交通事故の慰謝料を弁護士基準表で自分で計算!増額するには?【2023年版】
弁護士基準について解説します。日額いくらか、通院日数との関係、自分で弁護士基準にできるか?を後遺障害14級慰謝料、追…[続きを読む]
日本には4万人を超える弁護士が存在しています。
多くの弁護士の中から、交通事故に強く、相談者に対する対応が良く、口コミや評判も良い弁護士を見つけることは容易ではありません。
弁護士事務所に関するネット上のランキングやGoogleマップの口コミ、Twitter、2ch、知恵袋などを見ると、多数の意見が書き込まれています。星1つしかつけず、「最悪、二度と頼まない」といった過激な意見も少なくありません。
こういった書き込みや口コミの評判を本当に信頼していいのでしょうか?
当然のことですが、実際に交通事故を弁護士に依頼する場合、口コミや人気ランキングの評判だけで判断したり、惑わされたりしないようにすることが大切です。
ただ、そうは言っても、以下のような悩みを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、交通事故に強いおすすめの弁護士事務所の特徴、また、逆に依頼すべきではない弁護士についてまとめました。
ネットの評判、口コミや人気ランキングには惑わされず、しっかり有能な弁護士を選びましょう。
目次
そもそも「交通事故に強い弁護士」はどのような基準で探すべきなのでしょうか?
「交通事故に強い弁護士」を探すときには、まず、ネット上の評判・口コミが良さそうな法律事務所の公式HPを見て、どこがいいのかをチェックするかと思います。
交通事故に強い弁護士事務所では、具体的に「相談件数」や「解決件数」の実績数を数字で掲載しているサイトが多いです。
HP上に「相談件数」のみを記載している事務所がたまにあります。
実際のところ、交通事故を解決することなく相談だけで終わることも良くあるので注意が必要です。なぜなら、相談件数が多くても、実際にその事件を取り扱ったとは言えないからです。
つまり、これら2つの数字のうち、重要な数字は「解決件数」の方になります。
たとえホームページに解決件数が載っていなくても、豊富な「解決事例」が掲載されていれば、安心して任せることができる事故に強い弁護士だとわかります。
弁護士選びは、「自分と同じ傷病の手術・治療実績数が多い病院を選ぶ」のと似ているところがあります。
例えば、自分と同じような事情の交通事故で慰謝料が増額された事例を確認することにより、自分にあった弁護士を選ぶことができると言えるでしょう。
交通事故に強い弁護士のホームページには、「お客様の声」が掲載されています。
たとえば、以下のようなものです。
具体的にどこが良かったのかお客様の声が載っている事務所は、依頼者にどのような利益をもたらしたのかがとてもイメージしやすくなります。
実際に「依頼者の手書きの文書」でお客様の声がそのまま掲載されているサイトは、弁護士事務所としての信頼性がより高いと言えます。
また、実際獲得した損害賠償金の金額が記載されていれば、一般的な「交通事故の慰謝料相場」と比べて多いのか少ないのかなどの確認もできて、参考にしやすいと言えるでしょう。
弁護士が取り扱う分野は多岐に亘り、有能な弁護士すべてが交通事故に積極的に取り組んでいるわけではありません。
交通事故が得意ではない弁護士もいれば、積極的には扱っていない弁護士もいます。
一方で、下記の項目にあてはまる弁護士は、特に交通事故に強い有能な弁護士であることが多いと言えるでしょう。
以上のような特徴や実績があると、物事を広い視野で見ることができ、今までの事例と比較・照合し、ケースに応じた最適な解決方法を導き出してくれることが多いです。
単にネット上の口コミや評判が高いだけの弁護士よりも、交通事故に強い弁護士であることが多いでしょう。
交通事故に強い弁護士を探すときに、その弁護士が交通事故を原因とする傷病についての医学的知識や後遺障害等級の認定に精通しているかどうかも大切です。
示談や裁判でも、医学的知識がなければ被害者側の主張を充分にできないケースがあるのが現状です。
弁護士に医学的知識があれば、事故当初に被害者に必要な治療方針、検査内容などのアドバイスをすることができます。
また、後遺障害等級の申請の際にも医学的知識は必要となります。
後遺障害等級認定は「後遺障害診断書」の内容によって大きく左右されます。しかし、後遺障害診断書はあくまで後遺障害についての損害賠償請求のための資料であり、多くの医師は後遺障害診断書を作成するプロではありません。
そのため、医学的知識を持つ弁護士が内容をチェックすることが欠かせません。
特別に交通事故専門のチームを編成する法律事務所もあります。
交通事故案件の解決には、前述した医学的知識から事故態様の調査や保険会社との交渉に至るまで、専門的な知識を要することがとても多く、弁護士一人では質の高いサービスを提供することが難しいため、「専門チームを組織」するのです。
チーム内で定期的に勉強会などを行っている事務所も多く、力強い味方になってくれるでしょう。
例えば、次のような法律事務所が交通事故の専門チームを組織しています。
交通事故の被害者からすれば、悩みを親身に聞いてくれて、要望したことに対し成果を上げてくれる交通事故の専門弁護士に依頼したいと思うでしょう。
では、安心してお任せできる交通事故に強い弁護士はどうやって見分ければいいのでしょうか?
