交通事故を弁護士に依頼して後悔するケースと対策方法

弁護士後悔

交通事故の事案を解決するために弁護士に依頼しても、うまくいかずに後悔してしまうケースがあります。

もっとも大きな問題が「費用倒れ」ですが、それ以外にも「相性が合わない」、「思うような結果を得られず失敗した」「対応が遅い、連絡ない、時間がかかる」などの問題も発生します。

今回は、交通事故を弁護士に依頼して後悔・失敗してしまうパターン、示談が進まないケースなど、それらに対する対処方法をご紹介していきます。

【後悔1】弁護士費用倒れになる

交通事故の損害賠償請求は、弁護士に依頼しても、弁護士費用が賠償額を超えてしまうため「費用倒れ」になってしまうリスクがあります。

費用倒れになりやすいのは、次のようなケースです。

  • 被害者が軽傷で済んだ事故
  • 物損事故
  • 加害者が無保険の事故
  • 後遺障害が残っていない事故
  • 過失割合が高い事故

例えば、被害者が軽傷で済んだ事故や物損事故では、弁護士が介入しても、賠償額が大幅に増額することはありません。

かえって弁護士費用のほうが高額になることが多いです。

また、被害者の「過失割合」が大きい場合は、損害賠償額が減額されます。特に後遺障害が残らない場合には、もともとの請求金額が小さいので過失相殺によって大きく請求金額が減り、費用倒れになる危険性が高まります。

また、加害者に資力がなく無保険の場合には、加害者が自己破産を申請してしまう可能性もあります。

裁判で加害者の財産を差し押さえようとしても、その前に自己破産されてしまったら、賠償金を受け取れず失敗する可能性があります。

関連記事
自己破産
無保険事故の加害者が自己破産!被害者は請求できなくなるのか?
加害者が損害賠償を払えない時、自己破産を申し立てるケースがあります。この場合、損害賠償責任まで免責されてしまうのでし…[続きを読む]

弁護士費用特約を利用すれば、受任する事務所もあり

しかし、上記のような費用倒れが懸念される事案でも「弁護士費用特約」が利用できれば多くの事務所が受任してくれます

弁護士費用特約とは、相談料、着手金、成功報酬金など通常最大300万円まで保険会社が負担をして、弁護士に依頼できる特約です。

依頼者に弁護士費用の負担が発生せず、費用倒れの心配がなくなります。

ご自身が加入している自動車保険に弁護士費用特約が付いているのなら、躊躇せず弁護士に依頼をしましょう。

関連記事
弁護士費用特約の使い方とメリット、デメリット、注意点を解説!
自己負担0円で弁護士依頼できる弁護士特約をご存知ですか?この記事では、弁護士費用特約の使い方やメリット・デメリット、…[続きを読む]
関連記事
交通事故と費用倒れ
自分の交通事故弁護士依頼が得か損かの自己診断!費用倒れ予防
弁護士の介入によって増額する賠償金の差額分よりも、弁護士費用が上回ってしまうことを「弁護士費用倒れ」といいます。弁護…[続きを読む]

【後悔2】信頼関係の構築に失敗して示談が進まない

弁護士に依頼して後悔する場合として、弁護士とのコミュニケーションや信頼関係を構築することに失敗して示談が進まないケースが挙げられます。

被害者が「弁護士はわかってくれない」「話を聞いてくれない」と不満を感じるケースです。

一般の方は「弁護士なら何でもわかってくれる」と思いがちですが、弁護士も人間であり、はっきりと伝えない限りわかってもらえないことが多々あります。

弁護士に連絡、相談する前には、これまでの経緯、事実関係を時系列表にまとめたり、希望する解決方法や弁護士に特に聞いてほしいことを箇条書きで書き出したりして冷静に行動する事が重要です。

そのメモを使ってコミュニケーションをとれば、お互いにわかり合いやすくなり、無用なトラブルや失敗を避けられるようになります。

【後悔3】示談が遅い・連絡こない・時間がかかる

単純に弁護士の態度や対応が気になるケースも多いです。

特に「時間がかかる気がする」「遅い気がする」「連絡がこない」といったケースがあります。

弁護士も様々な事件を同時に抱え、連絡や対応が遅れることはあります。また、依頼者が連絡の欲しいタイミングと弁護士が法的にコミュニケーションが必要なタイミングがずれていることもあり得ます。

現在進行系で不満を持っている方は、一度その弁護士と向き合って話し合うことが重要です。そこでしっかりと話合い、コミュニケーションが取れるようになれば、対応が改善される可能性があります。

それでも改善が見られない場合は、解任もやむを得ないでしょう。

また、弁護士会には、弁護士とのトラブルについて窓口となってくれる窓口があり、一度相談してみるのもいいかもしれません。

【後悔4】弁護士介入後も過失割合が変わらない

交通事故で加害者側の保険会社と示談交渉をする際に、争点となることが多い「過失割合」があります。

過去の裁判例などを基にした過失割合の基準が存在し、実務では多くの場合「別冊判例タイムズ38 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」が使用されています。

