後遺障害の異議申し立ての成功確率と失敗したらどうするか徹底解説
後遺障害等級認定されなかった場合、もしくは思ったより等級が低い場合に、異議申し立てを行いますが、成功率はどれくらいだ…[続きを読む]
後遺障害の等級認定が期待通りにならない場合、異議申し立てが可能です。
ただし、法律に詳しくない一般の人が独力で異議申し立てを行っても、同様の結果になる可能性が高いのが実情です。
そのような状況では、後遺障害の異議申し立てに実績を持つ弁護士に依頼することが重要です。
今回は、後遺障害の異議申し立てにおける弁護士の費用の一般的な相場と留意すべき点について説明します。
弁護士費用の前に、大前提を確認しましょう。
後遺障害認定の異議申し立ては「困難な壁」が存在しています。
下記の記事によると、異議申し立ての成功率は約11.6%であり、80%のケースが失敗に終わるという結果が示されています。
そのため、一般の方が後遺障害認定の異議申し立てを試みても、困難な壁に直面し、成功しづらい状況となることが多いです。
つまり、後遺障害異議申し立てに実績のある弁護士に相談するためにまず弁護士費用を確認すべきというわけです。
そもそも弁護士依頼をすると、下記の種類の費用を支払うことになります
ちなみに、交通事故に関する法律問題では、法律相談料が無料のケースが一般的です。
ただし、全ての法律事務所が必ずしも無料ではないことにご注意ください。
後遺障害認定の異議申し立てに実績がある弁護士事務所「ベリーベスト法律事務所」の例を見てみましょう。
同事務所の場合、交通事故の弁護士費用は、上述のような金額が設定されています。
ただし、異議申立てが必要な場合には、別途着手金が必要となることが記載されています。
他の法律事務所でも、異議申立ての場合は、上記金額に加えて約10万円の追加料金が発生することがあります。
また、事務所によっては、着手金が必要となる場合や成功報酬金の考え方が異なる場合もあります。
具体的な詳細については、各弁護士事務所に相談することが最善です。
いずれにせよ、後遺障害の異議申立てには通常、一般の弁護士費用に追加費用が発生する場合が多いです。
ただし、後遺障害の異議申立てが成功すると、交通事故被害者にとって多くのメリットが生じることも念頭においておいてください。
上記の内容では、「弁護士費用特約」を利用せずに異議申立てに関連する弁護士費用を支払うケースを紹介しました。
「弁護士費用特約」とは、自動車保険におけるオプションの一つです。
交通事故による法的な問題や訴訟の際に、弁護士費用が一部または全額補償される制度です。
これに加入している場合、弁護士に依頼する際に費用負担がなくなる可能性があります。
まず、ご自身の任意保険に「弁護士費用特約」が付帯されているかどうかを確認してみてください。
今回は、後遺障害の異議申し立てにかかる弁護士費用の相場や注意点について解説しました。
後遺障害の異議申し立ては難しい案件であり、法律の専門家の力が必要不可欠です。
最初には地元の弁護士に相談するか、全国的に異議申立ての実績がある弁護士に依頼してみることをおすすめします。