【10対0事故】怪我なしでもらえる示談金の相場と注意点を詳しく解説

10対0事故、つまりもらい事故でなおかつ「怪我なし」の軽い接触事故の場合、示談金の相場について気になる方もいるかもしれません。

事故の場合、怪我や精神的苦痛、収入の喪失など、被害者の損害の程度が示談金に影響します。

では、追突されたけど怪我がない場合などはどうなるのでしょうか?例えば慰謝料をいくらもえるのか、いくら請求できるのでしょうか。

この記事では、Yahoo!知恵袋やブログなどでも話題の、10対0事故で軽い接触事故で怪我がない場合にもらえる慰謝料、示談金の相場について解説します。

軽い接触事故|10対0の示談金の内訳とは

追突されて10対0の交通事故にあった場合の「示談金」には、さまざまな項目が含まれます。

なぜなら、示談金は「1つの損害」だけではなく、複数の損害が組み合わさったものだからです。

交通事故の示談金の内訳(人身事故・死亡事故・物損事故)

怪我あり|人身事故の示談金の内訳

10対0のもらい事故、人身事故の場合の示談金には、以下のような内容の損害が含まれます。

  •  治療費
  •  付添看護費用
  •  入院雑費
  •  通院交通費
  •  休業損害
  •  入通院慰謝料
  •  器具・装具の費用
  •  後遺障害慰謝料
  •  後遺障害逸失利益
  •  自宅改装費用
  •  介護費用

しかし、上記はあくまで「人身事故の示談金」の内訳です。

つまり「怪我あり」の時の示談金であるので、「怪我なし」の場合は、上記の項目は請求できません。

物損のもらい事故で「治療費」や「慰謝料」はいくらもらえるかというと、全く請求できないわけです。

怪我なし|物損事故の示談金の内訳

一方で10対0の怪我なしの物損事故の場合の示談金には、以下のような内容の損害が含まれています。

  •  修理代
  •  買い換え費用
  •  代車費用
  •  評価損
  •  荷物の損害
  •  休車損害

特殊な事例を除いて、車の「修理費用」が示談金の大部分を占めることになります。

つまり、「俺の新車にぶつけたんだから迷惑料を払え」といった主張は通用しないことになります。

示談金の主な内容は修理費用です。

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10対0事故の怪我なしでいくらもらえる?示談金の相場とは

述べた内容から明らかな通り、軽い接触事故で10対0事故で怪我なしの場合の示談金相場は主に「修理費用」に基づきます。

具体的には、数万円から数十万円の範囲が一般的な金額相場とされます。

修理がドアの交換・修理だけで済む場合はもちろん比較的安価に抑えられますが、フレームやバンパーの交換・修理などが必要な場合は高額になる傾向があります。

10対0の怪我なし事故もしっかり保険会社を通すべき

10対0の怪我なし事故の場合、軽い接触事故が多いため、その場で示談をしてしまおうとするケースもよく見られます。

一般的に、軽微な損傷や修理が簡単に済むような事故では、交通警察が事故現場に駆けつけることなく、運転者同士で話し合い、示談を成立させることが行われることがあります。

しかし、その場で示談を成立させる際には注意が必要です。修理費用だけでなく、後からわかるかもしれない隠れた損傷や怪我なども考慮する必要があります。

そのため、示談交渉においてはすぐに合意するのではなく、事故の状況をよく確認し、十分な時間をかけて検討することが大切です。

もし示談交渉が難しい場合や不安がある場合は、弁護士や交通事故の専門家に相談することで、適切な対応ができるでしょう。

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まとめ

この記事では、Yahoo!知恵袋やブログなどでも話題の、10対0事故で軽い接触事故で怪我なしの場合にもらえる示談金の相場、いくらもらえるかについて解説致しました。

怪我なしの場合は、原則慰謝料や迷惑料といったお金は請求できません。そのため、普通に修理代だけの請求になることが多いです。

一般的な傾向として、軽い接触事故で怪我なしの場合は、比較的小規模な金額で示談が成立することが多いでしょう。

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