交通事故で通院7ヶ月・8ヶ月・9ヶ月!慰謝料の相場と増額方法は?

通院7、8、9カ月

交通事故でむちうちになったり骨折したりすると、通院期間が長引いて半年を超えるケースも多々あります。

治療期間が7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月となってきたとき、慰謝料はどのくらい支払ってもらえるものでしょうか?

後遺障害が残るかどうかでも慰謝料の金額は大きく変わってきます。

今回は交通事故で治療期間が6ヶ月以上となり、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月になった場合の慰謝料相場や増額させる方法をご紹介していきます。

交通事故の慰謝料の種類

交通事故に遭ったら被害者は大きな恐怖を感じますし、日常生活や仕事にも支障が発生して多大な精神的苦痛を受けます。そこで人身事故の被害者には慰謝料が支払われます。

交通事故の慰謝料には以下の2種類があります。

入通院慰謝料

交通事故でけがをしたことによって発生する慰謝料です。治療期間が長引くほど金額が上がります。

後遺障害慰謝料

後遺症が残って後遺障害認定されたときに認められる慰謝料です。後遺障害の程度が重症名ほど高額になります。

以下で通院7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月の場合にそれぞれの慰謝料がどのくらいになるのか、みていきましょう。

通院期間が7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月の入通院慰謝料の相場

入通院慰謝料は治療期間が長くなるほど高額になり、入院期間は通院期間より慰謝料が上がります。

相場の金額

治療期間入通院慰謝料
通院7ヶ月124万円
通院8ヶ月132万円
通院9ヶ月139万円
入院1ヶ月、通院半年149万円
入院1ヶ月、通院7ヶ月157万円
入院2ヶ月、通院7ヶ月188万円

治療期間が7~9ヶ月の場合、だいたい120~200万円程度の入通院慰謝料が認められるイメージです。

ただし、むちうちなどでMRIやレントゲンに何の異常も写らないケースでは、慰謝料は上記の3分の2程度に減額されます

またこの金額は裁判所や弁護士が使う「弁護士基準」に従ったものであり、任意保険会社や自賠責保険が計算するときにはさらに慰謝料が減額されます。

交通事故の後遺障害慰謝料の相場

次に後遺障害が残った場合の後遺障害慰謝料の相場をみていきましょう。

後遺障害には1級から14級までの等級があり、何級になるかで慰謝料の金額が異なります。等級が上がるほど症状が重いので慰謝料が増額されます。

通院期間が7~9ヶ月程度に及んでいる方の場合、それなりに重症なケースでしょうからさまざまな後遺障害が認定される可能性があります

脳障害、目、鼻、口の障害、内臓機能障害、神経系統の障害などさまざまな後遺障害があり、程度によって認定される等級が異なります。

もっとも重い1級の場合には2,800万円の後遺障害慰謝料が支払われます。1級になるのは植物状態になったケースや両手または両足がなくなったケース、両眼が失明したケースなどです。重度な高次脳機能障害のケースなどでも1級になる可能性があります。

追突事故で多いむちうちの場合には12級または14級に認定されるケースが多数です。

等級ごとの慰謝料の相場

等級弁護士基準
第1級2800万円
第2級2370万円
第3級1990万円
第4級1670万円
第5級1400万円
第6級1180万円
第7級1000万円
第8級830万円
第9級690万円
第10級550万円
第11級420万円
第12級290万円
第13級180万円
第14級110万円

上記の金額も弁護士に従った数値です。

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自分で任意保険会社と示談交渉すると慰謝料が減額される?

