交差点の事故・自動車同士の出合い頭事故の過失割合をわかりやすく解説

渋谷スクランブル交差点

交差点で車と人が交通事故に遭う。また、信号が赤へ変化する直前に無理に交差点に突っ込み、車同士の衝突事故がおきる。運転手はアクセルとブレーキの踏み間違いをした等、悲惨なケースが後をたちません。

交通事故に多くのパターンがありますが、今回は「交差点での車同士の出合い頭事故」について学びましょう。過失割合を知ることで、保険会社から支払われる損害賠償額を正当な金額にしなくてはいけません。

交通事故の代表的な4つの事故

さて、交通事故の代表的な4つの事故は以下のとおりです。

1位 追突事故
2位 出合い頭事故(交差点事故、T字路事故)
3位 右直事故
4位 左折巻き込み

追突事故に次に多い事故が、出合頭事故。そして、交差点事故の約4割が出合い頭事故です。T字路事故や交差点事故の多くが、出合い頭事故で車同士が衝突したり接触する人身事故が多く発生しています。

出合い頭事故・交差点事故は、追突系の人身事故に比べ、件数は少ないですが、事故による怪我などのダメージが大きいのと過失割合で揉めるケースが多いのが特徴で、損害賠償額を計算する時、相場よりも大きく増額される場合があります。

また、事故発生時の車両のスピードが早いという特徴があり、結果として人身事故、死亡事故に繋がってしまうケースも多く相場より損害賠償額が大きい理由です。

交差点とは?

交差点とは、2本以上の道路が交わる場所を指します。2本以上の道路が交わり、横断歩道もあるため歩行者も通過するため、事故多発地点は、交差点であることが多いです。

最近ですと、横断歩行者と自動車の交通を完全に分離する方式のスクランブル交差点が、交通量が多い場所ですと設置されるようになりました。普通の交差点では、歩行者は青信号方向に横断できるだけですが、スクランブル交差点では全ての車両の進入を禁止し歩行者は斜めに横断することが出来ます。渋谷のスクランブル 交差点などが有名です。

交通事故が起きやすい交差点なので、スクランブル交差点以外にも、環状交差点も設置されています。

環状交差点【参考元】警視庁サイト(環状交差点の交通規制について)

環状交差点とは、車両の通行部分が環状(ドーナツ状)の形になっていて、車両が右回り(時計回り)に通行することが指定されている交差点をいいます。

右折がなくなることや、自然にスピードが落ちることで事故が減るといわれています。

交差点事故の過失割合は難しい!

(かなり難しい)
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出合い頭事故の過失割合、特に人身事故になってしまった交差点事故で揉めるポイントは”速度“と”信号の色”です。ほとんどのケースにおいて当事者双方の主張に「食い違い」が発生します。そのため過失割合や、損害賠償額の計算が難航します。

すなわち、人身事故被害者が時速80キロと認識しているにも関わらず、相手方から「40キロで運転していた」と言った主張や、信号が黄色や赤で交差点に進入したのに「青色」だっとと主張を受けることがあります。

これを推測する手がかりは、本人の証言以外だと「ドライブレコーダー」または、「付近の防犯カメラ映像」、後方車両の証言くらいです。ブレーキ痕で物理計算する方法もありますが、実際にはそんなに簡単ではないため、やはり映像が残っている事が好ましいと言えます。ドラレコで人身事故の損害賠償額の計算を失敗しないのが一番です。

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防犯カメラを探してみる

特に最近では交差点事故を防止するかのような防犯カメラを設置する店舗や住宅が増えたため、住宅街等であれば、比較的映像が残っている可能性があります。

ここで注意が必要なのは、居住用住宅に設置されている防犯カメラ映像は、古いものから上書きされて消されてしまう事があるということです。

例えばマンションに設置されている防犯カメラ映像などは、撮影から2週間ほど経過すると、自動的に古い映像は上書きされ消滅してしまう可能性がありますので、人身事故の証拠を確保するのであれば、T字路事故・交差点事故後できる限り早めに対処すべきでしょう。