法律事務所に限ったことではありませんが、事務所の電話対応に「冷たさ」や「雑さ」などを感じたら黄色信号と考えましょう。
交通事故は、示談以外にも怪我の回復・生活への復帰への不安といった心理的な負担がかかります。
重要なのは、唯一の専門的な味方である弁護士とコミュニケーションをスムーズにとれるかどうかです。
評判の良い交通事故に強い弁護士事務所では、交通事故の被害者から電話が入った場合に迅速に対応するフローが確立しているため、スムーズに受付してもらうことができるはずです。
反対に、問い合わせが少ない法律事務所は、電話対応に慣れていないため、長い間保留で待たされたり、分かる者がいないと言って折り返しにされるケースも少なくありません。
ネットの情報だけでは、実際のところはよくわかりません。
「ここだ!」と思った事務所があれば、実際に弁護士事務所に赴いて、直接弁護士に無料相談してから依頼したほうが良いと言えます。
「この弁護士なら専門性が高く、交通事故にも強い弁護士で安心して頼めそうだ!」と思えるまで、いくつかの事務所をまわってみるのが良いでしょう。
当サイトでは、初回無料で相談を受けれる弁護士事務所を多数掲載しています。
この無料相談を大いに活用して、評判や口コミだけではなく、自分の目で、交通事故に強い弁護士か確かめることをお勧めします。
少し専門的ですが「懲戒処分の情報」を確認するという手もあります。
過去に、戒告、業務停止、退会命令、除名を受けた弁護士については「弁護士懲戒処分検索センター」のホームページで確認することができます。
ただし、ここに載っていたからといって必ずしも悪徳弁護士というわけではありません。やはり、実際に相談に行って自分の目で確かめてみるのが良いでしょう。
法律問題をスムーズに解決するには、弁護士との相性も大事ですので、できれば実際に弁護士と面談して依頼先を決めるのがオススメです。
東京や大阪、愛知(名古屋)、埼玉、神奈川(横浜)、兵庫(神戸)、福岡などの多くの大都市には、交通事故に強い弁護士事務所が多数存在します。
しかし、地方にお住まいの場合は、ネットのランキングを見たり、近くの事務所の口コミをあたってみたりしても、交通事故専門をうたっている事務所がなかなか見当たらないことがあります。
近くの弁護士がよいという方は、何度か無料相談をして、自分の目で確認するようにしましょう。
近くにあまり弁護士事務所がない場合は、「全国対応」の事務所をおすすめします。
「交通事故の経験が薄い近くの事務所」よりも、「交通事故の経験が豊富な全国対応の事務所」を探す方がメリットが大きいこともあるでしょう。
全国対応の事務所は支店数も多く、支店同士で互いに情報交換をしているため、実践的な解決ノウハウを活かすことが可能です。
当サイトでも全国対応の事務所を多数掲載しているので、参考にしてください。
また、以下の弁護士事務所では、交通事故の専門チームも組織しています。
住所は東京になりますが、大阪や名古屋、神奈川、福岡、横浜やその他地方などの方に対しても対応してくれる全国対応の弁護士事務所になります。
■参考ページ(全国対応の弁護士事務所例)
ここまでは交通事故に強い弁護士を解説して参りましたが、ランキングでは分からない、実は交通事故に「弱い」弁護士事務所も存在します。
交通事故の示談交渉は、担当する弁護士によって談金の額に大きな差がつくことは意外と知られていません。
この主な原因は、弁護士の力不足というよりも、努力不足であることが少なくありません。
例えば、過失割合に争いがある交通事故の事案で次のような行動をする弁護士には、依頼すべきではありません。
もちろん、話し好きな弁護士が悪い、お勧めしないというわけではありません。優秀な弁護士・人気がある弁護士でも話し好きな人は存在します。
