山梨県の交通事故の件数
2018年の1年間における山梨県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 3,562件 |
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交通事故負傷者数 | 4,580人 |
交通事故死者数 | 37人(前年比0人) |
10万人あたりの死者数 | 4.50人 |
高齢者の比率 |
山梨県は日本のほぼ中央に位置し、南には富士山、北には八ヶ岳、西には明石山脈、東には奥秩父山地と、山々に囲まれた盆地であり、釜無川、笛吹川、富士川などの大きな川も流れる自然豊かな地です。
富士五湖や忍野八海、昇仙峡や鳴沢氷穴などの、美しい景観にも恵まれています。
人口は、約83万人で(2016年10月1日現在)、47都道府県中41番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国で43番目に多い、つまり全国ベスト5という少なさで、人口と交通事故の多さは比例するとはいえ、交通事故の少ない都道府県であると言えます。
しかし、このベスト5という結果を維持し、さらに死者数を減らすべく、交通事故対策により一層励んでいくことが望ましいでしょう。
山梨県の交通事故の特徴
山梨県における交通事故による死者数は、平成27年は33名、平成28年は35名と、他の都道府県と比べて非常に少ない方です。
しかし、平成27年の死者数33名のうち、なんと11名もが、県外に在住している人々だったという、見過ごすことの出来ないデータが出ています。
死者数では笛吹(8人)、富士吉田(6人)、大月(5人)、日下部(4人)の順多かったです。
これは、山梨県が日本有数の観光地であり、日本一の高さを誇る富士山を筆頭とした、大自然を感じることの出来るスポットや、富士急ハイランドといった若者に人気のアミューズメントパークも充実しており、県外から車で訪れる観光客が非常に多いせいであると考えられます。
観光客で賑わっているのは大変素晴らしいことですが、これ以上県外の犠牲者を増やさないための対策が必要でしょう。
また、山梨県では飲酒運転による交通事故件数が多いという特徴があり、平成27年の山梨県の調査によると、人口10万人当たりの飲酒事故件数は、全国ワースト2位という残念な結果となりました。
飲酒運転を減らしていくことが交通事故減少への大きな課題となるでしょう。
「山梨ルール」に注意
山梨県には独自の危険な交通ルールがあるのをご存知でしょうか?
それは、交差点では右折車が優先というルールです。
勿論、これは交通マナー違反であり、本来は直進車が優先なのですが、山梨県ではなぜか直進車がいるにも関わらず右折しようとしたり、スピードを落とさずに無理矢理右折しようとする車が多く、この県内独自の右折優先ルールのことを「山梨ルール」と呼んでいます。
山梨ルールに、県外からやってきたドライバーは戸惑うことが多く、交通事故の大きな一因となっています。
山梨ルールは交通マナー違反です。
県民ひとりひとりが、マナー違反のルールであることを認識し、山梨ルールを無くしていくよう努力しましょう。
また、他県からやってくるドライバーは、山梨県には右折車が優先される「山梨ルール」というものがあるということを念頭に置き、注意して運転しましょう。
山梨県の交通事故が多い交差点
山梨県で最も交通事故が発生しやすいのは、甲府市です。
その他には、韮崎市、笛吹市、南アルプス市、山梨市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
鰍沢北部団地北交差点
山梨県南巨摩郡富士川町青柳町にある、市道同士が交わる四差路交差点です。
以前は信号のない交差点でしたが、道路工事により道幅が広くなり、信号機も設置されたため、見通しの良いこの交差点では、スピードを出している車が多く、追突事故が多発しています。
中小河原交差点
国道20号線甲府バイパスと県道29号線とが交わる、山梨県甲府市中小河原1丁目にある四差路交差点です。
周辺には、コジマ×ビックカメラ甲府バイパス店やニトリ甲府店などの人気商業施設が立ち並び、交通量が非常に多いです。
そのため、追突事故が多発している他、出会い頭の事故も発生しやすい交差点です。
貢川交番南交差点
山梨県甲府市上石田一丁目にある、国道52号線と県道5号線と県道7号線とが交わる四差路交差点です。
交通量が多く、付近には小学校や高校があるため、通学中の学生の姿も目立ちます。
それゆえ、左折時に歩行者を巻き込んでしまう事故が多発しており、追突事故も多く見られる交差点です。
甲府昭和高等学校入口交差点
国道20号線甲府バイパスと市道とが交わる、山梨県中巨摩郡昭和町西条にある四差路交差点です。
名前の通り、付近には甲府昭和高等学校があり、学生も多く通行しています。
また、飲食店も立ち並び、車通りも多いのにもかかわらず、見通しの良い交差点であるためスピードを出している車が多く、不注意による追突事故が頻発しています。
甲斐市竜王80番地先丁字路交差点
山梨県甲斐市竜王にある、国道20号線と市道とが交わる三差路交差点です。
信号機が設置されておらず、国道20号線に対し、市道が合流するような形の交差点であるため、国道の車の流れに気を取られ、前方への注意が疎かとなってしまうことが原因の追突事故が多発しています。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:山梨県弁護士会
登録弁護士数:118名(2016年10月1日現在)
山梨県弁護士会の所在地は山梨県甲府市中央1丁目8番7号です。
交通事故の無料法律相談場所
山梨県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
山梨県県民相談センター
山梨県甲府市飯田1-1-20 山梨県JA会館 5階
055-223-1366
甲府市交通事故相談室
山梨県甲府市丸の内1丁目18番1号
055-237-5443
交通安全協会の相談窓口
山梨県南アルプス市下高砂847 山梨県交通安全活動推進センター(一財)山梨県交通安全協会事務局
055-280-5550
055-280-5551
日弁連交通事故相談センター
山梨相談所
山梨県甲府市中央1-8-7 山梨県弁護士会館内
055-235-7202
弁護士相談のメリット
交通事故に遭ってしまった場合、心身が受けるダメージは計り知れません。
ゆっくり療養して怪我などを早く治し、いままでの日常を取り戻したいものですが、事故後は相手方の保険会社との交渉などで忙しく、療養するどころかストレスが溜まっていくケースが多いといいます。
交通事故に強い弁護士に依頼すれば、保険会社との交渉は代理で行ってくれるので、心理的負担がかなり軽減され、治療に専念出来ることでしょう。
早期解決も望めますので、交通事故の嫌な記憶から解放されて平穏な日々を取り戻すことが出来ます。
弁護士に依頼すると、過失割合が判例に基づいて論理的に適正な値になり保険会社に言いなりにならずに済みます。治療打ち切り、後遺障害認定が受けやすくなる、慰謝料が弁護士基準に増額する、示談交渉を代行してもらえるなど、メリットが多数あります。
弁護士費用の問題も、弁護士特約に加入していれば、自己負担0円で、弁護士依頼ができます。
山梨県での交通事故なら、地域に根ざして活動している、地元山梨の交通事故事情に強い弁護士に依頼するのが一番です。
初回の相談は無料で受け付けている弁護士も多いので、まずは相談だけでもしてみることをお勧めします。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
甲府市・富士吉田市・都留市・山梨市・大月市・韮崎市・南アルプス市・北杜市・甲斐市・笛吹市・上野原市・甲州市・中央市・市川三郷町・早川町・身延町・南部町・富士川町・昭和町・道志村・西桂町・忍野村・山中湖村・鳴沢村・富士河口湖町・小菅村・丹波山村