわ筋など、交通量の多い道路が交差しているため、混乱が生じやすく日常的に交通事故が発生しやすいエリアです。
大阪市北区天満交差点
大阪府大阪市北区天満にある交差点です。この交差点は、天満橋筋と京阪国道が交わる大きな交差点で、地下には東西線が走っています。事故が多い理由は、東から西へ向かって走行する際に、道路が交差点付近から斜め右に屈折することにあります。そのため、見通しが悪く重傷化する事故も起きやすい傾向にあります。また、交通量が多いため渋滞しやすいという特徴もあります。
桜橋交差点
大阪府大阪市北区曽根崎新地にある交差点です。大阪の繁華街梅田駅から非常に近い場所にある交差点で、四ツ橋筋と2号線が交差しています。事故の原因となっているのは、地下鉄東西線の出口です。北新地駅出口とその付近にある街路樹などが死角を作り出しており、それによって左折事故を中心に発生しやすい状況です。また、梅田駅や大阪駅へもすぐのため交通渋滞も激しいエリアです。
梅新東交差点
先ほどの桜橋交差点から東へすぐの地点にある交差点です。新御堂筋(423号線)と、1号線が交差しており、またすぐ西側の梅田新道交差点では、176号線が交差しています。高架道路のため見通しが悪くまた歩道橋も交差点の視界を圧迫しています。梅田駅や大阪駅への入口付近でもあるため、朝や夕方の時間帯を中心に渋滞が発生します。見通しが悪いため、出会い頭の事故が多く発生する傾向にあります。
西本町交差点
大阪府大阪市西区阿波座にある交差点です。四つ橋筋と中央大通が交差しており、交通量が多い割に渋滞自体はあまり発生しておらず、交通の流れはスムーズです。けれども、交差点の真上を阪神高速16号大阪港線が走っており、その橋脚が交差点に死角を生み出しています。また、地下鉄中央線本町駅も近いため人が多く、交通事故が発生しやすいエリアです。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:大阪府護士会
登録弁護士:会員数4,303名
登録弁護士法人:152法人
外国特別会員:10名
(平成28年12月1日現在)
なお、大阪弁護士会は大阪市北区の大阪弁護士会館以外にも、難波、堺、岸和田、谷町、南河内に相談センターを設置しています。
交通事故の無料法律相談場所
大阪府では以下の場所で、交通事故の相談を行っています。
大阪市交通事故相談所
大阪府大阪市役所1階市民相談室
市民局区政支援室政策支援担当(業務改革) 電話:06-6208-7325
大阪市総合コールセンター「なにわコール」 電話:06-4301-7285
大阪府交通安全協会
大阪府大阪市中央区谷町3-1-18 NS21ビル内(2階)
06-6941-6983
日弁連交通事故相談センター
大阪相談所
大阪府大阪市北区西天満1-12-5 大阪弁護士会館内
06-6364-8289
弁護士相談のメリット
交通事故に強い弁護士に依頼すると、5つのメリットがあります。
保険会社から提示された示談金に納得ができない
弁護士が示談交渉を行うことで、保険会社の初回提示額よりも大幅に示談金を増額することが可能です(※事案による)。
相手保険会社に治療費を支払ってもらえない/仕事を休んだ分の収入減少を補償してほしい
支払いを受けられるよう、ご依頼者に代わって弁護士が相手保険会社と交渉を行ないます。
どうしても支払ってもらえず当面の治療費・生活費が確保できない場合は、自賠責保険への請求・ご依頼者の任意保険の利用など、最適な対応方針を交通事故に強い弁護士は案内します。
保険会社から提示された過失割合に納得ができない
事故の当事者双方の言い分が食い違うことで、争点になりやすいのが過失割合です。
交通事故に強い弁護士に依頼して頂くことで、適正な過失割合を検討し、専門知識をもって相手方と交渉することが可能です。
保険会社との連絡が精神的負担になっている
相手方保険会社の担当者に高圧的な態度をとられたり、頻繁に電話がかかってきたりと、精神的負担になりやすいのが保険会社の対応です。
交通事故に強い弁護士は相手方保険会社との連絡や各種手続きを弁護士が代行しますので、ご依頼者は治療や仕事に専念して頂けます。
後遺障害の等級に納得ができない
もしも保険会社を通じて行なった後遺障害認定において、納得のいく等級が得られなかった場合は、あきらめず交通事故に強い弁護士までご相談下さい。
交通事故に強い弁護士は異議申し立てにも対応致します(※但し、事案によってはお断りする場合もございます)。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
都島区・福島区・此花区・西 区・港区・大正区・天王寺区・浪速区・西淀川区・東淀川区・東成区・生野区・旭区・城東区・阿倍野区・住吉区・東住吉区・西成区・淀川区・鶴 見区・住之江区・平野区・北区・中央区・堺市堺区・堺市中区・堺市東区・堺市西区・堺市南区・堺市北区・堺市美原区・岸和田市・豊中市・池田 市・吹田市・泉大津市・高槻市・貝塚市・守口市・枚方市・茨木市・八尾市・泉佐野市・富田林市・寝屋川市・河内長野市・松原市・大東市・和泉 市・箕面市・柏原市・羽曳野市・門真市・摂津市・高石市・藤井寺市・東・泉南市・四條畷市・交野市・大阪狭山市・阪南市・島本町・豊能町・能 勢町・忠岡町・熊取町・田尻町・岬町・太子町・河南町・千早赤阪村