被害者が自分で保険会社と示談交渉をすると、残念ながら上記で紹介したほどの慰謝料は支払われません。任意保険会社は自社独自の低額な計算基準を採用するからです。

ためしに標準的な保険会社基準による入通院7~9ヶ月の慰謝料額を、上記の法的基準の金額と比べてみましょう。

任意保険会社の提示する平均的な入通院慰謝料

治療期間入通院慰謝料
(弁護士基準)
入通院慰謝料(任意保険基準)差額
通院7ヶ月124万円70.6万円-53.4万円
通院8ヶ月132万円76.9万円-55.1万円
通院9ヶ月139万円81.9万円-57.1万円
入院1ヶ月、通院半年149万円89.5万円-59.5万円
入院1ヶ月、通院7ヶ月157万円95.8万円-61.2万円
入院2ヶ月、通院7ヶ月188万円121万円-60万円

上記でご紹介した弁護士基準と比べると、任意保険基準だと大幅に減額されることがわかります。

また後遺障害慰謝料については任意保険基準の場合、法的基準の2分の1~3分の1程度に減額されます。

 

通院6ヶ月以上で、弁護士に依頼したらどの程度増額される?

被害者が自分で示談交渉をすると低額な任意保険会社の基準が適用されて慰謝料が下がりますが、弁護士に依頼すると法的基準が適用されるので慰謝料が大幅に増額されます。

治療期間が6ヶ月以上の場合、入通院慰謝料は50~60万円程度上がりますし後遺障害慰謝料は認定された等級により、2~3倍程度にまでアップします。たとえば骨折して後遺障害5級となった場合、自分で交渉すると700万円程度の後遺障害慰謝料しか支払われませんが弁護士に依頼すると1,400万円程度の後遺障害慰謝料が支払われます。

後遺障害慰謝料は入通院慰謝料以上に増額幅が大きいので、後遺障害が残った事案では弁護士に依頼しないと損になることが多いです。

後遺障害認定されるかされないかで、どのくらい慰謝料が変わる?

交通事故では「後遺障害認定」が非常に重要です

後遺障害が認められると後遺障害慰謝料と逸失利益という賠償金が支払われるので、全体的な賠償金額が大幅にアップするからです。

後遺障害慰謝料の金額は、最低等級である14級でも110万円、最高等級である1級なら2,800万円にもなります。もちろん後遺障害慰謝料は入通院慰謝料とは別に支払われます。

ただし後遺障害慰謝料を受け取るには、自賠責で後遺障害認定を受けなければなりません

そのためには自賠責の定める後遺障害認定基準に合致していることを証明する必要があります。

被害者が自分で手続きを進めると認定を受けにくくなるケースが多いので、確実を期するなら弁護士に依頼するようお勧めします。

できるだけ高額な慰謝料を獲得する方法とは

通院7~9ヶ月程度の方がなるべく高額な慰謝料を獲得するには、以下の3つの対応がポイントとなります。

弁護士に示談交渉を依頼する

まずは弁護士に示談交渉を依頼することが重要です。

被害者が自分で示談交渉をすると低額な保険会社基準を適用されて入通院慰謝料も後遺障害慰謝料も大きく減額されてしまいます。弁護士に依頼するだけで入通院慰謝料は1.5~1.8倍程度、後遺障害慰謝料は2~3倍程度にアップするので、依頼しない方が損になります。

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なるべく高い等級の後遺障害認定を受ける

交通事故後、けがが完治しなかった方はなるべく高い等級の後遺障害認定を目指しましょう。後遺障害慰謝料の金額は認定等級が高くなるほど高額になるからです。

そのためには確実な後遺障害診断書や検査資料等を用意して適切な方法で手続きを進める必要があります。自信がない方は弁護士に相談してみてください。

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過失割合を小さくする

交通事故の慰謝料を増額させたい場合、過失割合も重要な要素です。被害者の過失割合が大きくなると過失相殺によって慰謝料を含む賠償金を割合的に減額されてしまうからです。

過失割合についての適切な知識がない方の場合、最低限交通事故に詳しい弁護士にアドバイスをもらうべきですし、できれば示談交渉を依頼するのが得策です。

交通事故で通院 6ヶ月以上になった場合には、弁護士に依頼して費用を支払ってもリターンを得られる可能性が高いです

自分で示談交渉をするより満足できる結果を獲得できるケースが多いので、対処方法に迷われているなら一度、弁護士に相談してみて下さい。

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