ただ、弁護士を評価するには、どれだけ被害者の話を「聞いたか」が重要です。
交通事故に遭った被害者は、示談や保険会社への対応、怪我の治療など初めて経験することが多く、不安で心配なことだらけです。その不安を解消するのも弁護士の立派な仕事です。
弁護士には、被害者の話を時間をかけて親身になって聞き、不安を取り除こうとする姿勢が必要です。
実際に事務所に出向き質問をすると、上から目線でまるで教えてやっているかの如くきつい言い方をしてくる弁護士がいます。
さらに酷いケースでは、そもそも説明すらしてくれず、「あとはこっちに任せておけばいいから」とあしらわれてしまうこともあるようです。
対して、評判のいい交通事故に強い弁護士ほど、具体例を示し、丁寧に説明してくれる傾向があります。
被害者に寄り添うことをせず「横柄な態度で説明をしない」という弁護士には依頼しないほうがいいでしょう。
弁護士費用にもそれなりの相場があります。相場を大きくかけ離れた高い弁護士費用だからといって優秀な弁護士とは限りません。
交通事故に強い弁護士は、概して被害者の経済事情もわかったうえで弁護士費用を設定しており、分割払いに応じてくれるケースもあります。
また、弁護士費用が不明朗な事務所では、解決後に費用としていくら請求されるかわかりません。最初に訪れた際に費用の説明はしっかりと聞いておきましょう。
交通事故の被害に遭った時、示談の交渉などを有利に進めるにはどんな弁護士に依頼すればいいのか、弁護士の探し方と弁護士選びのチェックポイントについて解説します。
Googleマップの口コミには法律事務所の評判が記載されていることが多いです。ただ、これは偏った意見が反映されやすい(特に否定的な意見)傾向があります。
満足しているとクチコミは書き込まないが、不満があるとどこかにぶつけたいという思いを持つ顧客は多いのです。
一方、よいクチコミばかりが並んでいるのもサクラの可能性がありますので、参考程度にとどめたほうが良いでしょう。
最終的に、人の意見ではなく、自分の目で確認して決定するのが重要です。
上記を調べると、交通事故に強い弁護士かどうかわかってきます。
解決実績が多いと、様々なケースの交通事故案件に対して解決までの道筋を読んでくれるので、被害者として安心して任せることができるでしょう。
また、交通事故は医学的な知識が大事になってくるので、自分の症状を伝えて理解できるか?を確認するようにしましょう。
大手事務所か?個人事務所か?は、被害者と弁護士との相性に関わる部分なので、自分にあった方を選ぶとよいでしょう。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分が大事にするポイントで選択すれば大丈夫です。
交通事故に強い弁護士にいざ依頼するとき、「弁護士特約」に入っているか?を確認されることがあります。
弁護士特約を使うと、弁護士費用を自己負担0円で依頼することができます。通常は最大300万円まで、自分が加入する任意保険会社が負担してくれます。
もらい事故の被害者の場合や物損事故の場合でも利用することができますので、一度ご自身の保険契約内容をご確認ください。
交通事故問題に強い弁護士なら、弁護士費用特約の取り扱いがありますし、その内容やシステムについてもわかりやすく説明をしてくれます。
交通事故事案で依頼すべき弁護士・依頼すべきでない弁護士の特徴と選び方について解説しました。
弁護士選びについては、人気ランキングや口コミの評判に惑わされてはいけません。
交通事故に強い弁護士を自分の目で選び、信頼関係を築いて、是非、適正な示談金の償請求に結びつけてください。