栃木県・宇都宮の交通事故の件数
2018年の1年間における栃木県内の交通事故状況は以下の通りです。
交通事故数 | 4,764件 |
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交通事故負傷者数 | 5,956人 |
交通事故死者数 | 89人(前年比-6人) |
10万人あたりの死者数 | 4.55人 |
高齢者の比率 |
栃木県は47都道府県中18番目に人口が多い地域ですが、平成28年度の交通事故による死者数は76人と全国的に見ると比較的少ないようです。
また、死亡事故発生率については1.39%と全国16位で死亡事故率は意外にも高いようです。また人口1000人当たりの交通事故発生率についても2.78%で全国39位と交通事故の発生率自体は低いようです。
この結果から、栃木県は交通事故件数は比較的少なめで、交通事故が発生する確率も低いのですが、その一方で死亡事故に発展するような大事故の割合が多いといえるかもしれません。
栃木県・宇都宮の交通事故の特徴
栃木県は人口比率からすると交通事故の発生件数自体は少ないものの、交通死亡事故の発生率については、若干高めの数値を示しています。
死亡事故の内容を分析すると、国道や県道を走行中の死亡事故も多く、比較的死亡事故が発生しやすい国道としては、国道4号線、国道121号線、国道461号線です。
また、交通死亡事故の構成率のうち高齢者が占める割合は55.3%と実に半数以上を占めているため、運転する際には高齢者の動きに注意する必要があるでしょう。
また、死亡事故の発生時間帯としては昼間よりも夜間の方が多く、ドライバーから見て右から左へ横断する歩行者を誤ってはねてしまう死亡事故が多発しているようです。右ハンドルだと右からくる歩行者への注意が散漫になりがちですので注意しましょう。
人身事故の発生件数がもっとも多かったのは、宇都宮市です。また、死者数が多かったのも宇都宮市が最大です。
栃木県・宇都宮で交通事故が多い交差点
栃木県内の平成28年度における交通事故発生件数が圧倒的に多いのは、県庁所在地がある宇都宮市で1738件です。
これは人口が50万人を超えていて、県内でも圧倒的に人口が多いことにもよります。
そこで、人口10万人あたりの発生件数で検証してみると、1位は足利市です。人口10万人あたりで408件の交通事故が発生しており、栃木県内において最も交通事故に警戒が必要な地域ともいえるでしょう。
ただ、これに対し死者数で見てみると、打って変わって足利市や宇都宮市はとても少ないという特徴があります。
人口10万人あたりの交通事故死者数は、宇都宮市で1.9人、足利市で2人という結果で、県内でも交通死亡事故には発展しにくい地域なのです。
なお、栃木県内で交通事故が多い交差点は以下の通りです。
道場宿交差点
栃木県宇都宮市道場宿町にある四叉路交差点です。
ここは南北に国道408号線が走っており、それと県道64号線鬼怒通りが交差しています。国道408号線は茨城県へアクセスする際に利用する重要な幹線道路であり、また交差点に向かって下りであることもあり、スピードを出す車が多く交差点付近で交通事故が発生しやすい傾向です。また、鬼怒通りを東の清原中央通り方面へ抜けようとする大型車が多いことも事故の一つの要因かもしれません。
上蒲生中交差点
栃木県河内郡三川町しらさぎ一丁目にある四叉路交差点です。
国道4号線が南北に直線で通っており、バイパスでもあるため、とにかく交通量が多い交差点です。また、交差点には陸橋が設置されており、それが右左折などの際に微妙な死角を作り出すことがあります。また、近隣の工場に配送するトラックなどの往来も多いため、渋滞が慢性化しやすく信号待ちの車に追突するケースもあります。
今泉町交差点
栃木県宇都宮市今泉一丁目にある四叉路交差点です。
県道125号線と64号線宇農前通りが交差しており、県道125号線は片側4車線になっているため、道幅も広く交通量が多い交差点です。また、東側には東北新幹線の線路が宇農前通りと交差しています。さらに、125号線を南に抜けると栃木県の中心市街地である宇都宮駅西側に出るため、1日を通して渋滞が発生しやすいエリアです。追突事故に限らず右左折事故なども多く発生しています。
竹林町交差点
栃木県宇都宮市今泉町にある四叉路交差点です。
南北に県道125号線白沢街道が走っており、また交差する県道10号競輪場通りについてもそれなりに交通量が多いことから、交通事故が発生しやすくなっています。
また、交差点から西に向かうと県内屈指の大型商業施設である「FDK宇都宮店」があるため、特に土日については車が多く渋滞が発生しやすいため追突事故に注意が必要です。
弁護士会の概要
弁護士会の名称:栃木県弁護士会
登録弁護士数:会員数219名(2017年1月1日現在 )
法人会員16名
栃木県宇都宮市明保野町1番6号
TEL:028-689-9000(代表)
FAX:028-689-9018
交通事故の無料法律相談場所
栃木県では以下の場所で、交通事故の相談を行っています。
栃木県交通事故相談所
【予約受付電話番号】栃木県交通事故相談所 028-623-2188
鹿沼市生活課 0289-63-2122
小山市生活安心課 0285-22-9282
矢板市くらし安全環境課 0287-43-6755
日弁連交通事故相談センター
栃木相談所
栃木県宇都宮市明保野町1-6 栃木県弁護士会館内
028-689-9001
弁護士相談のメリット
栃木県は交通事故の発生率自体は、他の都道府県に比べると、決して高いわけではありません。ですが、夜間の死亡事故が多いことと、幹線道路を走行中の死亡事故が多いなど、重大事故が発生しやすい傾向があるようです。
また、栃木県といえば観光名所でも有名な「日光のいろは坂」がありますが、実はここで最近増えているのが「自転車事故」です。
日光市のいろは坂は、ロードレースの愛好家が山岳レースなどの練習用コースとして道路を走行するケースが多く、いろは坂の急カーブなどで転倒する事故が増えています。自転車といえども、ロードレース並みのスピードで走行すれば、それはバイクと同じです。また自転車も道路交通法上は軽車両ですので、自分の命だけでなく他人の命に危害を及ぼす恐れもあることをよく認識して注意しましょう。
弁護士は、自動車と自動車の事故や、自動車と自転車事故、自動車と歩行者との事故など、どのように対応していけばよいのか?見通しをたてることができます。だから、相手が無理な要求をしていたり、示談金をやすく提示してきたりしているかを適格に判断することができます。
栃木県で事故に遭った場合は、栃木県に密着している弁護士に依頼することで、解決が速まるケースがあることを覚えておきましょう。
交通事故弁護士が対応する市町村
宇都宮市・足利市・栃木市・佐 野市・鹿沼市・日光市・小山市・真岡市・大田原市・矢板市・那須塩原市・さくら市・那須烏山市・下野市・上三川町・益子町・茂木町・市貝町・ 芳賀町・壬生町・野木町・岩舟町・塩谷町・高根沢町・那須町・那珂川町