交通事故の慰謝料とは|いくらもらった?相場の計算方法と増額方法【2024年まとめ】
交通事故における慰謝料の相場、いくらもらえたのか、計算方法と増額方法をわかりやすく解説致します。交通事故で保険会社か…[続きを読む]
交通事故の際、弁護士に依頼することは一般的です。
それにもかかわらず、多くの人々は弁護士が交通事故の示談に関与する理由を理解していないかもしれません。
事故に巻き込まれた側として、不安や恐れを感じる人もいれば、憤りを感じる人もいるでしょう。
今回は、交通事故に関連して弁護士を介入させる背景、入ってもらった理由と、示談の場で弁護士が関わる場合の対応方法について詳しく説明します。
目次
事故で弁護士に入ってもらった最大の理由は、被害者が請求できる「慰謝料」の金額を増額するためであると言えます。
なぜなら、相手の任意保険会社に任せるだけでは、通常は低額の慰謝料しか提示されないからです。
弁護士に入ってもらうと、慰謝料を弁護士の基準に基づいて計算し、適正な請求が可能となります。
この場合、弁護士費用を支払ったとしても、多くの場合で慰謝料の増額分でプラスになるため、多くの人が弁護士に依頼するケースが多いのです。
事故で弁護士に入ってもらったという場合、多くの人が争いのイメージを持つかもしれません。
しかし、実際には被害者が自身の任意保険に「弁護士費用特約」を付帯している場合、実質的に無料で弁護士に依頼することが可能です。
このような特約があるため、状況がそれほど険悪でなくても、多くの人が弁護士に相談し、間に入ってもらうことを選ぶのです。
事故で弁護士に入ってもらったという場合、加害者が無保険状態で、無免許や何らかの違反をしている場合が考えられます。
交通事故で何かしらの違反を加害者が行ったとしても、その場で警察に即時逮捕されないこともあります。
今後、自分はどうなるのか分からないということで、弁護士に相談して間に入ってもらうケースがあります。
ただ、加害者の場合は、弁護士が入っても特に状況が変わらないことも多いため、弁護士側が依頼を断るケースも多いでしょう。
事故で弁護士に入ってもらったという場合、過失割合が10対0の状況が考えられます。
過失割合が10対0の場合、被害者側の任意保険会社は法的に相手側との示談交渉を行うことができません。
そのため、被害者は自身の任意保険に付帯している弁護士費用特約を利用し、弁護士に依頼して示談交渉を代行してもらうケースがあります。
ちなみに、追突事故などが典型的な例で、過失割合が10対0の事故としてよく見られます。
事故で弁護士に入ってもらった場合、互いに揉めていた状況が考えられます。
過失割合や修理代(特に新車)などに関して納得がいかず、当事者間での紛争が生じているため、弁護士の介入が必要とされるケースも多くあります。
このような状況では、弁護士は依頼者の利益を代表し、紛争の解決に向けて交渉や法的手続きを行います。
弁護士の専門知識や交渉力を活かして、公正な解決を図ることが目的となります。
弁護士が示談交渉に出てきた場合、自身も弁護士に相談することが最も迅速な対応方法かもしれません。
なぜなら、交通事故の問題では、特に被害者の場合、無料相談を受け付けている弁護士事務所が多いからです(ただし加害者の場合は、相談を受け付けていないケースもあるため、留意が必要です)。
自身のケースについて弁護士に相談し、自分が弁護士を立てるべきかどうかを判断することが最初のステップとも言えるでしょう。
被害者側が慰謝料を増額するために弁護士に依頼するケースが存在します。
この場合、加害者側が任意保険に加入している限り、加害者自身には特にダメージはありません。
なぜなら、加害者の代わりに加害者側の任意保険会社が損害を被るだけの話だからです。
そのため、加害者自身は慌てる必要もなく、弁護士に依頼する必要もない場合が実際には多いです。
上記のように弁護士に相談した結果、弁護士の介入が有益と判断された場合は、積極的に依頼することをおすすめします。
弁護士は法的な専門知識と経験を持ち、被害者の権益を守るために行動します。
弁護士は示談交渉において強力な交渉力を発揮します。相手方や保険会社との交渉において、適切な慰謝料の支払いや公正な解決を目指します。
今回は、事故で弁護士に依頼する理由や、示談交渉で弁護士が出てきた場合の対処方法について説明しました。
弁護士に依頼することには多くのメリットがありますが、相手方から示談交渉時に突然弁護士が出てきたら驚くかもしれません。
まずは交通事故に強い弁護士に相談し、自身の状況を評価してどのように対処すべきかを検討してみましょう。
弁護士は適切なアドバイスを提供してくれます。