軽い追突事故で「むちうち症」に!嘘と言われない為にやるべき事

むちうち症は、軽い追突や接触事故に遭っただけでも、症状が出ることがある怪我です。こうした場合、保険会社から

『軽傷なのに入院、通院は大げさな!本当は仮病じゃないのか?』
『(追突事故とは関係がない)持病などではないか?』
『痛くないのに病院に行っているのではないか?』
『この程度の追突事故なら、1か月程度の通院で十分では?』

などと言われて、治療費の支払いを断られる(治療費を打ち切られる)ケースがあります。

加害者からも、「軽くバンパーに当たっただけなのに・・・。」と、疑いの目で見られてしまうことすらあり得ます。

そこで今回は、軽い追突事故で保険会社から、むちうち症が「嘘ではないか」と言われる理由とその対処方法を解説します。

1.保険会社がむちうちを嘘だと考える理由

被害者が訴えている「むちうち」を、保険会社が「嘘」と疑うのは、次の理由からです。

(1)事故直後からの通院履歴がない

保険会社がむちうち症を「嘘」だと疑うケースの1つに、「交通事故から通院までの空白期間がある場合」があります。

事故の後で痛み等の症状が出ても、『たいしたことない』と楽観視したり、仕事や家事・育児の忙しさに追われるなどの事情から、痛みを我慢して病院に行かないケースがあります。
だんだん痛みに耐えられなくなって、後で通院を開始したとしても、初診時には事故から相当な日数が経過していたりします。

しかし、むちうち症による「痛み」や「しびれ」は、事故直後から数時間~翌日には発生するのが通常です。そのため保険会社から見れば、事故と初受診との空白期間があると、『なぜ今になって通院しはじめたのか』と疑問が生じ、事故と症状との因果関係が疑われ、追突事故によるむちうち症が嘘だと言われてしまうのです。

(2)症状が事故状況と一致していない

症状と事故状況との不一致があると、むちうち症が「嘘」と言われることがあります。
たとえば、以下のようなケースです。

・傷害を受けた部分と痛みが出ている部分の不一致
・事故の程度との不一致(軽い事故)
・申告内容の不一致(前言ってたことと違う)

具体例をあげると、事故直後には『右腕が痛い』と言っていたのに、ある程度治療が進んだ頃には『肩にしびれが起こる』と言い出した場合などです。
こうした場合、話が一貫していないので、嘘だと言われてしまいます。

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(3)自覚症状だけで、むちうちの症状を証明できる資料がない

軽いむちうち症の場合、その症状を証明できる客観的な資料がないことが多いです。
レントゲン画像やMRI画像などを撮っても、特に異常は見当たりません。
結局、「痛みやしびれがある。だるさを感じる。吐き気がする」といった「患者の自己申告だけ」の状態になってしまうのです。

もっとも、このような自己申告も重要です。
自身が感じる症状のことを「自覚症状」と言いますが、自覚症状は損害賠償の場面でも一定程度評価されるので、症状を訴えること自体は重要です。
ただ自覚症状よりも他覚症状(医師が客観的に確認できる症状)が、基本的に重視されます。

症状を証明する資料がなければ、保険会社としては「症状が認められない」「その申告(むちうち症)は嘘ではないか」と主張したくなります。

(4)整骨院・接骨院の水増し請求に対する不信感

被害者が通っている整骨院や接骨院に対しても、保険会社は不信感を抱いています。
多くの整骨院は誠実に治療を行っていらっしゃいますが、中には悪質な整骨院もあり、被害者が通院していない日の治療費を請求したり、施術内容を水増したりします。
極端な場合、被害者と整骨院がグルになって水増し請求をするケースもあります。

こうした事例が少なからずあることも、むちうち症が疑われる理由の一つです。

2.むちうちを真実だと証明する方法

嘘と言わせないためには、むちうち症が本物だと証明することが、一番の方法です。

症状を証明するためには、以下の5点を徹底しましょう。

・事故が起こったら すぐに通院 を開始
・自分の 痛みを「言語化」 し、一貫した症状を訴える
適切な検査 を実施する
・整骨院に通う場合は 医師の指示 を仰ぐ
弁護士に相談 する

(1)事故が起こったらすぐに通院を開始

まずは、交通事故後、すぐに病院に通院することが重要です。

追突事故に遭ったら、まずは整形外科に行きましょう。
たとえ軽い事故であり、痛みなどの自覚症状がなくてもです。必ず行きましょう。

このとき「整骨院、接骨院」ではなく「整形外科」を受診して、「医師」による診察を受けることが大切です。
後遺障害認定で有効な画像診断や、診断書が書けるのも病院の医師だけです。

