交通事故の示談金と慰謝料はいつ振り込まれる?

振り込み

交通事故の被害に遭った後、治療費や交通費の出費、収入が減ることがあります。これらは、加害者から支払われる示談金で解決できるといっても、示談が成立し、いつ示談金(慰謝料)が振り込まれるのか?知っておきたいですよね。

そんな分かりづらい、交通事故の示談の流れや示談金の流れでも、多くの解決事例をみれば、解決までのおおよその期間が分かります。

今回は、不安な時間を少しでも早く終わらせるためにも、示談が成立し実際に、示談金(慰謝料)が振り込まれるまでの流れをご説明したいと思います。

交通事故後、示談金の振込みまでの流れ

まず、交通事故後にどのような流れで手続きが進んでいくのかをみていきましょう。交通事故後、示談金の振込みまでは以下のような手順で進行していきます。

交通事故後の手続きの流れ

過失割合の協議・同意→示談金額の交渉・確定→示談成立→示談金の振込み

交通事故発生からすべての手続きが終了するまでは通常3ヶ月程度かかります。時間がかかるケースでは、半年〜1年程度かかる場合もあります。時間がかかる理由は、過失割合について相手方が納得しなかったり、大きな事故で傷の完治に時間がかったりする場合があるためです。

このように、ここのケースによって、示談金が実際に振り込まれるまでの時間にはバラつきがあります。もっとも、それぞれの過程での具体的な内容を知っておけば、自分のケースでどのくらい時間がかかるのかを知ることもできると思います。

では、それぞれの内容を詳しくみてきましょう。

過失割合の協議〜同意まで

過失割合とは被害者・加害者の落ち度を図ること

事故後、保険会社や弁護士がまず始めることは過失割合の算定です。

過失割合とは、当該事故について被害者・加害者側それぞれにどれほどの落ち度があったかを定めることをいいます。過失割合は通常これまでの事例をもとに保険会社が判断します。例えば、車同士が交差点にて出合い頭の事故を起こした場合、「減速しなかった車が8、減速した車が2」というように判断を行います。

他には、歩行者と車の事故では車側に9-10割の過失があると算定されるケースが多くあります。というのも、過失割合の算定には危険性の高さが考慮されるためです。

例えば、人間が1人で歩行するよりも、車1台が走っている方がはるかに危険度が高くなりますよね。

このため、どうしても車の過失割合が高くなってしまいます(これ以外にも、前方不注意など具体的事情が判断要素となります)。

時間がかかるのは過失割合に納得しない場合

過失割合を定めることは、実際の示談金額の算定の基礎となるため、とても重要なステップです。これによって慰謝料の額も大きく変わってきます。

この過失割合を協議し、決定する段階では、それぞれの代理人や保険会社を通して行うのが通常です。

しかし、4:6でokなどの実際の決断をするのは被害者・加害者の本人です。ですので、どちらかが納得しない場合には、示談交渉自体が難航し、長い時間がかかります。

通常は事故発生から3-5日前後で話し合いがまとまりますが、納得しない場合には2週間以上かかる場合もあります。

もちろん、どちらかが納得しない場合にはそれぞれの代理人が「これ以上交渉しても過失割合は変わらない」ことを説明し、相手方を説得します。

もっとも、これでも納得しない場合には、裁判に発展することもあります。このような事態になってしまった場合には、何ヶ月もかかるケースもありえるといえるでしょう。

任意保険加入の場合は迅速に手続きが進行する

ちなみに、事故を起こした場合、慰謝料などの交渉をしてくれる代理人は任意保険に加入しているかどうかによって手続きが変わります。

任意保険に加入している場合は、任意保険の事故担当者が全て交渉を代わりに進めてくれます。

しかし、任意保険に加入していない場合は、自分自身で全ての交渉を行うか、実費で弁護士などの専門家を雇うかという選択になります。自分自身ですべての交渉を行うのは大変ですので、できる限り弁護士などの専門家に依頼することをおすすめします。

このように、過失割合の協議は示談交渉の要となります。ここをスムーズに突破すれば、それほど時間もかからず、示談成立まで進むことができるでしょう。

また、任意保険に加入しているかどうかも重要です。加入していない場合は、専門家に依頼することで解決までの時間を早めることができるでしょう。

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示談金額の確定

示談金額の確定に必要なのは主に2つ

過失割合の協議が終わったら、今度は示談金額の確定には入ります。過失割合の段階では、それぞれの落ち度の度合いを図るだけという抽象的なものでしたが、ここからは、実際に被害者が受け取る金額を決定する段階に入ります。

示談金として被害者が受け取る金額の項目は、いくつかに分けることができます。具体的には、慰謝料と損害賠償金です。そして、この中でも重要なのは、①傷害による慰謝料等と②車の買替え・修理費用の2つです。

