愛知県・名古屋の交通事故の件数
2018年の1年間における愛知県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 35,258件 |
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交通事故負傷者数 | 42,547人 |
交通事故死者数 | 189人(前年比-11人) |
10万人あたりの死者数 | 2.51人 |
高齢者の比率 |
愛知県は47都道府県中4番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国でなんと最も多く、ワースト1位という非常に残念な結果でした。
人口が多いとそれに比例して交通事故や交通事故の死者数も増えるというのは仕方の無いことかもしれませんが、ワースト1位という結果を重く受け止め、交通事故対策に真剣に取り組んで行かなければならない都道府県と言えるでしょう。
愛知県・名古屋の交通事故の特徴
愛知県・名古屋の交通事故による死傷者を年齢別に集計すると、65歳以上の高齢者が6261人と非常に多くの人が被害に遭っています。
ここで注目したいのが、事故種別です。歩行中、自転車、自動二輪、四輪自動車ともに前年度から高齢者の死傷者数が減少しているにも関わらず、唯一「原付バイク」だけは前年度を24件も上回る事故を起こしています。
さらに絞り込んでいくと、65〜74歳の高齢者の原付事故が201件と前年度より29件も増えています。
なお、愛知県は全国ワースト1位の事故発生件数ですが、年々事故件数自体は減少傾向にあります。
愛知県はなんといっても交通事故の死者数が多いのが特徴で、2016年には、交通事故の死者数が14年連続で全国1位という大変不名誉な結果となりました。
愛知県・名古屋の交通事故が多い交差点
愛知県で最も交通事故が発生しやすいのは名古屋市です。
その他には、豊橋市、北名古屋市、津島市、小牧市などでも多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として有名です。
高岳交差点
愛知県名古屋市東区泉にある、国道19号線と国道41号線が交わる四差路交差点です。
国道同士が交わるため、車線数も交通量も非常に多いです。
また、直線の道路同士が交差するので、スピードを出して交差点に突入する車も多く、右折時に直進車のスピードの目測を誤ったことによる衝突事故が多発しています。
その他にも、左折時の事故や追突事故、出会い頭の事故なども発生しています。
柳橋交差点
県道60号線と県道107号線とが交わる、愛知県名古屋市中村区名駅にある四差路交差点です。
交差点上部を名古屋高速都心環状線が走っており、その橋脚により視界が遮られ、対向車が見えにくくなっています。
周囲には飲食店などが立ち並び、自転車や人通りも多いため、横断歩道利用者との接触事故が頻発しています。
また、慢性的に渋滞しており、追突事故も多発しています。
若宮北交差点
愛知県名古屋市中区栄にある、国道19号線と若宮大通りとが交わる四差路交差点です。
交差点北東方面には白川公園、南方面には大須観音駅があるため、歩行者や自転車の姿が目立ちます。
交差点の面積が広いため横断歩道の距離が長く、横断歩道利用者を見逃してしまうことによる左折時の事故が発生しやすいです。
また、渋滞しやすいため追突事故に注意が必要です。
東新町交差点
県道60号線と空港線とが交わる、愛知県名古屋市中区新栄町にある四差路交差点です。
両道路とも車線数が多く、交通量も多いため、追突事故が多発しています。
上部には名古屋高速都心環状線が走っており、その影になってしまって交差点内は薄暗く、歩行者を見落としてしまう事故も発生しています。
太閤通三丁目交差点
愛知県名古屋市中村区太閤通にある、県道68号線と環状線とが交わる四差路交差点です。
中村区役所駅がすぐ近くにあるため、人通りが大変多いのが特徴です。
そのため、歩行者との接触事故が頻発しています。
また、交差点前後の道路が直線であるため、スピードが出やすく、スピードを出している直進車と、無理な右折をしようとする右折車との事故も多いです。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:愛知県弁護士会
登録弁護士数:1857名
外国法事務弁護士:5名
(2016年10月1日現在)
愛知県弁護士会は本会が名古屋市にあり、その他以下の4か所に支部を設置しています。
- 一宮支部
- 半田支部
- 西三河支部
- 東三河支部
交通事故の無料法律相談場所
愛知県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
愛知県県民相談・情報センター
愛知県名古屋市中区三の丸2-3-2 愛知県自治センター1階
052‐962-5100
尾張県民相談室
愛知県一宮市本町4-3-1 ルボ・テンサンビル4階
0586‐71-5900
西三河県民相談室
