交通事故の嘆願書の書き方まとめ!(裁判と加害者について)

交通死亡事故の加害者は刑事裁判の前に和解を

交通事故(人身事故)を起こすと、被害者に対する損害賠償はもちろんの事、刑事上の罪も問われ裁判への運びとなります。さらには「交通死亡事故」の加害者には大きな責任や刑罰が伴い、誠意のなさが明らかになると裁判所に呼び出し後、刑事告訴やら訴訟やもろもろ、最終的に禁錮刑ではなく懲役刑が待っています。

小さな人身事故・追突の加害者であっても刑事裁判・実刑になる可能性もあるわけです。交通事故をはじめ被害者がいるタイプの刑事事件の場合は、被害者の「感情」が被疑者の減刑に大きな影響を与えます。

例えば、人身事故の被害者から
「被疑者は反省しているから、裁判の中で寛大な処分にしてあげて下さい」
との和解の意見があがってこれば、一定の影響力はあります。

ですから、刑事裁判になる前に検察に出頭する前に、精一杯「お見舞い」「交通事故のお詫び」「誠意」を示す必要があります。裁判費用・期間の心配や謝罪の文例やフォーマットを探す前に、ちゃんとまず自分の言葉で謝罪をしましょう。それが何より一番大切です。

このように、被害者が被疑者(交通事故加害者の事)の処分を軽くしてもらえるよう裁判前に検察や警察に提出する書類のことを「嘆願書」と言います。人身事故の加害者となった場合は、この嘆願書が被害者から貰えるかどうかが、運命を分ける程の重要な意味があるのです。

示談して誠意を!被害者に嘆願書を書いてもらう

そもそも被害者は交通事故に遭って迷惑していますから、本来であれば裁判があっても嘆願書なんて書いてくれません。むしろ厳重に処分してほしいと望んでいるでしょう。そんな感情を抱いている被害者に嘆願書を書いてもらうには、交通事故の損害賠償について真摯に対応し、早期に示談を成立させて被害者側に誠意を見せることが大切です。

賠償金の減額などの交渉が長引くと、相手のもつ印象も悪くなりますので、嘆願書を書いてほしい場合は、強引な示談交渉はさけましょう。なお、嘆願書を提出すると、警察や検察もどのような経緯で交通事故の嘆願書が書かれたのかを被害者本人に確認することもあります。

ですから、被害者が心から書きたいと思って書いた嘆願書でなければ、当然意味はありません。また、嘆願書は交通事故被害者ではなくても書く事はできますが、裁判での減刑に影響を及ぼすような効力は期待できません。やはり被害者感情が重要という事です。

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減刑嘆願書の書き方と文例・例文・3つのステップ

減刑嘆願書を書いてもらうときは、次の点に注意しましょう。

ステップ1:文章は短く要点だけを書く。

減刑嘆願書はあまり長々と記載しても意味がありません。重要な事は、被害者が寛大な処分を望んでいるという事が、読んで理解できれば問題ありません。

ステップ2:誰が書いているのかを書く。

例文:「私は、いつ、どこで、だれの過失によって被害を受けた被害者の○です」と言った感じで嘆願書を書いている人が誰なのか、明確に分かるようにしましょう。

ステップ3:なぜ寛大な処分を望むのかの理由を書く。

そもそもなぜ被害者が交通事故嘆願書を書こうと思ったのか、その感情が重要です。一般的には、次のように書きます。

例文:「Xとの間で○月○日を以て示談が成立しました。被疑者は深く反省しており、私に対する損害賠償についても真摯に対応しています。よって今回についてはXに対して寛大な処分を強く望みます」

と言った感じです。
この理由が不自然であったり記載されていないと、警察や検察が疑いをもち、被害者本人に確認する可能性があります。

そして最後に、嘆願書を作成した日付と被害者の氏名住所と捺印をして完成です。

訴訟で実刑か?執行猶予か、不起訴処分か?

交通事故の嘆願書を書く事で、自転車事故だろうがバイク事故だろうが、加害者が刑事裁判において実刑になるところを執行猶予がついたり、そもそも不起訴となるような場合もありますので、被害者の理解が得られたならば、書いてもらう価値は加害者には多いにあるでしょう。

勤務先の就業規則では、「執行猶予の有無を問わず禁固刑以上は懲戒または諭旨解雇」と規定されているケースもあり、禁固刑、懲役刑になってしまうと解雇される恐れが生じます。罰金刑や不起訴になるように弁護士に示談交渉等を相談してみるのもよいでしょう。ただし、交通事故事案は、被害者のみの相談を受け付ける弁護士が多いことから、刑事事件に強く、加害者も対応している弁護士事務所に相談してみるとよいでしょう。

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