①傷害による慰謝料等は主に3つ

傷害による慰謝料等には、傷害による慰謝料、治療及び関連費、休業損害金が含まれます。

傷害による慰謝料等とは、交通事故によって入院・治療などにより被った精神的苦痛に対する慰謝料のことです。また治療及び関連費は、治療にかかった実際の医療費や入院費用、通院費などで、通院にかかった交通費も含まれます。休業損害金とは、交通事故の治療により、会社など仕事を休まなければいけなくなった場合に、給料など得るべきであった利益に対する補償金です。

治療費・入院費は保険会社から病院などに直接支払われるのが通常です。また、傷害によって発生する慰謝料等の示談金は治療終了後の一括払いとなります。これは、治療が終了し完治したことが確定しないと、実際にかかったお金を算定できないためです。

もっとも、治療が終了まで支払いを待たなければいけない場合、治療費の工面が大変になります。そこで、保険会社によっては、一時金の支払い特約を設定している場合があります。例えば、搭乗者障害特約は、示談交渉完結前に、初期の段階で自分だけでなく家族や同乗者一時金を受けとることができます。

このように、傷害による慰謝料等には大きく3つの項目があります。また、支払いは原則として治療終了後ですが、任意保険によっては一時金が支払われることがあります。搭乗者障害特約や一時金支払いの項目があるかどうかをチェックしましょう。

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②車の買替え・修理費用の金額決定の仕組み

車の買い替え費用や修理費用は保険会社により保障されます。では、どのような流れで金額が決定されるのでしょうか。

車の価格は中古車としての市場価格

まず、事故により車の買い替えが必要な場合は、車の価値の金額が保険会社から提示されます。この車の価値については注意が必要です。

というのも、自動車の価値は購入した時の価値ではなく、乗っていた期間などが考慮され、「中古車としての市場価格が示談金価格」となるためです。

「任意保険でいくら支払っていたか」などは考慮されないので、この点は注意しましょう。また、過失割合と同様に、保険会社からの金額提示に被害者が同意することも必要です。

保険会社から金額を提示された場合に、金額を交渉したい場合、被害者としてできることもあります。

それは、同等の中古車の販売価格情報を保険会社に提示することです。自分が提示した中古車情報の価格が高い場合には、示談交渉で有利になる可能性があります。

加害者の任意保険特約が示談金額に反映される

このほかに被害者にとって有利であるのは、加害者の対物保険に対物超過費用特約が付いている場合です。

中古相場以上の修理代金や買取金額が補償されるため有利となります。

逆に、これがついていない場合には中古車相場以上の価値は補償してもらえないため、示談金額は低くなってしまいます。

加害者側の付帯特約の有無で示談金額が変わるのは理不尽に感じるかもしれません。しかし、これが実情の仕組みですので理解するほかありません。

最後に、車同士の事故で修理が必要な場合ですが、全額保険会社から修理費用が支払われますので安心してください。

このように、保険会社からの買い替え費用等の金額の提示があり、それに同意することで示談金額が決定します。

自分で交渉を有利に運ぶ方法もありますので、上記の流れや仕組みをしっかり理解しておきましょう。

示談の解決までのおおよその期間

まとめますと、交通事故にかかる示談の期間は下記のようになります。

損害額のみ争いのある示談期間3か月以内に示談がまとまるとが多い
過失割合に争いのある示談期間3か月以上かかることも多く、裁判に移行することもある
後遺障害等級の争いがある示談期間半年~1年以上示談がかかることもある
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示談成立→支払いまでは1週間程度

では、示談成立後はどのような流れで支払いとなるのでしょうか。

まず、上述したような示談交渉が終わった後は、示談書を作成します。
示談書とは、当該交通事故の過失割合、賠償金の内訳、金額などの示談交渉の内容に同意する書面のことです。

示談書に署名、押印をすることにより示談が成立することになります。

示談書が作成されたら、保険会社に郵送等で送付します。場合によっては、示談書の送付なしに手続きが進む場合もあります。

ここまで手続きが済めば、後は通常事務手続きのみです。具体的には、示談書を送付し、保険会社に到達したら、通常3-5日ほどで銀行口座に示談金が振り込まれます。

遅くても1週間以内には振込まれるでしょう。

仮に、1週間待っても振り込まれていない場合は、なんらかの手続上のミスが考えられます。自分で保険会社に問い合わせをしてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「交通事故の示談金と慰謝料はいつ振り込まれる?」をテーマに解説いたしました。

このように、示談までは事故によって期間が変わりますが、一度、示談成立すれば、支払いまでは通常そんなに時間はかかりません。通常は事務手続きにかかる日数のみであると理解しておきましょう。

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  5. 保険会社が提示した慰謝料が適正な金額かわからない

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