三重県の交通事故の件数
2018年の1年間における三重県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 4,687件 |
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交通事故負傷者数 | 6,136人 |
交通事故死者数 | 87人(前年比+1人) |
10万人あたりの死者数 | 4.83人 |
高齢者の比率 |
三重県は47都道府県中22番目に人口が多い地域ですが、平成28年における交通事故の死者数は全国で14番目に多く、人口の多さの順位を大きく上回ってしまっており、交通事故、そして交通事故死者数を減らしていくための対策を立てて努力していかなければならない都道府県であると言えるでしょう。
10万人あたりの死者数は全国3位に悪いです。
三重県の交通事故の特徴
三重県の平成27年の交通事故死者数は87人で、そのうちの52人が65歳以上の高齢者でした。
これは、死者数全体の65%以上をも占めていることになります。
他の都道府県でも、高齢化に伴い、高齢者が犠牲となってしまう交通事故が年々増加して問題になっていますが、三重県でも早急に対策していかなければならない課題の一つでしょう。
もう一つ、三重県の交通事故の特徴として、30歳~49歳のドライバーによる自動車交通事故の割合が多いことが挙げられます。
平成27年は、全体の約35%を占めていました。
これは、人口100人あたりの自動車保有台数が全国10位であり(平成27年の調査)、三重県が自家用車を所有する人が多い、いわゆる車社会であるということが原因と考えられるでしょう。
車社会ゆえに、働き盛りの30歳~49歳までの世代の人たちは、通勤などの移動手段を自家用車に頼っているので、どうしてもこの年代の起こす交通事故が多くなってしまうというわけです。
また、三重県には伊勢神宮や、鳥羽水族館、なばなの里、鈴鹿サーキットなど多くの観光スポットがあり、他県からも沢山の観光客が車で訪れるため、三重県の道路に慣れていない他県のドライバーが起こしてしまう事故も発生しています。
シートベルトの着用率の低さに注意
平成27年のJAFの調査によると、三重県の一般道での運転者のシートベルト着用率は、96.9%で、大阪と並んで全国ワースト2位という結果でした。
助手席のシートベルト着用率も低く、全国ワースト4位でした。
シートベルトをしないと、衝突事故にあった場合、運転者や助手席の同乗者はフロントガラスに頭を打ち付けたり、車外へ放り出されるなどの確率が高くなり、死亡率も当然高くなります。
三重県がさらに交通事故死者数を減らしていくためには、シートベルト着用率を上げていくことが重要となるでしょう。
ドライバーは、シートベルトの重要性を理解し、自分は勿論、同乗者全員にシートベルトの着用を促し、全員がきちんと装着したのを確認してから出発するようにしましょう。
三重県の交通事故が多い交差点
三重県では津市、鈴鹿市、四日市市、松阪市などで交通事故が多発しています。
以下の5つの地点は、その中でも特に交通事故が発生しやすい交差点として地元の人にも知られています。
雲出本郷町交差点
三重県津市雲出本郷町にある、国道165号線と国道23号線と県道754号線とが交わる四差路交差点です。
南北に伸びる国道23号線は、北方面に向かうと、飲食店や商業施設やアミューズメント施設などがあるため、それらを利用する車で大変混雑しています。
そのため、国道23号線を直進しようとする車と、県道754号線へ右折しようとする車の衝突事故が発生しやすい交差点です。
三重会館前交差点
国道23号線伊勢街道と県道42号線とが交わる、三重県津市中央にある四差路交差点です。
周囲には郵便局や銀行、オフィスなどが多く見られ、交通量が多く歩行者の姿も目立つので、横断歩道利用者と車両との衝突事故が多発しています。
南玉垣町交差点
三重県鈴鹿市南玉垣町にある、国道23号線と市道とが交わる四差路交差点です。
国道23号線に対して、市道が屈折して交わっているため、交差点への侵入方向によっては見通しの悪い角度が存在し、交通事故の原因となっています。
特に、西方面の道路から交差点へ入り、右折して国道23号線を南へ進む際に、横断歩道や対向車が非常に見えにくくなっているので注意が必要です。
南福崎交差点
国道23号線と県道401号線北勢バイパスとが交わる、三重県三重郡川越町大字南福崎にある大型の四差路交差点です。
交差点上部を伊勢湾岸自動車道が走っており、影になって暗い部分がある他、その橋脚が視界を遮り、大変見通しが悪くなっています。
いずれの信号機も、青信号の灯火がなく、矢印信号であるため、信号の見間違えによる交通事故が多発しています。
諏訪栄町交差点
三重県四日市市諏訪栄町にある、国道1号線東海道と中央通りとが交わる四差路交差点です。
交差する両道路とも、片側の車線数が4車線もしくは3車線の大型交差点であり、面積も大変広くなっています。
また、北西から南東に伸びる中央通りの中心部に、比較的背の高い樹木の植え込みが存在するため、反対車線が非常に見難くなっています。
上記の理由で、追突事故や右左折時の事故が頻発している危険な交差点です。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:三重弁護士会
登録弁護士数:185名(2016年10月1日現在)
三重弁護士会は、三重県津市中央3-23に本部を置き、四日市市に支部を設置しています。
交通事故の無料法律相談場所
三重県では以下の場所で交通事故の相談を行っています。
三重県交通事故相談窓口
三重県津市栄町1丁目954番地 三重県栄町庁舎3階
059-228-7350
三重県交通事故安全協会交通事故相談窓口
三重県津市高茶屋4丁目48-4 三重中央自動車学校
面接相談
059-223-1331または059-223-1333(予約受付電話番号)
電話相談
059-223-1331
日弁連交通事故相談センター
三重 相談所
三重県津市中央3-23 三重弁護士会館内
059-228-2232
弁護士相談のメリット
交通事故に遭ってしまった場合、誰しもが早期解決を望み、今まで通りの穏やかな日常を取り戻したいと願うでしょう。
しかし、現実は怪我の治療のための通院、相手方の保険会社との交渉など、休む間もない忙しさが続きます。
これでは治療に専念出来ず、負担は増える一方です。
しかし、弁護士に依頼すれば、交渉ごとはあなたに代わって担当してもらえますし、様々なアドバイスも受けることが出来ます。
交渉は自分でやろうとしても、とてもプロである保険会社に太刀打ち出来ず、長引くだけ長引いて満足な結果が得られないことがほとんどでしょう。
交通事故を早期に解決し、治療に専念するには、こちらも交渉ごとや法律のプロである弁護士に相談するのが一番の近道なのです。
三重県で起こった交通事故なら、三重に密着して活動している地元の弁護士に依頼するのが望ましいでしょう。
交通事故に強い弁護士が対応する市町村
津市・四日市市・伊勢市・松阪 市・桑名市・鈴鹿市・名張市・尾鷲市・亀山市・鳥羽市・熊野市・いなべ市・志摩市・伊賀市・木曽岬町・東員町・菰野町・朝日町・川越町・多気 町・明和町・大台町・玉城町・度会町・大紀町・南伊勢町・紀北町・御浜町・紀宝町