埼玉県の交通事故の件数
2018年の1年間における埼玉県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 24,123件 |
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交通事故負傷者数 | 29,094人 |
交通事故死者数 | 175人(前年比-2) |
10万人あたりの死者数 | 2.39人 |
高齢者の比率 | 47.4% |
埼玉県は47都道府県中5番目に人口が多い地域ですが、平成28年度の交通事故による死者数は全国で7番目であり、平成30年度は、死者数が全国ワースト3位に入っています。
人口の多さに対しては、交通事故死者数はやや少ないと言えるかもしれませんが、死者が出るような重大な事故の件数が多いことには変わりなく、交通事故に対して十分に注意して対策を行っていかなければならない都道府県の一つでしょう。高齢者の比率は、全国と比べると低いですが、逆に若者の死者数が増えています。
埼玉県の交通事故の特徴
埼玉県では、交差点での死亡事故が大変多く、特に出会い頭の事故が多発しています。
さらに詳しく見てみると、信号機の無い交差点での事故が最も多いため、そのような交差点で、安全確認を怠ったり、一時停止の標識を無視したり、ということが原因で事故に繋がっていると考えられます。
また、埼玉県には、イオンレイクタウン、ららぽーと富士見、ららぽーと新三郷など大型のショッピングモールやアウトレットパークが多く、埼玉県内からは勿論、近隣の都道府県からも車で訪れる人もおり、埼玉の道路事情に慣れていないドライバーが事故を起こしてしまったり、ショッピングの行きや帰りに渋滞に巻き込まれるなどの理由で、追突事故が多くなっています。
自転車に乗ってる高齢者に注意
埼玉県では、自転車運転中の事故が多く、その中でも高齢者の死亡事故が大変多いです。
高齢者は、自転車運転時にふらつきがちですし、判断能力も若い頃に比べて鈍ってきてしまっています。
自転車を運転する高齢者は車には十分気をつけ、道路ではなく自転車も通行できる歩道を運転するようにしましょう。
また、ドライバーは、自転車の動きには十分に注意を払い、特に高齢者の運転する自転車を見つけたら、いつ道路側に飛び出してくるかわからないので、対応できるような速度で運転するなど、安全運転を心がけましょう。
埼玉県で交通事故が多い交差点
埼玉県では、川口市、川越市、所沢市、さいたま市などで事故が多発しています。
埼玉県は電車を利用する人が多いと思われがちですが、車が必要、またはあると便利な地域に住んでいる人もまだまだ多く、様々な市町村で交通事故が起こっています。
特に下記の5つの交差点は事故が多く、注意が必要です。
三郷IC出口(西)交差点
埼玉県三郷市天神一丁目にある、国道298号線と県道67号線が交わる六差路交差点です。
どちらの道路も交通量が多いため、常に渋滞しています。
また、交差点北東方面に大型商業施設である「ピアラシティ」があるため、国道298号線の左折レーンの渋滞が酷く、追突事故が多発しています。
加倉(南)交差点
国道122号線と国道16号線が交差する、埼玉県さいたま市岩槻区にある六差路交差点です。
国道同士が交差するので大変交通量が多いうえに、交差点上を東北自動車道が走っているため、暗くて見通しが悪くなっており、事故が多発している危険な交差点です。
東大成町交差点
埼玉県さいたま市北区にある四差路交差点です。
国道17号線と県道164号線が斜めに交わり、アルファベットの「X」のような形をしています。
また、交差点上を東北新幹線やニューシャトルが走っていることもあり、高架下であるため対向車が見え難くなっています。
追突や右折時の事故、出会い頭の事故など様々な種類の事故が発生している交差点です。
三橋(二)交差点
国道17号線に、県道56号線と県道165号線が接続する、埼玉県さいたま市大宮区にある四差路交差点です。
両道路とも、車線数、交通量ともに多いです。
北側には自転車横断帯と横断歩道橋がありますが、南側には自転車横断帯しかありません。
そのため、国道17号線を横断する際、南側の自転車横断帯を歩行者が横断しているケースが見られ、また、この交差点は通学で利用する高校生の自転車も大変多いため、自転車や歩行者と接触してしまう事故が多発しています。
諏訪町21番地付近交差点
埼玉県川越市諏訪町にある、市道と市道とが交わる十字路交差点です。
西側に、渋滞の多い国道254号線があり、その裏道、抜け道として使われているため、比較的交通量の多い交差点になっています。
しかし、一時停止の標識が東と西にあるものの、信号機が設置されておらず、きちんと一時停止しないドライバーや標識を見逃してしまうドライバーがいるため、非常に事故が多い危険な交差点です。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:埼玉弁護士会
登録弁護士数:804名(2016年10月1日現在 )
埼玉弁護士会は、さいたま市浦和区に本部を置き、以下の4か所に支部を設置しています。
- 川越支部
- 熊谷支部
- 秩父法律センター
- 越谷支部
交通事故の無料法律相談場所
埼玉県では以下の場所で、交通事故の相談を行っています。
埼玉県交通事故相談所
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1 県庁第二庁舎1F
048-830-2963
埼玉県交通安全協会交通事故相談所
埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目2番15号
埼玉県交通会館
048-824-3050
けいさつ総合相談センター
#9110(ダイヤル回線及び一部のIP電話不可)
048-822-9110
(原則として電話またはメールでの受付)
埼玉弁護士会
埼玉弁護士会法律相談センター
さいたま市浦和区高砂4-2-1 浦和高砂パークハウス1階
048-710-5666
川越支部法律相談センター
埼玉県川越市宮下町2-1-2 福田ビル1階
049-225-4279
越谷支部法律相談センター
埼玉県越谷市東越谷9-49-2 MACビル2F
048-962-1188
弁護士相談のメリット
交通事故にあってしまうと、ショックを受けてしまい、何をどうしたらいいのか余計わからなくなるものです。
そんな時、専門的な知識を持つ弁護士に相談すれば、どうしたらいいか適切なアドバイスを得ることが出来るでしょう。
例えば保険金の額が事故の規模と見合っているかどうかなど、素人にはわからないことも、弁護士ならば詳しいですし、交渉ごともスムーズに進み、迅速な解決が望めます。
治療を継続したいのに、「治療費打ち切り」を保険会社から突然いわれて困惑するという被害者も少なくありません。交通事故に強い弁護士は適宜、アドバイスをしてくれます。
後遺障害認定や、弁護士基準による交通事故慰謝料の増額など、交通事故に強い弁護士に依頼するメリットは大きいです。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
さいたま市・川越市・熊谷市・ 川口市・行田市・秩父市・所沢市・飯能市・加須市・本庄市・東松山市・春日部市・狭山市・羽生市・鴻巣市・深谷市・上尾市・草加市・越谷市・ 蕨市・戸田市・入間市・朝霞市・志木市・和光市・新座市・桶川市・久喜市・北本市・八潮市・富士見市・三郷市・蓮田市・坂戸市・幸手市・鶴ヶ 島市・日高市・吉川市・ふじみ野市・白岡市・伊奈町・三芳町・毛呂山町・越生町・滑川町・嵐山町・小川町・川島町・吉見町・鳩山町・ときがわ 町・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町・東秩父村・美里町・神川町・上里町・寄居町・宮代町・杉戸町・松伏町