愛知県岡崎市明大寺本町1-4 西三河総合庁舎1階
0564‐27-0800
東三河県民相談室
愛知県豊橋市八町通5-4 東三河県庁(東三河総合庁舎)1階
0532‐52-7337
名古屋市民相談室
愛知県名古屋市役所西庁舎1階
052-972-3162
日弁連交通事故相談センター
名古屋 相談所
愛知県名古屋市中村区名駅3-22-8 大東海ビル9階 名古屋法律相談センター内
052-565-6110
豊橋 相談所
愛知県豊橋市大国町83 愛知県弁護士会東三河支部内
0532-56-4623
岡崎 相談所
愛知県岡崎市明大寺町字道城ヶ入34-10 愛知県弁護士会西三河支部内
0564-54-9449
一宮 相談所
愛知県一宮市公園通4-17-1 愛知県弁護士会一宮支部内
0586-72-8199
半田 相談所
愛知県半田市出口町1-45-16 住吉ビル2階 愛知県弁護士会半田支部内
0569-23-8655
弁護士相談のメリット
愛知県はなんと12年連続で交通事故発生件数が全国ワースト1位ということもあり、愛知県弁護士会に所属する弁護士については他の地域の弁護士よりも交通事故の紛争処理を取り扱うケースが多いと考えられます。また、名古屋についてはウィンカーを出さない「名古屋走り」など、その地域独特のマナーの悪い運転が事故原因となるケースも多いため、県内で発生した交通事故については、そうした県内の交通事情に詳しい愛知県弁護士会の弁護士に相談を依頼することをお勧めします。
愛知県で交通事故に遭ってしまった場合、肉体的ダメージは勿論ですか、精神的にも大きなダメージを受けます。
そして、交通事故解決までに被害者の方が最も苦痛に感じるのは、身体へのダメージよりもむしろ心理的負担の方であるとも言われているくらいなのです。
それほどまでに、交通事故後にやらなければならない保険会社との交渉や煩雑な手続きなどは被害者の方の重荷になります。
しかし、愛知県の交通事故に強い弁護士に依頼することで、その精神的な負担は大きく軽減されるでしょう。
まず、交渉ごとは、愛知県の交通事故に強い弁護士があなたの代わりに担当してくれます。
事故のショックや怪我から回復しないまま、保険会社というプロ相手に交渉を行うのはとても大変なことでありますが、こちらもプロの弁護士を立てることで、保険金の増額が望めますし、何よりも、疲労を伴う「交渉」という大仕事から解放され、ゆっくりと治療に専念できるというメリットがあるでしょう。
また、過失割合の適正化や、後遺症が残った場合、後遺障害認定サポートに伴う慰謝料増額など、愛知県の交通事故に強い弁護士に依頼するに依頼するメリットが多いです。
愛知県での交通事故なら、地元愛知で活動している地域に根ざした弁護士に相談するのが1番ですが、東海地方全域に対応している愛知県の弁護士も多数いるので、隣県で遭ってしまった交通事故についてその県でよい弁護士が見つからない場合は、愛知県の弁護士を探してみるのも一つの方法です。
交通事故が多い社会的背景
愛知県で交通事故が多い背景には、まず愛知県の自動車保有台数についても、全国第1位であることが考えられます。
車の台数が多い=街を走る車の数が多い、ということは、それだけ車同士の事故が増えてしまうことになるからです。
実際、愛知県では他の都道府県よりも、四輪車の運転中に事故に遭い、亡くなってしまった人の割合が多いという特徴があります。
また、愛知県はトヨタ自動車の本社があり、創設の地でもあるので、昔から自家用車が大変身近な存在でした。
人口の多さとトヨタ自動車の存在が相まって、愛知県は都会では珍しい、いわゆる車社会となっています。
- 人口が多い
- 都会
- 車社会
この3つの要因により、愛知県は交通事故死者数が多いと考えられます。
このような状態から、どのようにして交通事故による死者数を減らし、ワーストワンから脱却するかが愛知県の大きな課題でしょう。
また、愛知県には、名古屋城をはじめ、国宝犬山城、東山動植物園や名古屋港水族館、2017年にオープンしたレゴランドなどたくさんの観光スポットがあり、他県からも大勢の観光客が車で訪れます。
そういった、愛知県の交通事情や道路事情に不慣れなドライバーが起こしてしまう事故も発生しています。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
名古屋市(千種区・東区・北区・西区・中村区・中区・昭和区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・守山区・緑区・名東区・天白区)・豊橋市・岡崎市・一宮市・瀬戸市・春日井市・豊川市・津島市・碧南市・刈谷市・豊田市・安城市・西尾市・蒲郡市・犬山市・常滑市・江南市・小牧市・稲沢市・新城市・東海市・大府市・ 知多市・知立市・尾張旭市・高浜市・岩倉市・豊明市・日進市・田原市・愛西市・清須市・ 北名古屋市・弥富市・みよし市・あま市・長久手市・東郷町・豊山町・大口町・扶桑町・大治町・蟹江町・飛島村・阿久比町・東浦町・南知多町・美浜町・武豊町・幸田町・設楽町・東栄町・豊根村・半田市