交通事故の相手に許してもらえる謝罪の言葉・訪問のマナーとは?

謝罪
  • 交通事故を起こして相手にけがをさせてしまった…被害者に謝罪すべきだろうか?
  • 加害者は被害者に謝罪すべきでしょうか?

保険会社から「直接の連絡は控えるように」と言われるケースも多いので、謝罪しないで放置してしまう方も多数おられます。

しかし交通事故後の謝罪は重要です。謝罪しなかったことで後にいろいろな不利益が発生する可能性もあるので、必ずマナーを守りながら謝罪しましょう。

以下では交通事故の被害者に許してもらうための謝罪マナー、特に訪問が玄関先までの場合について、解説していきます。

謝罪のタイミング

交通事故後、謝罪した方が良いのかどうか迷いながらも何もしないまま時間が経過してしまうケースがあります。しかし謝罪はなるべく早くすべきです。時間が経過してから謝罪の連絡をしても「今更何を言っているのか」などと被害者の反感を買うおそれが高まります。

事故を起こしたら3日以内には謝罪の連絡を入れて「お見舞いに行きたい」と申し入れましょう。

謝罪の方法

謝罪の方法として「電話」か「訪問・お見舞い」か迷う方もおられますが、基本的に「訪問・お見舞い」をお勧めします。電話で謝るだけでは相手が軽く扱われていると感じ「不誠実」と受け止めるおそれがあるからです。

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謝罪の流れ

具体的に謝罪するときにはどうすれば良いのか、流れをみていきます。

アポをとる

まずは被害者に連絡を入れて、アポを取りましょう。アポなしでいきなり伺うと失礼と受け止められる可能性もありますし、不在にされるおそれもあります。
被害者の連絡先がわからないときには交通事故証明書を取得すれば、住所や電話番号が書いてあります。
相手を驚かせたり警戒させたりしないように、以下のような言葉を伝えましょう。

名乗って謝る

まずは交通事故の加害者であることを伝え、名を名乗りましょう。自己紹介もせずにいきなり電話で話し始めたら非常識な人だと思われます。その上で先日の事故についてのお詫びの言葉を述べ、現在のお加減などを尋ねて心配している気持ちを伝えましょう。

謝罪に伺いたいと伝える

次に、一度お詫びに伺いたいと伝えます。

予定を調整してアポを取る

被害者が謝罪に来てくれても良いといのであれば、予定を聞いて都合の良い日にちを設定しましょう。

重ねて謝る

最後に「本当にこのたびは申し訳ありませんでした」などと伝え、電話を切りましょう。

お見舞いのお品を用意する

アポを取ったら、お見舞いのお品を用意しましょう。手ぶらでお見舞いに行くのは失礼です。

ただあまり高額なものを買うと、返って気を使わせてしまいますし「何を考えているのだろう?」と気味悪がられたり嫌みに受け止められたりするおそれもあります。

5000円から1万円程度の菓子折を用意するのが無難でしょう。

花には花言葉などの意味合いがあって相手がどう受け止めるかわからないので、控える方が良いです。

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被害者宅への交通手段について

被害者宅へ伺うときには、公共交通機関かタクシーを利用しましょう。マイカーを使ってはなりません。相手に「反省がない」と受け止められてしまいます。

具体的な謝罪の方法、言い方

玄関口で謝罪をする

相手の家に着いたら深呼吸をしてインターホンを鳴らしましょう。被害者が玄関口に出てきたら、その場で謝罪をします。基本的に家に入ろうとすべきではありません。
ただし被害者が「ここでそんなことをされては迷惑です」と言うのであれば家に入れていただいてもかまいません。

謝罪の方法や言葉遣い

謝罪の際には、まずは「このたびは大変なご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。心より反省しております。」と謝罪の気持ちを伝えましょう。
そして「心からお見舞い申し上げます。お加減はいかがでしょうか?」などとけがの状態への気遣いを示します。
賠償問題についてもひと言触れるべきです。「賠償金については保険を通じて誠心誠意、対応させていただきます」と伝え被害者を安心させましょう。

お見舞い品の渡し方

その上で用意してきた菓子折を渡します。「心ばかりのものですが、どうかお納めください」などと言いながら受け取ってもらいましょう。被害者としては「要らない」と言う可能性もありますが「本当に気持ちだけのものですので、どうかお受け取り下さい」と言って何とか受け取ってもらうべきです。もしも受け取ってもらえなかった場合、玄関先において帰ってくると良いでしょう。

再度謝罪の言葉を述べて帰宅する

一連のやり取りが終了したら「本当にこのたびは申し訳ありませんでした」と再度謝罪の言葉を述べて、帰宅しましょう。

謝罪するときの服装

謝罪に行くときには、礼装は不要ですが失礼にならない程度に「きちんとした」服装が望ましいです。たとえばグレーのスーツ、女性なら地味な色のワンピースなどでもかまいません。露出が激しいものやカジュアルすぎるものは避けてください。また高級感のあるものも嫌みになるので避けるべきです。

訪問は1度でいいのか?何回もすべき?

謝罪の訪問は、基本的に1回で大丈夫です。ただし相手が重傷で当初のお見舞い時にはあまり気持ちを伝えられなかった場合などには、回復してきた頃に再度お伺いを立てると丁寧です。2回目の訪問を断られた場合には、無理に行く必要はありません。

保険会社から「直接連絡してはならない」と言われている場合

交通事故では保険会社から「直接被害者に連絡しないように」と言われているケースがあります。その場合、アポを入れる前に保険会社に連絡して「どうしても謝罪に伺いたいので許してほしい」と言いましょう。「それなら行ってきてかまわない」と言われるケースもありますし、保険会社の職員が同伴する条件で訪問を認めてもらえるケースもあります。
保険会社に告げずにこっそり謝罪に行くとトラブルになる可能性があり、お勧めではありません。

訪問を拒否された場合の対処法

被害者に謝罪に伺いたい旨連絡を入れても、被害者が怒っていて「絶対に来てほしくない」と強く拒絶されるケースがあるものです。
その場合には、謝罪のお手紙を送付しましょう。

謝罪の手紙の書き方

謝罪の手紙はなるべく「直筆」で書きましょう。字が下手でも丁寧に書いていれば、気持ちが伝わります。パソコンを使うと冷たい印象を与えてしまいますし「本当に本人が書いたか分からない」などと思われる可能性もあるので控えましょう。

紙は「便せん」を使います。レポート用紙やノートのちぎったもの、パソコン用の印刷用紙などを使ってはいけません。

筆記具は鉛筆ではなく「ボールペン」を利用しましょう。間違ったときには修正液を使わずできれば全部を書き直すべきです。
送付に使う封筒は、市販されているものでかまいません。茶封筒ではなく二重になっている白無地のものを使いましょう。

謝罪文の文面

文面は、お詫びの気持ちと賠償金をきちんと支払うことを簡潔に書けば良いです。交通事故の状況などくどくどと述べ立てても言い訳がましいと思われるだけなので、余計なことは書かない方が無難です。

ただし「すみませんでした」の一文などではあまりに非常識ですから、きちんと「拝啓 時候の挨拶」から入って謝罪、お見舞いの言葉、賠償金を支払うこと、重ねて謝罪など、順を追って書き入れて文末を「敬具」でくくり、きちんとした「お手紙」にすべきです。

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交通事故で謝罪をしないと相手の心証が悪くなるだけではなく、刑事事件でも不利に評価されるリスクがあります。今回の記事を参考に、きちんと謝罪を行ってください。

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