そのため、保険会社が妥当な過失割合を主張している場合には、たとえ弁護士が介入しても期待したほど変わらない可能性が高いです

もし相手側の保険会社の主張する過失割合が妥当なものであるなら、弁護士に過大な期待を抱いてはいけません。

慰謝料は上がる可能性はある

しかし、弁護士が示談に介入すると損害賠償を「弁護士基準」で交渉するので、たとえ過失割合が変わらなくても大幅に慰謝料などが増額する可能性はあります。

弁護士基準で請求することができれば、慰謝料などの金額が、被害者自身が交渉で提示された額の2倍、3倍になることもめずらしくありません。

弁護士に依頼すれば、過失割合についてはこちらの主張が通らなくても、他の部分では満足出来る結果に至る可能性があります。

関連記事
弁護士基準で慰謝料を計算すると増額が期待できる理由
交通事故に遭ったら、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料の3種類の慰謝料を請求することができます。また、算出する…[続きを読む]
関連記事
2022年版「赤い本」で交通事故の入通院慰謝料を計算する方法
この記事は、「赤い本」だけでなく「青本」や「弁護士基準」について、また、実際に「赤い本」の基準を使った慰謝料の計算方…[続きを読む]

【後悔5】後遺障害認定で納得できる結果が出ない

交通事故の被害者が、弁護士に不満を抱える原因に「後遺障害等級の認定結果に納得できない」ことが挙げられます。

後遺障害が残ったときに適切な補償を受けるには、後遺障害等級の認定を受けなければなりなません。

しかし、弁護士に依頼したからと言って必ずしも納得できる後遺障害等級が認定されるとは限らず失敗・後悔するケースがあります。

弁護士相談時に、等級認定の可能性があるか確認する

後遺障害等級には、等級ごとに認定の基準が定められており、当然それを満たさなければ認定を受けることはできず、事故と後遺障害との因果関係も求められます。

また、むち打ち症などでは、自覚症状しかないことが多く、弁護士が介入しても納得できる後遺障害等級が認定されないケースもあります。

弁護士に相談する際には、事故で受傷した状況、治療の経過、医師から告げられている内容などをきちんと伝えて、等級認定の可能性があるのか、確認することが重要です。

「弁護士に依頼さえすれば望んだ後遺障害等級が認定される」と思っていると、期待外れの結果となって後悔する可能性があります。

関連記事
後遺障害とは
後遺障害とは?交通事故の後遺症が残った場合に知っておきたいこと
交通事故で後遺障害認定受けるために必要なことをご存知ですか?後遺障害とは何か、後遺障害として認定されるメリットやデメ…[続きを読む]

弁護士に交通事故案件を依頼して後悔しないために

弁護士に交通事故案件を依頼して後悔しないためには、まずは自分の置かれた状況を正しく把握することと、そして信頼できる弁護士を選ぶことが重要です。

解決の過程で弁護士と良くコミュニケーションをとり、最終的にどうしてその選択をするのか理解し受け入れてこそ「依頼して良かった」と思えるものです。

ただ、すでに交通事故案件を弁護士に依頼はしているが、時間がかかるとか示談進まないとか、どうしても今依頼している弁護士が気に入らない方もいるでしょう。その場合は、弁護士を変えるというのも一つの手段です。

関連記事
弁護士変更
弁護士が頼りない!交通事故の弁護士を変える時の流れ
せっかく弁護士費用を払って弁護士に示談交渉を依頼しても、実は交通事故に強くなかったり相性が悪くて話しにくかったりする…[続きを読む]

なお、交通事故案件をまだ弁護士に連絡も相談もしていない方は、後悔しない解決をするために、まずは交通事故に積極的に取り組んでいる弁護士を探して相談するところから始めましょう。

関連記事
交通事故に強い弁護士
知っている人だけが得をする!交通事故に強い弁護士の選び方とは?
交通事故に強い弁護士ってそもそもいるのだろうか?という疑問を持つ方も少なくありません。交通事故の示談金は、弁護士の力…[続きを読む]

交通事故に強い弁護士に無料相談できます

  1. 保険会社が提示した示談金・慰謝料に不満だ
  2. 事故の加害者・保険会社との示談交渉が進まない
  3. 適正な後遺障害等級認定を受けたい

弁護士に相談することで、これらの問題の解決が望めます。
保険会社任せの示談で後悔しないためにも、1人で悩まず、今すぐ弁護士に相談しましょう。

交通事故の無料相談ができる事務所
【東京都・港区・六本木】
ベリーベスト法律事務所・東京
  • 初回無料相談
  • 土日対応可能
  • 慰謝料無料診断
交通事故 全国対応の「交通事故専門チーム」によるサポートが特徴の法律事務所です。まずは、交通事故専門チームによる「慰謝料無料診断」をご利用下さい。
交通事故慰謝料でお悩みなら今すぐ弁護士にご相談を
050-5267-6329
[電話受付]平日 9:30~21:00 土日祝 9:30~18:00
都道府県から交通事故に強い弁護士を探す

あなたへおすすめの記事

この記事が役に立ったらシェアしてください!