青切符の「罰金と点数」を完璧に知っておく!【2024年度最新】
青切符にサインしてしまった場合にしろ、サインをしない場合にしろ、拒否や無視するとその後どうなるか、また警察の指紋採取…[続きを読む]
飲酒運転かつ完全に制限速度オーバーのスピード違反で、背筋も凍る悪質で悲惨な事故が起こることがあります。
また、自転車の運転をしていた方に赤切符が切られたニュースもありました。悪質な信号無視をした自転車に対して、愛知県だけで13件も赤切符が切られたようです。
事故を起こして、略式起訴されて罰金刑などの刑罰が科されば、前科がつきます。罰金も前科なのです。
そこで今回は、重大な交通違反の場合に渡される「赤切符(赤キップ)」について、切られるとどうなるか、反則金はどうなるか、免停だけですむのかなどについて詳しく説明します。
尚、青切符(青キップ)につきましては、以下の記事をご覧ください。
赤切符とは、飲酒運転や無免許運転などの重大な違反の場合に渡されるもので、紙が赤いために赤切符と呼ばれています(青切符の紙は青色です)。
赤切符が切られるどうなるのでしょう。
所定の「交通違反点数」を引かれる事になるのは青切符同様です。
しかし、この中でも、引かれる点数が6点以上のものが赤切符です。
そして、一定の点数以上がたまった場合に、所定の措置がとられる事となります(例えば、6点たまると免許停止の処分となります)。
違反内容によっては、罰金と免停どころか懲役刑になる可能性もあります。
上にも書きましたように、点数が6点以上の交通違反を赤切符と呼んでいます。
赤切符には青切符のような「反則金」はありません。代わりに、刑事裁判(略式裁判)により「罰金刑」が科せられる事に前科がつきます。
具体的な罰金の額は、裁判官が判決により決定しますが、おおむね以下の表の金額に近いものになります。
交通違反の種類 | 点数 | 罰金はいくら?目安 |
---|---|---|
酒酔い運転 | 25 | 罰金100万円以下 |
酒気帯び運転0.25以上 | 13 | 罰金50万円以下 |
速度超過50km以上 | 12 | 罰金10万円 |
速度超過30km〜50km | 6 | 罰金6〜8万円 |
麻薬等運転 | 25 | 罰金50万円以下 |
無免許運転 | 19 | 罰金15〜20万円 |
無車検運行等 | 6 | 罰金30万円以下 |
無保険運行 | 6 | 罰金50万円以下 |
ちなみに、赤切符の場合は罰金刑でも前科がついてしまい、犯罪者名簿にも掲載される事となってしまうのです。
交通違反の前歴と前科は消えることはあるのでしょうか。
「前科」の場合、罰金刑なら支払い後5年、禁錮刑以上なら10年としてデータで保管されることになります。
つまり、その後も続けて罰金刑を受けなければ、10年で消えるというわけですが、その期間中に罰金以上の刑を受けないことが条件です。
赤切符の前科は一般に公開されず、日常生活への影響は少ないですので、あまり考えすぎない方が良いでしょう。
今回は、赤切符の罰金はいくらか、点数、前科になるのは、赤切符切られるとどうなるか、消えるか、免停になるか?などを解説しました。
交通違反の赤切符により上記の点数をつけられると、その点数が6点になった段階で免許停止処分となります。過去3年以内に前歴がなければ免停期間は30日です。
そして、さらに9点で60日の免停、12点で90日の免停、15点以上で免許取消となります。
なお、1年以上無事故無違反であれば、累積の点数は一度リセットされます
速度超過30km〜50kmは6点ですから、30kmのスピード違反でも30日の免停になると覚悟しておく必要があります。ドライバーの皆さんは、くれぐれも安全運転に気をつけましょう。