ちなみに、加害者の相手が時速40キロと主張していて、あなた自身は80キロ以上は出していたように感じると言った食い違いが発生している場合は、あなたの方が「相手が時速80キロであった」という事を証明しなければなりません。

相手の主張の過失割合

それができなければ、原則として人身事故を起こした相手の主張のまま過失割合が処理される可能性があります。

これに対抗するためにも、できる限り早い段階で交通事故の損害賠償額の計算に強い弁護士のサポートを受ける事をお勧めします。保険会社に強気で攻め、相場より高額な賠償金を得ることができます。

交差点事故&T字路事故の過失割合(出合い頭事故)

その1:信号機がある交差点の場合

信号機が設置されている場合は、大前提として青信号側が優先です。従って、青信号直進車と信号無視車が車同士が出合い頭事故になった場合は、100:0の過失割合となります。これは当然でしょう。

なお、お互いに赤信号同士の場合は、痛み分けとなり50:50となります。

その2:信号機がない交差点の場合

この場合は、信号機がある場合に比べると若干複雑になります。
ポイントは、お互いの走行していた道路の「」です。

その3:道路幅がお互い同じ場合

道路交通法36条1項1号では、交差道路を「左方」から進行して来る車両が優先すると規定されています。
そのため、双方が同程度の速度で衝突した交通事故の場合は、

車同士の事故1:【左方車40:右方車60

これが基本過失割合となります。

それに対して、あとは車両同士の進入速度が考慮されます。すなわち、左方車が減速している場合は

車同士の事故2:【左方車20:右方車80

となり、反対に右方車が減速している場合は

車同士の事故3:【左方車60:右方車40

となります

その4:道路幅が異なる場合

この場合は、狭い道路から広い道路へと進入しようとする車両の過失割合が重く判断されます。

車同士の事故4:【狭い道走行車70:広い道走行車30

これが基本過失割合となります。

その5:一方が優先道路である場合

この場合は、優先道路へと進入する車両に大きな人身事故の過失があると判断されます。

車同士の事故:【優先道路進入車90:優先道路走行車10

交差点事故と出合い頭事故のまとめ

交差点事故と出合い頭事故の主な事例

  • 交差点事故が起きる前に、一時停止を怠ったまま、通過しようとして衝突した。
  • 交差点事故をおこす前、見通しが悪いにも関わらず、注意を怠った。
  • 交差点事故の前に、信号を無視したことによって、青信号直進車と衝突した。

交差点事故の過失割合認定3つのポイント

1:事故類型
2:信号機の有無
3:道路の幅員

この3つの要素は、人身事故になったT字路事故・交差点での事故において過失割合・相場より高い損害賠償額の計算に大きな影響を与えます。よく覚えておきましょう。

過失割合に強い弁護士に相談しよう

弱者救済の視点をとらず、一方的な自分の正当性を主張するドライバー、加害者はいます。こういった方々との交渉は、神経をすり減らし、事故による怪我だけの被害だけではなく、精神的な2次3次被害へ拡大する恐れもあります。

被害者が加害者側の保険会社の提示する過失割合に納得できず、保険会社も譲歩しないという場合、最終的には裁判で争うこととなります。その場合は、弁護士に依頼することになります。
弁護士費用の心配がありますが、自分の加入している任意保険の弁護士特約があれば、保険をつかって無料で弁護士費用を賄うことができます。自動車保険の等級も下がらず、翌年の保険料に影響はありません。

弁護士に保険会社との煩わしい過失割合の交渉を委任することで、精神的な負担からも解放され、弁護士相談、依頼は被害者にはメリットが大きいのです。
弁護士特約にはいっていれば、安心して裁判で争うことも可能です。過失割合に納得がいかない場合で、弁護士特約は、弁護士に相談しましょう。

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