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(2)自分の痛みを「言語化」し、一貫した症状を訴える

主張する症状が一貫しないと疑われるという話をしました。
実際、痛みの表現というものは、慣れてないと難しいものです。『この違和感をどう伝えたらいいのか?』という悩みを持っている人もいるでしょう。

ただ、だからと言って何も意識せずに、その場その場の表現をしていると、訴える症状が大きく変わってしまいます。

自分なりに、「以前はどのように痛みを訴えたか」「どう言葉にしたか」のメモを残すなどして、痛みの表現を言語化し、表現にブレがないようにすることが重要です。

上手く表現できないという場合には、他の人がどう表現しているかを参考にしてみると良いでしょう。

(3)適切な検査を実施する

適切な検査を行うことも重要です。

レントゲンやMRI等の画像診断は必須ですが、むちうち症の場合、それでも証明できないケースがあります。
そうした場合、神経学的検査をすることにより、むちうち症の自覚症状を補完したり症状を証明したりすることができることがあります。

神経学的検査とは、筋力や反射などについて調べる検査方法です。
いくつかの種類があります。

むちうち症の場合、患者の頭を後ろに傾けて左右に動かし、痛みが出るかどうかを調べるテストや握力テスト、筋電図テストや腱反射テスト、異常反射テストなどによって症状がわかることがあります。

こうした検査を適切に実施していれば、「むちうち症は嘘」だと言われにくくなります。
もし、示談交渉の段階では相手が納得しなくても、裁判で勝てる可能性が高まります。

(4)整骨院に通う場合は医師の指示を仰ぐ

整骨院(や接骨院)に通う場合は、医師(整形外科医)の指示も仰ぎましょう。
医師の具体的な指示があれば、治療の必要性があり、治療の一環として通院していることを示せます。

そのうえで保険会社に連絡をすれば、疑われません。

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(5)弁護士に相談する

相手がむちうち症を認めてくれない場合、弁護士に対応を任せることをおすすめします。
相手方の主張に対し、法律家・専門家としての立場から適切に反論してくれます。
また、医学知識がある弁護士であれば、むちうち症の適切な治療機関の紹介や治療する際の注意点、さらには、検査方法についてもアドバイスをしてくれることがあります。

加えて、このように「モメている」場面では、最終的に立場の対立が解消せず、裁判となることも考えられます。
その場合にも、弁護士がいれば対応できるため、安心です。

3.むちうちでも後遺障害が認定される可能性あり

むちうち症で、後遺障害が認定されることがあります。
軽いむちうち症で、自覚症状しかない場合でも、12級の認定は難しくても、14級の認定を受けられる可能性があります。

後遺障害に認定されると、14級であっても100万円以上の後遺障害慰謝料が認められやすくなりますし、働いている人の場合には、数百万円レベルの逸失利益が認められることも多いです。

個人で認定手続きをやることは難しいですが、後遺障害認定手続きを弁護士に依頼すると、認定の可能性は高くなります。
むちうち症のケースで確実に後遺障害の等級認定を受けたい場合には、まずは弁護士の話を聞いてみましょう。

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4.首・腰の痛みを嘘と言われた場合も弁護士に!

今回は、軽い追突事故でむちうち症になった場合の対処方法をご説明しましたが、 実際には、むちうち症以外にも交通事故で首や腰の神経症状を患った場合にも嘘と言われてしまう可能性が高いです。

軽い事故であることなどを理由として症状を疑われた場合には、むちうち症の場合と同様に、以下の5点を大切にしてください。

・事故直後から確実に病院に通院をすること
・症状の主張に一貫性を持たせること
・適切な検査を行うこと
・整骨院に通う場合は医師の指示を仰ぐこと
・交通事故に強い弁護士に相談すること

特に一番最後の「交通事故に強い弁護士に相談すること」が、もっとも効果的です。

保険会社ともめてしまい、困っている場合や、これから相手と交渉するのに不安がある場合などには、一度、弁護士に相談をしてアドバイスをもらうことをおすすめします。

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交通事故に関する専門知識をもつ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

  1. 保険会社から治療費の打ち切りを迫られている
  2. 過失割合に納得ができない
  3. 適正な等級認定のため後遺障害申請サポートしてほしい
  4. 保険会社との示談交渉が面倒、保険会社の態度が悪い
  5. 保険会社が提示した慰謝料が適正な金額かわからない

交通事故に強い弁護士に相談することで、これらの書類の準備や交渉の負担がほとんどなくなります!弁護士に任せて頂ければ、被害者の方は安心して治療に専念できます。
1つでも当てはまる方は1人で悩まず、今すぐ弁護士に相談しましょう。

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