青切符の「罰金と点数」を完璧に知っておく!【2023年度版】
最近「ネズミ捕り」マップのアプリ化なども話題となりましたが、このような「ネズミ捕り」にあって、速度超過で青切符を来ら…[続きを読む]
北海道で一家4人死亡事故があり、ひき逃げ容疑で飲酒運転をしていた男が逮捕されました。
この事故は、飲酒運転というだけでなく、完全に制限速度オーバーのスピード違反であり、青切符で罰金どころの話ではありません。背筋も凍る悪質で悲惨な事故でした。
また、自転車の運転をしていた方に赤切符が切られたニュースもありました。悪質な信号無視をした自転車に対して、愛知県だけで13件も赤切符が切られたようです。
略式起訴されて罰金刑などの刑罰が科されば、前科がつきます。罰金も前科なのです。
この記事では、重大な交通違反の場合に渡される「赤切符(赤キップ)」について詳しく説明します。
尚、青切符(青キップ)につきましては、以下の記事をご覧ください。
赤切符とは、飲酒運転や無免許運転などの重大な違反の場合に渡されるもので、紙が赤いために赤切符と呼ばれています(青切符の紙は青色です)。
赤切符がきられると、所定の「交通違反点数」を引かれる事になるのは青切符同様です。この中でも、引かれる点数が6点以上のものが赤切符です。
そして、一定の点数以上がたまった場合に、所定の措置がとられる事となります(例えば、6点たまると免許停止の処分となります)。
違反内容によっては、免停どころか懲役刑になる可能性もあります。
上にも書きましたように、点数が6点以上の交通違反を赤切符と呼んでいます。
赤切符には青切符のような反則金はありません。代わりに、刑事裁判(略式裁判)により「罰金刑」が科せられる事になります。
具体的な罰金の額は、裁判官が判決により決定しますが、おおむね以下の表の金額に近いものになります。
交通違反の種類 | 点数 | 罰金の目安 |
---|---|---|
酒酔い運転 | 25 | 100万円以下 |
酒気帯び運転0.25以上 | 13 | 50万円以下 |
速度超過50km以上 | 12 | 10万円 |
速度超過30km〜50km | 6 | 6〜8万円 |
麻薬等運転 | 25 | 50万円以下 |
無免許運転 | 19 | 15〜20万円 |
無車検運行等 | 6 | 30万円以下 |
無保険運行 | 6 | 50万円以下 |
ちなみに、赤切符の場合は罰金刑でも前科がついてしまい、犯罪者名簿にも掲載される事となってしまうのです。
交通違反の赤切符により上記の点数をつけられると、その点数が6点になった段階で免許停止処分となります。過去3年以内に前歴がなければ免停期間は30日です。
そして、さらに9点で60日の免停、12点で90日の免停、15点以上で免許取消となります。
なお、1年以上無事故無違反であれば、累積の点数は一度リセットされます
速度超過30km〜50kmは6点ですから、30kmのスピード違反でも30日の免停になると覚悟しておく必要があります。ドライバーの皆さんは、くれぐれも安全運転に気をつけましょう。