交通事故慰謝料の自動計算機【2023年最新版】
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後遺障害等級14級を目指している方々にとって、賠償金の上限が75万円であることを聞いたことがあるかもしれません。
しかし、その賠償金、つまり後遺障害慰謝料と逸失利益については、少なすぎると言えるでしょう。
賠償金を増額するにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、後遺障害14級に対する75万円の賠償金の意味と、増額するための方法を説明いたします。
まず重要なこととして、「後遺障害慰謝料」が75万円という金額に制限されているわけではありません。
以下は、自賠責保険の基準、任意保険の基準、または弁護士による基準に基づいた後遺障害慰謝料の一般的な相場です。
後遺障害14級の後遺障害慰謝料の金額相場 | ||
---|---|---|
自賠責基準の金額 | 任意保険基準の金額(※) | 弁護士・裁判基準の金額 |
32万円 | 40万円 | 110万円 |
※任意保険基準は、旧任意保険の統一支払基準を参考に記載
上記の通り、これらの相場には75万円という具体的な数字は含まれてないことが分かります。
それでは「後遺障害14級は75万円」という言い方は一体どこから出てきた数字なのでしょう。
後遺障害14級において、自賠責保険では「後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益」などとの合計額の上限が、75万円と定められています。
しかし、示談交渉や裁判で合意された金額が自賠責保険の上限の75万円を超えてしまう場合はもちろんあるのです。
よく誤解されがちですが、もし75万円を超えた場合は、超えた金額分については加害者側の「任意保険会社」が負担してくれます。
そのため、後遺障害14級の場合、75万円以上になると請求できないというわけではありません。
もちろん、加害者が任意保険に加入さえしていればの話ではあります。
まとめると、特殊な例をのぞいて、75万円という金額にこだわる必要はないと言えます。
後遺障害14級の慰謝料や逸失利益の計算は、原則として個人でも行うことが可能です。
ただし、逸失利益の評価は複雑な計算を要するため、簡単に75万円ですとか、100万円ですと言う風に言うことができず、やや手間がかかることがあります。そのため、弁護士などの専門家の支援を受けることが最も簡単な方法です。
しかし、専門家に相談する前に、慰謝料や逸失利益の相場を知りたいというニーズもあるかもしれません。
当ウェブサイトでは、後遺障害14級認定を狙う方に対しても、慰謝料や逸失利益の自動計算ツールを提供しておりますので、ぜひご活用いただければと思います。
75万円以上の賠償金を獲得することは可能ですが、後遺障害14級の場合、保険会社はしばしば低額な金額を提示することがあります。
このような問題を回避するためには、前述した「弁護士基準」による計算が必要です。
後遺障害14級を認定されたような重傷を負った被害者の場合、弁護士費用がかかっても、弁護士基準で計算する方が最終的な賠償金額は大幅に増えることがほとんどです。
先ほどの説明に示された通り、自賠責の基準では32万円でしたが、弁護士基準で計算すると110万円となり、3倍以上の金額になります。
そのため、弁護士に相談し、依頼することが非常に重要です。弁護士の専門知識と経験が、75万円以上になるであろう公正な賠償金の獲得に役立つことが多いのです。
今回は、後遺障害14級に対する75万円の賠償金の意味と、増額するための方法を説明致しました。
賠償金は、被害者が事故や他人の不法行為によって損害を受けた場合に、その損害を補償するために支払われる金額です。
賠償金増額のために経験豊富な個人損害賠償専門の弁護士に相談することが重要です。
弁護士は被害者の権利を代表し、適切な戦略を提案してくれます。まずは後遺障害14級認定を狙っている場合、交通事故に強い弁護士に相談をしましょう。