死亡事故と加害者|遺族へお見舞い・香典は?事故で相手が亡くなった場合

交通事故の遺族へお見舞いは行くべき?いかないべきか?

もしあなたが交通事故を起こして相手を死亡させてしまった場合、特にあなたの誠意が問われる場面が、交通事故被害者の遺族へのお見舞いです。

保険会社の担当者が、『あとは当社にお任せください』と言ったとしても、被害者側の遺族にしてみれば、『事故を起こしたのは保険会社ではなくあなたでしょう!」と言いたくもなることでしょう。

被害者側にとって、「お金の問題」と「誠意」とは別物だということを、加害者側はしっかり理解する必要があります。
しかるべきタイミングで誠意を「形」で示すことが、示談交渉の席につく第一歩だと心がけましょう。

ここでは、交通事故死亡事故の遺族への対応でお悩みの方に、遺族へのお見舞いや香典・葬儀の参列においての注意点、49日間の注意点を解説します。

被害者側の心情に配慮した「道義的責任」とは

謝罪の有無で何が変わるか

被害者(もしくは遺族)への謝罪は、常識的に考えても当然のことです。葬儀への参列以前に、謝罪の有無で加害者への被害感情は大きく変わってきます。

保険会社に任せていることを理由に「あとは保険会社に一任していますので」の一点張りでは、謝罪の気持ち一つもない加害者だと思われてしまいます。

しかし、しっかりと謝罪をして道義的責任を果たさなければ、示談が難しくなります

たとえ仕事が忙しくても、加害者は「道義的責任」を果たさなければなりません。これは、損害賠償を支払うなどといった責任とは全く別のものです。

責任をどう果たすべきか

道義的責任」を果たすためには、少なくとも「お見舞いには行くべき」です。

万が一、自分も怪我をして入院している場合でも、身内の人間などに代わりに見舞いに行ってもらうようにお願いをする方が良いでしょう。

加害者自身も辛く大変ではあると思いますが、自分が被害者であったらどうでしょうか?

被害者の気持ちを考えれば、自ずと自分がとるべき行動が見えてくると思います。

香典と葬儀への参列で気を付けるべき6箇条

以下は、香典など加害者が被害者の葬儀に参列する際に気をつけるべき事項を解説します。

遺族からすれば、加害者は最愛の肉親を殺した憎むべき殺人犯であり、一家に深い哀しみをもたらした張本人です。

事故の罪を十分に償う覚悟と、こうした事故を二度と起こさないという深い反省、それに哀悼の気持ちを遺族に寄せる態度をとることが、加害者として最低限必要です。

例えば、以下のようなことが考えられるでしょう。

  • 1人で行かない
    友人や会社の上司、家族の者と一緒に行きましょう。
  • 禁句に気をつける
    「どんなことでもさせて頂きます」「できるだけのことをいたします」などは言ってはいけません。
  • 香典の金額
    近親者の出す金額より3割~5割多い金額が目安です。
    また、会社が事故の当事者として会社名義で贈る香典は、個人の包む金額の3倍~5倍が目安です。
  • 供物・花は不要
    贈り主の名前が書かれ、大勢の人の目に触れ、よけいな刺激を与えるだけです。
  • 不祝儀袋
    どの宗教にでもつかえる「御霊前」が無難です。
  • 香典は必ず渡す
    「あなたから頂く訳にはいかない」と出した香典を断られた場合、遺族の気持ちを尊重して一旦は出した香典を引込めても、必ず列席している親戚の人を通して渡すべきです。香典は持ち帰るべきではありません。

もし香典を持ち帰ると、示談交渉にも悪い影響を与えることがあります。例えば、事情を知らない親戚や第三者に、「葬儀では香典すら持ってこなかった。誠意のない輩だ!」などと非難される可能性すらあります。

そうすると、示談交渉が滞る恐れも出て来ます。香典は必ず渡して帰るようにしましょう。

よくある質問

事故から49日間の注意点とは?

事故から49日間が、加害者側が実刑を受けるかどうかの重要な節目となると言われています。この期間中の対応が、その後の量刑に大きな影響を与えます。

警察に拘留されている場合は解放され次第、できる限り早く被害者遺族のもとへ赴き、謝罪と焼香を行うことが賢明です。体調不良などで直接赴けない場合は、家族に代わりを立ててもらうなど代理を立てることになります。

裁判の際、判事は加害者側の反省や遺族への誠意を最も重視するからです。

事故から49日間という期限までに、できる限りの対応をすることが肝心です。遺族に対し誠心誠意を尽くし、早期に対応を示すことが求められているのです。

ひき逃げ、暴走行為による死亡事故に情状酌量はありますか?

麻薬などの違法薬物、飲酒、ひき逃げ、暴走行為に情状酌量の余地などありません。

ドライバーは、自分の運転で誰かの命を奪ってしまうことのないよう、常に安全運転を心がけましょう。

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